「【”死刑執行前に初めて口にした謝罪の言葉。”今作は死刑制度の是非について観る側に問いかけて来る作品である。】」デッドマン・ウォーキング NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”死刑執行前に初めて口にした謝罪の言葉。”今作は死刑制度の是非について観る側に問いかけて来る作品である。】
■シスター・ヘレン(スーザン・サランドン)は、死刑囚のマシュー・ポンスレット(ショーン・ペン)から文通相手になってほしいと依頼される。
彼は10代のカップルを惨殺した容疑で死刑を求刑されていた。マシューと文通を始めたヘレンは、面会を重ねるうちに心を突き動かされるようになる。
◆感想
・最初に書くが、私は死刑制度賛成論者である。死刑制度は凶悪犯罪抑止にはならないと思っているが、それ相応の行為をした者には、自らの命で償わさせるのが当たり前だと思っている。
・但し、それは司法制度が正しく機能している事が前提であり、昨今の様に冤罪が次々に発覚すると少しその思いが揺らぐのも事実である。
・私は、大学の時に”疑わしきは罰せず”という司法制度の大原則を叩き込まれたが、今作ではマシュー・ポンスレットは、何の罪もない若き男女を殺害している。それも非道極まりない方法で。
・今作は死刑囚の精神アドバイザーを務めたヘレン・プレイジョーンによる著書を映画化したものだそうであるが、そこには死刑制度反対とも賛成とも主張はない。
只、自分の行いの報いを受けるマシュー・ポンスレットと交流を持つシスター・ヘレンの姿が描かれるのである。淡々と・・。
<今作は、死刑制度の是非を観る側に考えさせる作品である。感想は人それぞれであろう。だが、私はもし愛する人が傷つけられたら、傷つけた奴は絶対に赦さない。死刑ではなく、自分の手で仕返しをすると思う。例え、それで自分が死刑になっても・・。>
NOBUさん
コメントへの返信を頂き有難うございます。
『 レッドカーペット 』でのお迎えは、違和感しか有りませんよね。。
スパイ映画のように私も暗◯される事を願っているひとりです。