超能力学園Z

劇場公開日:

解説

科学実験中に超能力を身につけた少年が、その念力を使ってまき起こす珍騒動を描く学園コメディ。ジェフ・アップルがエンバシー・ピクチャーズのために製作。監督は「高校生活」(76)の脚本兼第二班監督で、ニューヨーク大映画科出身のロバート・ローゼンタール。脚本はローゼンソールとブルース・ルービンの共同で、ディズニー映画お得意の学園超能力ものをベースに、「春の珍事」「スター・トレック」「キャリー」「タクシー・ドライバー」「エクソシスト」「アニマル・ハウス」「マジック」などのパロディをおり込んである。撮影はダニエル・パール、音楽はチャールズ・フィックス、特殊効果は「スター・ウォーズ」のロバート・ブララック。出演はスコット・バイオ、ウィリー・エームス、フェリス・シャクター、ヒーザー・卜ーマス、ロバート・マンダンなど。日本版字幕は野中重雄。CFIカラー、ビスタサイズ。1982年作品。

1982年製作/98分/アメリカ
原題または英題:Zapped!
配給:松竹富士
劇場公開日:1983年10月29日

ストーリー

エマーソン高に通うバーニー(スコット・バイオ)は、頭はいいのだが、ちょっと内気で、クラス一の美人ジェーン(ヒーザー・卜ーマス)に対しても憧れているだけ。化学実験室でネズミにウィスキーを飲ませて、研究にいそしんでいるバーニーを、親友のペイトン(ウィリー・エイムス)が呼びに来た。近く行なわれる野球大会に向けての激励会が講堂で開かれ、ジョンソン校長(ロバート・マンダン)の挨拶の後、クラス会長のバーナデット(フェリス・シャクター)がみんなに激をとばす。実験室に野球部のコーチ、デクスターがやって来て、薬棚に隠してあるウィスキーを飲む。その時、誤って研究溶液に別の薬液がたれてしまった。そんなこととは知らぬバーニーが、ネズミに容液を飲ますとネズミは念動能力を身につけてしまう。それに驚いたバーニーは、あわてた拍子に椅子からころがりおち、溶液の気体を浴びてしまう。その夜、バーニーは母親にガミガミいわれて、ついエンタープライズ号の摸型を宙にうかしてしまう。自分の超能力に気付き半信半疑のバーニー。鏡に向かい、「誰?俺に話してるのか?」と「タクシー・ドライバー」のトラヴィスをきどって、鏡を割ってしまう。翌日、ジェーンに向かって念力波を発射すると、彼女のブラウスのボタンが弾けとんでしまう。そんなバーニーの能力を、バーナデットとペイトンが知り、ペイトンは自分の欲望のために使おうと考える。家では、口うるさい母親に宙に浮かした人形を迫まらせたら、驚いた彼女は2人の神父を呼ぶ。神父は彼から悪魔を取り除こうとする始末。野球大会の日が来た。バーニーの念力で敵のタイガースは守ってはミス、打っては空振り。最後はバーニーのホームランで大勝利した。バーニーとバーナデットの仲は急接近し、プロムに一緒に行く約束も取りつけた。2人が実験室でメイク・ラヴしたのは、それから間もないことだった。さてペイトンの方はジェーンに気があるのだが、彼女にはロバートというステディがいてうまくいかない。みんなで遊園地に行った時、バーニーの手助けでロバートから賭けで100ドルまきあげることに成功。女教師のバーンハートは、独身のジョンソン校長に思いを寄せていた。しかし、彼の方は関心なく、新聞にデートの相手求むという広告を出していた。反応があり、レストランで会うことに。そこで待っていたのはバーンハートだった。彼女はジョンソン校長に迫り、2人はテーブルの下でもぞもぞやり出す。ロバートは負けたくやしさに、ルーレットにぺイトンを誘う。バーニーは助力することにしたが、そのためバーナデットに念力を金儲けに使うなんてと嫌われてしまう。やがて、プロムの日が来た。講堂でみんなが踊ってるうちに、ロバートとペイトンがなぐりあう。ついにバー二ーの念力が発動し、ジェーンのドレスをはぎ取ったのを始め、生徒たちの服はとびちり、消火ホースがうごめく。大混乱のあと、バーニーはバーナデットの身体を抱くと、空をとぶ。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

フォトギャラリー

映画レビュー

3.0昔テレビで何度か観た「懐かしのシリーズ」。吹き替えで観るとさらに懐...

