トゥルーマン・ショーのレビュー・感想・評価
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トゥルーマンも、クロちゃんも、同じ人間なんだ!
いやあ、面白い。
奇想天外の設定、先が読めない展開、魅力的な登場人物、
主人公の心の変化、変わらない想い、
終盤に向けての試練、ラストシーンのセリフ。
ここまで完璧なエンタメ作品は、早々、思い浮かばない。
1998年日本初上映の作品を、2025年に観ても、
十分、色褪せずに、面白かった。
ミルクボーイの「コーンフレーク」の漫才を、初めて観た時ぐらいの満足感はあった。
ただ、トゥルーマン・ショーのような、
監視バラエティと呼ぶべきエンタメ作品は、
振り返ると、結構存在しているように思う。
たとえば、水曜日のダウンタウンにおける、
「クロちゃんシリーズ」は、この作品の延長線上のような作品だ。
ドッキリバラエティ全般は、この系譜になる。
ただ不思議な事に、インターネットで、
「トゥルーマン・ショー 監視 気持ち悪い」
で検索すると、
「人権侵害だ」とか「胸糞気分悪い」などと、
この作品に批判的な声が、少なくない事に気づかされる。
一方で、
「クロちゃん 監視 気持ち悪い」
で検索すると、
クロちゃんシリーズへの批判はほとんど無く、
クロちゃんの行動や発言に対しての、
批判ばかり出てくるのは、不思議で仕方がない。
トゥルーマンとクロちゃんの、一体何が違うと言うのか。
同じ人間だろ?
フィクションである、トゥルーマンの騙され具合に嫌悪し、
ノンフィクション側の、クロちゃんの騙され具合に嫌悪しないのは、
偽善ではないのか。
この作品に批判的な連中は、
作り物のトゥルーマンには人権があり、
人間そのもののクロちゃんには、
人権がないと言うのだろうか。ナンセンス過ぎる批判だ。
まるで、「アメリカン・フィクション」で観た、
黒人に寄り添うように見せかけて、
実際は白人の罪悪感を、有耶無耶にしたいだけの、
意識高い系白人の浅はかさと、白々しさを彷彿とさせる、
ブラックコメディのような話だ。
この作品は、つべこべ言わず、楽しめば良い。
劇中で観た、トゥルーマン・ショーのテレビ視聴者のように。
笑って、泣いて、同情して、応援すれば良いだけなのだ。
主人公は外の世界に出たらきっと、
「進め!電波少年」の、ユーラシア大陸横断直後の、
猿岩石みたいな出迎えを、幸か不幸か、受けることになる。
あの時も、かなり盛り上がったなあ。
余韻がたまらない作品だった。
(^^;;
Rレッドフォード主演のスティングもその銀行家を騙すために周りの人間...
Rレッドフォード主演のスティングもその銀行家を騙すために周りの人間が全て演じていた、騙していた映画でしたが、日テレの進ぬ電波少年内の裸で懸賞金生活も1ルームにそのタレントの裸のなすびが葉書で懸賞金に応募し当選し、その生活が撮影される番組でしたが、その番組にそのなすびが出演料としてそのなすびかそのなすびが所属するプロダクションがその出演の契約金を受取っていると思いますが、米国のFルーズベルト大統領がWW2途中に亡くなり、その後を引き継いだのがトゥルーマン大統領ですが、トゥルーマンが単純に真実の男という意味ですが、周りが演じていたというのが、周りが監視していたということですが、薬師丸ひろ子主演のWの悲劇が舞台内舞台の映画で、俳優で観客役の役を得た俳優も出演していたと思いますが、それが一般にエキストラと呼ばれるアルバイトですむ役と思うが、その舞台内舞台の映画で、その観客役のエキストラがその舞台で主演する薬師丸ひろ子より相当にメインでなくセンターでないですが、また観客席から突然に飛び出してその舞台の主演を飾る物語でもないですが
コメディ?
ガンプか トゥルーマンか
一見、自由と思っているが
この設定はすごい!不思議な感覚にさせる映画!
間違いなく、主演のジムキャリーの代表作であると同時に、監督のピーターウィアーの代表作の1つであると思う。
映画を見ていけば見ていくほど、映画の世界観にグイグイ引き込まれていく。
こんな不思議な感覚にさせていく映画はないと思う。
離島自体が全てセットで、周りのみんなもエキストラだったり、仕事でやっている俳優・女優さんだったり、、、通常では考えられないような全てがテレビ番組のセット、、この発想自体が本当に面白いし、映画の中にはジムキャリーの熱演もあって笑いの要素みたいなのもふんだんに入っている。
でも、見ていくと本当に不思議・・・
自分自身がいるこの世界も、実は周りの人がみんな俳優で、通行人や町の人もエキストラだったりすんじゃないか・・・天気も偶然のように思える出来事も全て、セットされているとすると、、、なんかそんなことを思い始める映画だと思う。最後のシーンにあるような、現実に一歩を踏み出している自分っているのかなぁ、、、そんなことまで思い始めてしまう。
映画のテーマがメディア批判やマスコミ批判の論調もあると思うけど、そんな矮小化されたテーマだけでなく、もっと人間の生きていくとはどういうことなのかを、深く考えさせられるような映画だと思った。間違いなく、自分の中でも名作の1つだと思っている。
ラストシーンが大好きで何度も観たいと思う映画。 トゥルーマンの純朴...
