トータル・リコール(1990)のレビュー・感想・評価
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🅥🅔🅡🅗🅞🅔🅥🅔🅝最高!!
子供の頃に観て面白かったですが、2025年に観ても最高だと思いました。無駄の無い展開で、1本に色々詰め込んでいるのは、2020年代の映画にも中々無いと思います。洋ゲーの様な世界観で単に冒険・無双するだけでは無く、何度も騙そうとするシーンがあるのも良いですね。本作から35年経ちますが、自動運転の普及はまだで、火星への移住状況は謎です。本作で火星に新時代が訪れましたが、トランプとイーロン、スノーデンがディープ・ステートを撃滅して、日本が悪政の無い豊かな国になる事を日々願っています。
独特の世界観…
唯一無二の“いい映画”
久しぶりに今夜(2025/04/19)観ました。
巷にはリメイク版があるみたいですが、本作こそが『トータルリコール』なので、向こうには全く興味ありません。
本作の話など、今更とやかく語る必要はないでしょう。シャロン・ストーン、ディーン・ノリスらが、シュワちゃんの両脇をしっかり固めています。
レトロフューチャー然とするビジュアルや、手作り感のある火星の町並み、少し捻ってはあれど、分かりやすいストーリー展開など、現代の派手なCGやSFXを駆使した作品とは、一線を画す良さが本作にはあります。
ミュータントの女の子に優しく接するシュワちゃんの姿に、毎度ちょっぴりジーンとします🥺逆にミュータントだからこそ暮らしにくく、ベニーのような生き方を選ばざるをえないひともいるでしょう。そういう点ではなかなか考えさせられます。
他方、尺が113分と長く、中弛みは禁じえません。
また、今回はじめてCMありのアマプラ配信を視聴しました。CMのタイミングが規則的になるとありがたいですね。
最新の映画もいいですが、本作のようなクラシック映画もたまにはいいものですよ🎬✨
フライングダッチマンの奥さんの話だよ。
あれれ?
これは火星の話だっけ。
バーチャルリアリティの話で、
「彷徨えるオランダ人」つまり、
「フライングダッチマンの奥さん」の話じゃなかった?
そう、覚えていたんだけどねぇ。
てな、感想を持ったが、その頃はまだレビュー書いていなかったから、消された訳じゃない。
まぁ、今日は確か三回目の鑑賞。
やっばり、アングロサクソン人には、たまにはラテン系の女性とアヴァンチュール(死語 8年目の浮気さ!)を楽しみたいって感じたけどね。
ドイツ系の人にはシャロン・ストーンさんの方が好みだと思うけどね。
勿論、アジア系の僕はどちらもきれいだけど。
と言う落ちにならんと駄目でしょ。
火星へ行くなんて出鱈目な話だし、ましてや、温暖化で空気を取り戻すなんて、出鱈目過ぎるでしょ?
この映画がB級に見えるのは、この主人公の記憶だからね。彼の記憶を元に作られた話だもの。だから、B級感は当たり前さ。
最後を変えなきゃ傑作だと思う。
この頃はまだ、MSDOSの時代でGUIの発芽の時期。よくぞ、ここまでと思った物だ。
0290 ツーウイークス!何がなんでもツーウィークス
1990年公開
バグが肝心なところで発生するオバはん無敵。
タクシーがロボットの自動操縦で動くなど
中途半端に未来感が満載。
ミュータントも適当
しかしカオス感がSFであることにうまくなじんでいる。
シュワちゃん金的攻撃ばかりで可哀そう。
しかしタクシーロボを引きちぎるなど雑な対処面白い。
アイアンサイド刑事も衆人の前で拳銃ぶッ放し
シュワちゃんも撃たれた人を盾にするなど
ポール・バーホーベン演出も冴えている(どこが!)
シャロンストーンは主役を喰ったね。
ところで自分がヒーローになる夢って
いくらくらいするんでしょうね?
80点
初鑑賞 1991年2月11日 梅田スカラ座
配給 東宝東和
かなり既視感を覚えた。多くの影響を与えたSF映画の古典!?
1990年製作(113分/R15+)のアメリカ映画。原題または英題:Total Recall、配給:REGENTS、劇場公開日:2020年11月27日、その他の公開日:1990年12月1日(日本初公開)
「氷の微笑」(92)のポール・バーホーベンが監督で、迂闊にも見ている時は気が付かなかったが、シャロン・ストーンが主人公シュワルツェネッガーの監視役・偽妻で、シュワ君にぶち殺される役であった。
記憶を植え付けられるという設定で、映像も含めて既視感を感じたが、この映画が「マトリックス(1999)」や「インセプション(2010)」に大きな影響を与えたということなのか。
30年以上昔の映画であるが、ヒロインのレイチェル・ティコティンが有色人(父がロシア系ユダヤ人で母がプエルトリコ人)で、強くて逞しくしっかりとアクションもこなしていて、とても良かった。ヒロイン像がかなり現代的で、驚かされもした。どうやら時代の先をいっていたらしい。
最後が真っ白で終わっていて、全てが夢との解釈もあるらしいが、夢を見させる装置に入るところで大暴れしている映像や自分を殺したら現実に戻れなくなると主張する人間を撃ち殺すシーンも有り、十分に納得できないし、それでは面白くないと思った。現実だったのか、全部夢だったのか?この終わり方自体も、「インセプション」(着ているシャツの違いから明確に現実であると解読できるものであったが)に影響を与えてる?