2024年10月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

昔テレビで何度か観た「懐かしのシリーズ」。吹き替えで観るとさらに懐かしい。
ハッキリ言ってB級です。
『フォールガイ』(2024)のサプライズ・ゲストのヘザー・トーマスが若い姿で出演。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ナイン・わんわん

3.0Z!Z!禁じられたZ!

2021年9月21日
スマートフォンから投稿

笑える

楽しい

興奮

字幕版は初観賞
1983年の作品

吹き替え版はバーニーをたのきんトリオのヨッちゃんでバーナデッドは高見知佳だった
若い人は知らないだろうけど

超訳ぶりがわりと攻めていて吹き替え版も面白い
昔の海外作品は吹き替え版が楽しめた

ちょっとエッチな青春コメディー映画
映画としてはわりとしっかりしている
意外にもオッパイポローンのシーンは終盤以外は少ない

昔はこの内容でテレビ放送していたんだからおじさんたちからしてみれば良い時代である
理由はよくわからないが今じゃアフリカの黒人やアマゾンの原住民以外のオッパイはボカシがついてしまう始末
中高生の頃は遠くで好きな女子を凝視していたがもちろん何も起こらなかった

科学実験の手違いで超能力(念力)を得てしまった高校生バーニー
秘密にするつもりだったが親友のペイトンやガールフレンドのバーナデットには早めにあっさりバレてしまう
バーニーは念力で悪戯や仕返しやりたい放題
高校の野球チーム「ペンギンズ」に所属するペイトンとバーニーは共謀し念力をフル活用し宿敵タイガースに勝利してしまう
なんやかんやでバーニーとバーナデッドは結ばれる

バーニーもバーナデッドも当初は眼鏡をかけていたが途中で外してしまった
どちらかは徹底として眼鏡をかけておくべきだったと思うが本人らは演じるにあたって邪魔で嫌になったのだろうか
まるでタイガーマスクの覆面を取った三沢光晴のようだ

念力で物が動くシーンはピアノ線が見えない
CGなんて時代にどんなふうに撮影したのだろうか
こんなB級作品にも当時はハリウッドすげーと思ったものである

超能力失ったフリしてじつは失ってません
夜の街を飛んで行く2人が印象的なラスト

エロティックが一番の売りのはずだが全体を通せばそれほどエロくない
クライマックスのパーティー会場は面目躍如か畳み掛けるようにまとめて裸大会になってしまったけど
オッパイは切り取りされたコメントみたいなもので全体を見れば印象がガラッと変わる
くだらないドタバタおバカ映画とは一味違う

この作品を鑑賞するにあたって要注意事項
『超能力学園Z』には『超能力学園Z Z』という続編らしき作品があるが全くの別物
映画comではあえてスルーしているがよそのサイトでは扱っている超おバカ超お下品のC級エロチックコメディー
2007年公開の Z Zもオッパイが沢山出てくることは共通しているが超能力というより携帯電話を使う点で全く違うし学園ものではない!
監督も出演者もまるで違う
TSUTAYAで間違えて借りてしまった
Zじゃない Zじゃない不思議な気持ち
輸入した日本の配給会社が原題『rocket girl』を少年時代の思い出を込めてこんな邦題をつけてしまったのだろう
悪気はないのかもしれないがとても悪質で紛らわしい
アガサ役のジュリア・レーマンが自分好みでキュートだったことくらいが唯一の収穫

コメントする (0件)
共感した! 0件)
野川新栄

3.5くだらなさがいいよね

2018年12月11日
iPhoneアプリから投稿

おバカ映画として軽く楽しみましょう

コメントする (0件)
共感した! 0件)
猫柴

1.5超能力は小道具扱い!?

2016年5月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

寝られる

超能力を使えるようになった事を周り含めて簡単に受け入れ過ぎ。

超能力のお陰で物語に何かが起こる訳でもなくて80年代アメリカ青春映画特有の恋愛、お色気と超能力がホボ関係ない普通に学生をテーマにした単純な映画だった!?

コメントする (0件)
共感した! 0件)
万年 東一