劇場公開日 1976年9月18日

タクシードライバーのレビュー・感想・評価

全131件中、41~60件目を表示

4.0何をやらかすのか目がくぎ付けに

2022年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 あのR・デ・ニーロが、細く、若いです。普通の人から狂気に変わるベトナム帰還兵を演じます。モヒカン頭に豹変し、拳銃数丁で無言のまま悪党を成敗する場面は、かなり衝撃的です。
 大統領候補を狙う意図はなんだったのか、選挙サポータのS・シェパードには当時こんないい役があったのか、J・フォスターはこれでオスカーか、H・カイテルは若い時も相変わらずクセモノか、とか、あちこちにいろいろありますが、何といってもデ・ニーロ氏が、一体次に何をやらかすのか目が釘付けになってしまう映画です。
 そんな強烈な演出のM・スコセッシ監督ですが、この映画を観るまでは監督の映画を意識してあまり観ていませんでした。この強烈さにしびれ、これまでの作品を拝見したくなります。

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yostakkaz

3.0昔の映画

2022年3月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

苦手な古い映画で、何度か中断しながらやっと観終えた。その当時はすごい作品だったんだろうな。あの少女がジョディフォスターということに途中で気付いた。内容的にはよく理解出来なかった。

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bigsuke

4.5【マーティン・スコセッシ監督がベトナム帰還兵に対する当時のアメリカ政府の処遇及び風潮に対し、強烈な怒りを叩きつけた作品。シニカルな、デ・ニーロスマイルが炸裂した作品でもある。】

2022年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、VOD

悲しい

知的

難しい

ー 若き娼婦アイリス(ジョディ・フォスター)の姿。ベトナム帰りのタクシー運転手・トラヴィス(ロバート・デニーロ)は自身の境遇も踏まえ、”この国はオカシイ”と思って行く様が、彼の狂気性を煽って行く過程と共に、見事に描かれている。-

◆感想

 ・ベトナム戦争で、命を懸けて戦って来た男、トラヴィスが久方ぶりに戻って来たアメリカ。だが、そこは腐りきった社会であった。
 - タクシー運転手になったトラヴィが乗せた数々の乗客の愚かしき姿。
   ある日、少女の娼婦・アイリスがトラヴィスのタクシーに逃げ込んでくるが、ポン引きに連れ戻されてしまう。ー

 ・トラヴィスが精神的に戦争のダメージを受けている事は、バランタイン上院議員の選挙事務所で働くベッツィー(シビル・シェパード)をデートに誘った際に、ポルノ映画館に連れていく事で、垣間見える。

 ・だが、彼の正義感は狂気性を帯びながらも、着実に遂行される。
 - 身体を鍛え、モヒカンになった彼が、バランタイン上院議員の演説会場に現れる姿。
  そして、アイリスがいる娼館での発砲シーン。-

<今作での、ヴァイオレンスシーンは観るのはキツイが、私は全面的に肯定する。
 何故ならば、トラヴィスの行為はベトナム戦争で多大なる犠牲を払った米国の下層階級及びベトナムの人民への鎮魂歌であると思ったからである。
 更に言えば、今作はロバート・デ・ニーロの万民を魅了する不可思議な笑顔(口角は上がっているが、冷たい目は笑っていない・・。)が印象的な作品である。
 今作は、マーティン・スコセッシ監督がベトナム帰還兵に対する当時のアメリカ政府の処遇及び堕落し切ったアメリカの風潮に対し、強烈な怒りを叩きつけた作品でもある。>

■その他
 ・30代後半、仕事で居住区の大都会で飲む機会が良く有った。
  終電がない事も多く、良くタクシーを利用させて頂いたが、同乗させた部下の言動でその人物の品性が良く分かった。
  特に、年配の運転手さんに対しての言葉遣い・・。
  人間の品性は、タクシーの中でも伺い知れる事を学んだモノである。

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NOBU

4.5デニーロとフォスター

2022年1月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

タクシー運転手(ロバート・デ・ニーロ)は世の中に不満を持っていた。
あるきっかけから暴走するのだが・・・。
大人の美女はシビル・シェパード、美少女はジョディ・フォスターでとても魅力的。

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いやよセブン

4.0男気!

