トラックス

解説

人気作家スティーブン・キングが監督デビューを果たした1986年製作のホラー映画「地獄のデビルトラック」を現代版としてリメイク。UFOに関する噂が絶えない軍事基地「エリア51」にほど近いネバダ州の小さな町。ある日、突如として無人のトラックたちが意思を持ったかのように走り出し、町の住人たちを襲いはじめた。トラックの襲撃をまぬがれた人々はドライブインのレストランに立てこもり、脱出の機会をうかがうが……。

1997年製作/99分/アメリカ
原題または英題:Trucks

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映画レビュー

2.5怪奇! 殺人トラック大襲来!

2013年1月16日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

単純

勝手にキング原作映画特集その12。 今回はパニックホラー『トラックス』を紹介! 舞台はエリア51近傍の田舎町。 突如意思を持ち、人間を次々と殺害し始めた車たち。 田舎町のダイナーに逃げ込んだ人々は必死で生き残り を図る……という物語。いやはや、B級な話じゃのう。 スティーブン・キングの短編集 『深夜勤務』に収録された『トラック』の映画化だ。 キング自身が監督を手掛けた『地獄のデビルトラック』 のリメイクという位置付けらしいが、そちらは未見です。 それはそれは素晴らしい映画という評判を聞いているが(爆)、 残念ながら近所の店ではレンタルしてないんすよね。 本作も、近所のマニアックなCDショップで偶然 売られていたDVD(¥500)を見つけて購入&鑑賞。 掘出し物だぜィヤッホォイと喜びながら観てみたが…… ¥500でも高過ぎたと思えるほど、音楽の安さ・ 編集の粗さ・役者陣の“あと一歩”感がスゴい(爆)。 (ヒロイン役のブレンダ・バーキは美人だけど) 1997年公開作だが、むかし衛星放送でやってた 50,60年代の白黒B級ホラーの感じを思い出します。 出来の良いヤツじゃなくて、『大蜥蜴の怪』とか あの辺の、ゆる〜い感じのヤツ。 車が意思を持った理由について 明確な説明が無い点は別に気にならないが、 (『ミスト』や大抵のゾンビ映画もそうだしね) 前述の点やラストも含めて色々と投げっ放しな展開が困りもの。 オモチャのトラックが襲い来るシーンなんて ギャグすれすれ、というかギャグ。 襲われた郵便屋さんの笑撃的な最期に注目だ! まぁそんな感じで、3分間隔でツッコミまくり ながら鑑賞していた僕だったのだが、ダイナーの 人々が心情を吐露し、連帯感が高まってゆくに連れ、 いつの間にやらこのキャラ達にちょっとだけ感情移入 している自分に気付く。人物描写はペラペラなのに、 そこも含めてなんか愛着が湧いてくるという不思議。 それに、豆電球程度には光るアイデアもある。 クライマックスで真っ黒な○○○○が登場した瞬間や 防護服に関するアイデアには「おぉっ」と ちょっとだけ身を乗り出してしまった。 (その後の展開がまた爆笑ものなんだけど) なので、なんだかんだ言いながら 最後まで観てしまう、どうにも憎めない映画。 チープな映画が好きな方ならオススメ……かね……。 大抵の人は判定2.5でも高過ぎると感じるでしょう……。 <了> ※2013.09初投稿

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