監督ポール・バーホーベン、製作バズ・フェイトシャンズ ロナルド・シャセット、製作総指揮マリオ・カサール 、アンドリュー・バイナ、原作フィリップ・K・ディック、原案
ロナルド・シャセット、 ダン・オバノン 、ジョン・ポービル、脚本ロナルド・シャセット 、ダン・オバノン 、ゲイリー・ゴールドマン、撮影ヨスト・バカーノ、特殊メイクロブ・ボッティン、美術ウィリアム・サンデル、編集フランク・J・ユリオステ、衣装エリカ・エデル・フィリップス、音楽ジェリー・ゴールドスミス。
出演
ダグアーノルド・シュワルツェネッガー、メリーナレイチェル・ティコティン、ローリーシャロン・ストーン、リクターマイケル・アイアンサイド、ジョージマーシャル・ベル、ヘルムマイケル・チャンピオン、ベニーメル・ジョンソン・Jr.、エジェマーロイ・ブロックスミス、ローズマリー・ダンスモア、コーヘイゲンロニー・コックス。
SF+αの盛り合わせ!
記憶を取り戻したスパイが、敵対勢力に追われつつ火星に行き、ミュータントや様々な人種が入り乱れる中、アクション、ラブロマンスまでこなす。
映像は古いながら、SFチックなテクノロジーなんかも沢山出てくる(あの映像が出る電話が特に好み)。昔ならではのハリボテ感はあるけれども、違和感はそんなに感じなかった。今見てもうまく近未来感を演出できていたんじゃないかなーと思う。
そんな闇鍋チックな今作の見どころは、途中からこれは夢か?現実か?という謎まで出てくる。結局最後まで名言はされなかったが、それなりに映像の中に考察できる余地を残してくれていたのがポイント高い。
これだけの要素詰め合わせだと、夢なんじゃないか!?と思いたくなるところ。
ゴア要素は多めで、変装シーン、目玉が飛び出すシーンなんかも衝撃的。記憶に残る良いSFなのでは。
【“植え付けられた記憶”ポール・ヴァーホーヴェン御大が「ロボコップ」の大ヒット後、自身の変態性を思いっきり開花させたグロテスクSF。夢物語なのか、現実なのかは見る側に委ねられます。】
ー ご存じの通り、ポール・ヴァーホーヴェン御大は故郷オランダで、ルトガー・ハウアーを一躍スターにした諸作品制作後、アメリカに渡り「ロボコップ」を製作し、大ヒットさせた。
続けて、公開された今作では、ポール・ヴァーホーヴェン御大が持つ変態性が随所で爆発するショッキングシーンが多く、観客を驚かせたそうである。因みにこれはNOBU説である。-
■建築家のダグラス・クエイド(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、毎晩行ったこともない火星での悪夢に悩まされていた。
思い詰めた彼は、妻ローリー(シャロン・ストーン)が反対する中、人工的に旅の記憶を植え付けるリコール社で「火星で活躍する諜報員」の記憶を移植しようとする。
しかし移植処置の途中、彼に封印されていた記憶が蘇ってしまう。
彼は、実は火星の採掘会社を牛耳っているコーヘイゲン(ロニー・コックス)に反抗したハウザー(アーノルド・シュワルツェネッガー:2役)が記憶を消された人物であり、火星の反乱分子クアトーと共に、50万年前からあったエイリアンが作った動力炉(リアクター)があり、それを起動させることで、火星に空気を作ろうとしていた事が、描かれるのである。
◆感想
・今から30年以上も前のSF映画であるが、斬新なシーンが沢山あるし、グロテスクなシーンもテンコ盛りである。
・例えば、ダグラス・クエイドがハウザーに言われ、鼻の穴の中に入っていた発信装置を取り出すシーンや(イタソーである。)火星に住む人達の異様な姿(特に、印象的なのは3つの乳房を持つ女性である。)、ダグラス・クエイドを執拗に追うリクター(マイケル・アイアンサイド)が、両手首をエレベーターに挟まれ切断されるシーンや、火星の空気なき土地に放り出されたコーヘイゲンの両目が、飛び出すシーンなどは当時、可なりショッキングだったと、資料で読んだ記憶がある。
<だが、ダグラス・クエイドは、火星での恋人メリーナ(レイチェル・ティコティン)と動力炉(リアクター)を起動させ、空気が地中から噴出し、青い空が二人の目の前に広がり、二人はキスを交わすのである・・、と言う所で終わるのだが、これがダグラス・クエイドが“植え付けられた記憶”の中で観た夢なのか、現実なのかは明かされずに終わるのである。
勿論、オプティミストである私の見方は後者である。>