2022年1月18日
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鑑賞方法:VOD

興奮

観よう観ようとやっと観た映画。

平凡なタクシードライバーが振られたことによって変貌していくさまは、
正義の味方と思いながらもデ・ニーロさんのオーラは恐怖(・・;)

最後ヒーロー扱いされるとは想像つかなかった。
彼女も戻ってきたし一応ハッピーエンド(^_^;)

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yuu

5.0名作は色褪せない。

2021年12月20日
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令和である今みても全く古臭く感じない。

タクシードライバーが好きという共通点だけで
盛り上がって男の子とご飯デートに行ったことある
くらいには好きな作品。

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ユリ

5.0アンニュイなカタルシス

2021年12月7日
Androidアプリから投稿

予想よりも暗くは無いし、ドロドロもしていない。かと言って、明るくもカラッともしていないが、なぜか何度も観たくなる。

トラヴィスの勝手な思い込みが一途に見える錯覚によって、歪んだ形ながら報われる展開を産む。

少なくとも、同僚からは阻害されてないあたり、朝の来ない夜と止まない雨が彼のこれからを暗示していて切ない。

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K・M

2.0つまらないわけではないが…

2021年11月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

・主人公に対して共感性羞恥心が沸いてくる。

・内容と所要時間が釣り合わない。

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くそさいと

2.5ストーカーにも五分の魂ってこと?

2021年11月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ラストシーンはどう解釈すれば良いのか。ホントの話なら、いくら英雄好きのアメリカでも法治国家で無罪放免てことはないでしょうトンデモ映画じゃんとなるし、夢オチ的なものだとすると、もう少し手がかり残さんかい観客に放り投げ過ぎ、となりいずれにしても高評価はつけ難い印象。ともあれ、ニューシネマにありがちな「全ては社会のせい」みたいな姿勢は、近年起きるストーカー殺人や無差別殺人で犯人が語る動機と重なり合ってしまってあまり共感できない。終始流れる同じメロディも虚無感ばかり増幅させられて疲れてしまった。まあこれが70年代映画の味わい方なのかもしれないが。

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あっきゃん

4.0狂気と親近感

2021年10月22日
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なんだこいつやべーやつじゃん
あれ?このSNS社会で表面化してきた加害者像に近くないか?
44マグナムの威力をグロすぎない程度で伝えてきたのも粋だなと

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TORAJIRO777

4.0ロバート・デ・ニーロは若い頃からすごい

2021年10月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

この作品も社会の闇が描かれていました
狂気のロバート・デ・ニーロ作品としか知らず観ましたが内容はかなり濃いものでした
孤独が社会の闇に繋がっていく
振られた腹いせに見えるけどもっと深いところにある社会の問題
ストーカーからヒーローへ、そうなる事によって彼は立ち直ったのでしょうか
それともまたひねくれた復讐を企てているのか
とにかくロバート・デ・ニーロの演技はすごいの一言です

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小町

5.0トラヴィスへの共感

2021年9月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

難しい

共感できない人間は幸せなのかもしれない。

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亮太郎

3.5社会に爪痕を残す芸術的な作品

2021年8月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

街を知り尽くすタクシードライバーという視点で社会の悪を排除していく。しかしそんなトラビスは正義か悪なのか。

冷静ながら狂気に満ち暴走していくロバート・デ・ニーロの演技はすごい。

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もの語りたがり屋

4.0昔に観ていると思うがトム・スコットのサックスしか記憶がなく...。...

