「芸術の結晶」ドクトル・ジバゴ(1965) everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
芸術の結晶
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すげぇ…の一言。
ロシアの激動の時代を背景に、変わらぬ愛情を描いた大河ドラマ。
丁寧な人物描写、テンポ良く運ぶストーリー、Yuriの感嘆と共に映される四季折々の自然の美しさ、迫力のクラシック音楽…により、長さを感じさせない大作でした。
凄すぎて大変な原作を、潔く省いたり変えたりと、ここまで上手くまとめたことも凄いです。(3人目の内縁の妻はバッサリ省略。)
毎年見られる季節の変化のように、
人の一生の浮き沈みのように、
ロシアの大きな、大きな歴史のうねりを観れた気がしました。
Yuriの詩を知りたいと思いましたが、彼の純粋な感性は言葉で語られることなく映像で伝わって来ました。これぞ映画ですよね。
Laraの人格面として、Yuriが惚れたLaraの看護ぶりというのを撮っても良かったかなとは思いました。
激動の時代を生き抜くには、愛だけでは心許ないのかも知れませんが、いかなる革命も武器も、愛だけは奪えないのです。
(そのまま使ったという有名な?事故シーンの叫び声…真の叫び声ってことですね…(゚д゚lll))
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