チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3
劇場公開日:1992年3月7日
解説
邪悪な妖魔と僧侶との戦いをSFXを駆使して描くファンタジー・ホラーのシリーズ第3弾。監督と製作には前2作と同様に程小東と徐克があたり、脚本は徐克と司徒慧、撮影は劉滿棠、音楽は載楽民と黄霑、SFXは徐克が主宰するシネフェックス・ワークショップが担当。
1991年製作/香港
原題または英題:A Chinese Ghost Story III 100 Years Later 倩女幽魂III 道、道、道
配給:アスキー映画
劇場公開日:1992年3月7日
ストーリー
砂嵐が吹く荒野を白雲(ラウ・シュン)とフォン(トニー・レオン)の2人の僧侶が、大国寺に黄金の仏像を届けるため苦難の旅を続けていた。途中野盗たちに遭遇した2人は、野盗を追ってきた青年剣士イン(ジャッキー・チョン)と知り合いになる。白雲とフォンは施しを得ようと町に入るが、そこには暴力がはびこり、人々の心もすさんでいるのだった。夜、宿を求めて蘭若寺へ向かった白雲とフォンを黄金の仏像目あての野盗たちがつけ狙うが、あたりに立ちこめる邪気に恐れをなして森へ逃げ帰る。野盗たちは琴の音が聞こえてくる屋敷を覗き、そこに美女たちの姿を見つけて部屋に乱入するが、美女ロータス(ジョイ・ウォン)も姉コチョウ(ニナ・リー)も妖怪だった。彼女たちと古木の妖怪ロウロウ(ラウ・シー・ミン)に襲われて野盗たちが上げる悲鳴を察知した白雲は、フォンに仏像を守るよう命じ、妖怪の存在を探りに行く。白雲の留守に、ロウロウからフォンを誘惑するよう命じられたロータスが現れる。フォンは彼女を幽霊と見抜くが、念仏で追いつめられ苦しむ様を見て解放してやる。ロータスとフォンは互いにひかれていくのだった。白雲とロウロウの大魔術戦が始まった。町で再会したインも戦いに加わる。フォンは黒山の妖怪の愛人になるようロウロウに命令されたロータスを救い出し、逃亡する。妖魔の咆哮と正義の剣が激突し、壮絶な大魔術戦の末、フォンはロウロウを退治するのだった。