2021年8月5日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

昔に観ていると思うがトム・スコットのサックスしか記憶がなく...。
今見ても面白かった。ロバート・デニーロが素晴らしいのはもちろんだが、ジョディ・フォスターが13歳とは思えない妖艶な雰囲気で存在感を放っていた。いろいろといわく付きの映画ではあるが紛れもない名作。そしてトム・スコットのサックスは見事に映画を盛り立てていた。

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Yoshi K

4.0名作シリーズ

2021年6月14日
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?あれ?ポスターが変わった?
ロバートデニーロがジャンパーのポケットに手を入れてるポスターがカッコ良かったんですよね?
勉強不足ですみません。古い映画でいつ観たかも覚えてないのにレビューするのも場違いですが、とにかく面白かったカッコよかった記憶があります。かと言って45年前の映画を見る勇気もありません。覚えているのが日本のタクシードライバーがギャンブル、多額の借金を背負ってる、ローンの審査が通らない悪いイメージを一掃してくれました。タクシードライバーと言うロゴまでがカッコ良く聞こえます。この映画の後に次から次から擬似タクシードライバーのオマージュ作品が出て来ます。良い思い出のままにしておきます。
絶対名作のはずです。やっぱり見てみるかな?

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yellowbaku

2.0思ったより

2021年3月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

めちゃめちゃ期待して見たからなのか思ったより面白くなかった。
とにかく主人公が気持ち悪い。受け付けない。
まぁ、そういう話なんだろうけど楽しめないくらい嫌悪感を感じた。
音楽、効果音は良かった!

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moonmoon

4.0単なるバイオレンスではない

2021年3月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

海兵隊上がりのタクシー運転手が、街角のガラス越しに見かけた選挙応援の仕事をしている彼女を茶店に誘って口説くシーンが最高。大きなガラス窓のすぐ外を通行人や定期バスが止まったり発車したりするのを見もせずに、パイやフルーツサラダを口に運ながらデカカップのブラックコーヒーを、味も分からぬ気で見つめ合い、しゃべったり合う午後4時の休憩時間。その後映画を見に行ったのはいいがポルノだったのに怒った彼女はタクシーを拾って帰ってしまう。彼の捨て台詞「送ってやったのに」印象的な場面だ。

目がキラキラ光った自信満点なR・デニーロの中に巣食った無鉄砲な言動は、過酷な戦場体験に依るPTSDと容易に理解出来る。単なるバイオレンスではないのだ。

スコセッシ監督の第29回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。

チョイ役のJ・フォスターが、複数の助演女優賞と新人賞をかっさらった貴重な作品でもある。

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ezu

2.5見本市

2020年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

そうか、タクシードライバーが一番他人の人生のモロ出しの部分見て打ちひしがれてるんだろうな。
と、しみじみ思えました。

本編自体はダラダラして退屈でした。
突き刺さる部分はたくさんあるんですけどね。

様々な後続の映画が参考にしている作品ですが、見本市という感じでしょうか。

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ジンクス

3.5面白いけど人が感じてる面白みと違う気が…

2020年11月27日
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鑑賞方法:VOD

ベトナム戦争の帰還兵だとか、
戦争によるPTSDだとかそう言う難しい事は置いといて、
トラビスって中2病じゃん!
と言う面白いさ。

トラビスに中学生の自分を重ねて
恥ずかしくもなり懐かしくもあり、
男はみんな心の中にトラビスを。
みたいな並走する気持ちになった。

好きな女の子と初デートにポルノを見せる
どうかしてるトラビス。
ふられてキレるトラビス。
体を鍛えだすトラビス。
拳を火で炙って熱さに耐えるトラビス。
銃を片手にカッコ付けるトラビス。
正義のヒーロー気取りのトラビス。
恥ずかしくもあるけど、
男はみんなトラビス。
だから愛させれる作品なのかな?と思う。

鍛えてたからなのか、首を撃たれても平気なトラビスな
「良かったな!」と肩を叩いてやりたい気持ちになった。

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奥嶋ひろまさ

4.0義憤に駆られた狂人

2020年10月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

いま改めて本作を観てみると、古谷実の「ヒミズ」の主人公、住田君は、多少なりともトラヴィスに影響されているのかな、と思ってしまいました。

決して正しい行動など取っていないけれど、どこかに何かに共感してしまう。青臭い厨二病なんて年齢を問わず、一度は誰もが通り過ぎるのだと思う。

普遍的な心理だから、今尚語り継がれる作品になっている、と思ってます。

デニーロが、ジョディフォスターが、ハーヴェイカイテルが、より一層味わい深い作品にしてくれている。

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shin