■今作後、ポール・ヴァーホーヴェン御大はシャロン・ストーンを起用した「氷の微笑み」を再び大ヒットさせるが、その後徐々に本来の変態性溢れる作品を作り始めた事は嬉しき限りである。(その代表作がイザペル・ユペール主演の「エル ELLE」である。)
これを、変態の連続性と言うのである。もしくは変態の編隊。
シュワ先輩の決定版
原作:フィリップ・K
シュワを取り合うガチンコバトル
原作既読。1990年代にテレビ視聴。やりすぎバーホーベンはシュワちん相手でも通常運転だった。
ディックの短編は作品チョイスを間違えなければ、メインのアイデアがしっかりしていて普遍的なので、そこをきちんと押さえておけば、あとは派手な追いかけっこを足しておけばそれなりに観られる映画になる。『マイノリティ・レポート』『クローン』『ペイチェック』などもそうだった。
これも、ワンアイデアを切れ味鋭いオチに上手くに落とし込んでいた原作部分を通過点にして、あとは…内緒。
実際に真空曝露されたらどうなるのか気になる
いざ火星へ‼️
公開当時、斬新なSFXが話題になったシュワちゃん主演作。主人公が自分の記憶を取り戻すため、火星での酸素の利権をめぐる戦いに飛び込んでいく・・・とにかく当時としては斬新すぎて笑ってしまうSFXが話題になりました‼️火星の大気に触れたための眼球飛び出し‼️駅でのX線スキャン‼️鼻に埋め込まれた通信機取り出し‼️オバさんの顔面が割れてのシュワちゃん登場‼️乳房が3つある女性‼️人間のお腹にエイリアンがいたり‼️アクションに関しては「ロボコップ」のポール・ヴァーホーベン監督面目躍如の残酷描写満載で辟易してしまう‼️ただ次から次に見せ場が連続しテンポ良く展開‼️シュワちゃんも全盛期の魅力いっぱい‼️妻役シャロン・ストーンもこの頃はフツーにイイ女‼️拳銃や小道具、近未来の生活様式もアイデアいっぱいでヒジョーに興味深い‼️ただ火星の美術に関してはセット感丸出しでもう少しリアリティが欲しかった‼️
リメイクしたら面白くなりそう
立川シネマシティで4Kリマスター版を鑑賞。なんでも日本での上映権が切れちゃうからということで駆け込みました。初見です。
面白かったですね。結局、これはインプラントされた記憶のものなのか現実のものなのか、分からないようなストーリーには、ラストのないマトリックス、という印象を受けました。このベースで十分に面白いです。
一方、CGは使わずに制作とのことですが、ハリボテ感にプラモ感は否めず苦笑してしまいました。さすがに30年前でももうちょっとやりようがあったんじゃなかろうかと思います。ブレードランナーはこれより10年弱前ですしね。
ということで、今の現実世界感をベースにリメイクしたら面白くなるだろうな、と感じました。
フィリップ・K・ディック、いっちゃってる☝️
その仕掛けに気付かない自分がイヤになる
原作は未読で、シュワルツェネッガー主演のSFアクション超大作という看板に踊らされて、劇場に見に行ったクチです。よく出来た痛快娯楽作品で、なおかつ夢の中の出来事を映像化した実験作でもあり、鼻から風船のようなボールを取り出すビジュアルや、顔が割れて中から主人公が現れ、それを投げつけるシーンなどはその後のSF映画に強烈な影響を与えたVFXの分岐点でしょう。ヴァーホーベンがノリにノっていた時期でもあり、のちにリメイク版も制作された傑作ですが、一部のマニアの評価にとどまり、なぜかそれほど取り上げられる機会がないことが残念です。
ストーリーの構造が、秘密組織のエージェントが正体を隠すために、自分の記憶さえも操作して別人に成りすまし、その記憶が映画(のような体験型、夢再生マシーン)を利用しているときに呼び覚まされてしまうという、ワクワクするような設定だっただけに、のめり込んで見ていたのですが、突拍子もない結末に、やや尻すぼみの印象を抱いて映画館を後にした記憶があります。
ところがのちに映画ファンの人から聞いた話では、2重構造の仕掛けで、「実は映画の途中からは全部夢なんだ。主人公はその夢から覚めないまま映画が終わってるんだよ。」などという珍説を吹き込まれ、相手にしなかったのですが、どうやらその話本当らしくて、気づくことができない自分を恥じたりもしたものです。その時感じた怒りにも似た感情は、映画マニアに対する嫉妬と羨望に代わり、やがて「それが何になる?」というあきらめの境地を見るのですが、映画の中ではチラッと映るシャロン・ストーンの必死の訴えが、どうやらそのヒントになっているようで。
まあ、普通に楽しめたらそれでいいんじゃないかと思います。
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