SNS社会の現代こそ観るべき作品
大衆、親子、ビジネス…見事に近未来を予見した
1998年公開、アメリカ映画。
監督ピーター・ウィアー、脚本アンドリュー・ニコル。
主要キャストは、
世界が見守るトゥルーマン・バーバンク:ジム・キャリー
敏腕プロデューサーのクリストフ:エド・ハリス
ニセの妻メリル・バーバンク:ローラ・リニー
ニセの友人マーロン:ノア・エメリッヒ
思い出の人シルビア:ナターシャ・マケルホーン
など。
シチュエーションコメディ、あるいはSFコメディとも言えるだろう。
本作が公開されて、四半世紀が経過するが、
見事に近未来を予見することに成功している。
− リアリティ番組の行きつくところ(功罪)、
− オーディエンスターゲティング広告、
− 推し活、
メディアがブラウン管なのかスマホなのか、
その違いくらいしかない。
「トゥルーマン・ショー症候群」という言葉まで生まれたのだから、エポックメイキングな作品とも言える。
わたし自身、本作公開から4年後にスタートした『American Idol』を夢中で見ることになり、いわゆるリアリティ番組、オーディション番組の隆盛を予見した本作には改めて脱帽したものだ。
エド・ハリス演じるクリストフが、
あたかも「全能の神」のように天候を操り、
ついには「天の声」と化し、
トゥルーマンに直接話しかける。
クリストフとトゥルーマンは血は繋がってないが、
あの手この手で人をコントロールしようとする様は、
一般の親子関係にも通じるものがある。
◆1個の人間を操れると考える驕り
◆子供の自立を望みながらも怖れる矛盾
エド・ハリス(クリストフ)に感情移入した人も
まあまあ居たのではないだろうか。
私はジャック・レモンも藤山寛美も大好きだが、
ジム・キャリーは彼らよりも「哀」の成分が少ないところが良い。
コメディに風刺はつきものだが、
ジム・キャリーのキャラクターによって、過度な毒や皮肉が緩和され「飲みやすいクスリ」のように優しく作用してくれるのだ。
本作の結末は皆さんご存知の通りだが、
私の連れ合いなどは、
トゥルーマンの後日談が気になって仕方ないらしく、
いまだに「続編まだかな」などと言っている。
これも一種の推し活のスタイルなんだろうか。
人間の業というか、ただのゴシップ好きというか、
トゥルーマン(とシルビア)に、どうなっていてほしいのか、私には分からないが。。。
そういう根強いファンを作った功績に、☆5.0
人生って・・・
もしこの映画の主人公のように生まれてこのかた創られた環境の中で世界中の人々から観られながら生きてきたことが今わかったなら・・・
考えただけでも背筋がゾッとします。自分なら外の世界に一歩踏み出せるのか、それとも慣れた世界に踏みとどまるのか。もしくは自分は他人の人生を大衆にさらけ出してもてあそぶ製作者側の人間になりうるのか。はたまた所詮主人公の一挙手一投足に一喜一憂するテレビの前の大衆の一人にしかなり得ないのか・・・
SFというジャンルになるのかもしれないけれど宇宙を舞台とした壮大な映像とは真逆に、とある島の限られた空間での人生を虐げられたらどうなるかという閉鎖的かつ奇想天外な設定。この斬新な発想がより創造力を駆り立てる。公開後30年近くたった今改めて観ても新しい気づきがあり自分自身の人生についても色々考えさせられてしまいました。映画の底力ですね。
55点
映画評価:55点
1人の青年が、
変わらない世界を疑問にもち、
決められた人生と、与えられた幸せに
葛藤し、もがき苦しむ
それは決して他人事ではない、
SF映画だから、ファンタジーたから、?
現実も似たようなものです。
今、この時を疑問にもって生きてますか?
本当に幸せですか?
毎日同じ事を繰り返してませんか?
たまには、
いつもと違う事をしてみては
いかがでしょうか?
何か変わるかもしれませんよ?
何か発見できるかもしれませんよ。
勝手に諦めたりせず、
このジムキャリーの様に
一歩踏み出してみませんか?
細かい部分の拙さや、内容の面白さはさておき
深く考えさせられる作品だという事は確かです。
まだ観たことない方は、是非見ておいて下さい
【2023.11.17観賞】
いい人のリアルTVショーはホッとする。
今日この後会えなかったときのために、こんにちは、こんばんは、それと、おやすみなさい‼️
"もし、自分の人生が演出されたものだったら?" そんな奇想天外な物語をピーター・ウィアー監督が叙情性とブラックユーモアで味付けした心温まる映画‼️なんか時々画面に円形の縁取りを入れたり、ブレを出したり、いかにも隠し撮りしてますよ、という感じの画面がホント素晴らしいです‼️この映画が公開された当時、メディア批判とか、監視社会を皮肉ってるとか言われてましたけれども、そんな視野が狭いものではないと思います‼️ラスト、すべての真実を知ったトゥルーマンは、現実の世界に飛び出す‼️この決断は素晴らしいと思いますが、その一方で、何も知らず、守られていたほうが幸せかもしれない‼️ 21世紀の現実はヒジョーに厳しい‼️なんか他人事じゃありませんよね‼️出演者では支配者というか、神様みたいな演技をするエドハリスが名演技‼️しかし、やはり自分の運命を自らの手で切り開こうとする主人公トゥルーマン役のジム・キャリー‼️コメディアンとして人気を博してきたスターがいざ真面目に演技すると、素晴らしい名演を披露する‼️この作品や「エターナル・サンシャイン」のジム・キャリーしかり‼️ 「ドリーム・ガールズ」のエディ・マーフィーしかり‼️
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