太陽は光り輝く

劇場公開日:

解説

アービング・S・コップの短編小説『太陽は光り輝く』『虐殺の暴徒』『神は救う』の3編から、「黄色いリボン」のローレンス・ストーリングスが脚色、ジョン・フォードが監督した人情ドラマ。撮影は「アパッチ砦」のアーチー・スタウト、音楽は「八十日間世界一周」のヴィクター・ヤングが担当した。出演は舞台俳優のチャールズ・ウィニンジャー、アーリーン・ウィラン、ステピン・フェチット、「荒野の決闘」のラッセル・シンプソンほか。

1953年製作/アメリカ
原題または英題:The Sun Shines Bright
配給:リパブリック日本支社=NCC
劇場公開日:1966年3月11日

ストーリー

南北戦争の40年後、ケンタッキーのある町では南軍のラッパ手だったプリースト判事(チャールズ・ウィニンジャー)を中心にいまだに南軍魂が総てを支配していた。北部派のメイドウ弁護士はその偏見を一掃しようと、次の判事選挙に立候補した。ブリーストの友人レイク医師の養女リー(アーリーン・ウィラン)は老将軍の孫娘だが、出来の悪い息子といかがわしい女との子ということで祖父に認められず医師の養女になっていた。土地の名門の息子アシュビー(ジョン・ラッセル)が久しぶりに帰郷、リーに心惹かれた。あるときリーを侮辱した無頼漢ランセイがアシュビーを叩きのめしたが、判事はそれを中止させランセイを町から追放した。彼はある集落に逃げこんだ。やがてランセイはその集落で暴行をし逃亡をはかって射殺された。プリース判事にとって選挙戦に不利な事態が起きた。疲れ果てたリーの母親が町にやって来て、いかがわしい商売をするマリーの家で死んだ。マリーは正式な葬式を出してくれるよう判事に頼み、彼は昔気質の人たちに白い眼で見られるのを覚悟してそれを承諾した。判事改選の当日、今までなかった風変わりな葬儀が行なわれた。馬にひかれた霊柩車の後にホロなしの馬車が1台、みすぼらしい黒服のマリーお抱えの女たちが乗り、会葬者は徒歩で続くプリーストただひとり。それを見た善良な町の人々がこの列に加わり、リー、アシュビーも歩き出した。教会に着いたとき将軍も駆けつけ、会葬者の数はふくれあがった。葬儀を終えた判事はメイドウの勝ちを覚悟していた。開票結果は2人同数、プリースト自身の1票で勝利をおさめたのだった。

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映画レビュー

3.5ジョン・フォードの名作のようだが、南北戦争の知識不足の私には、古さ...

2020年3月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ジョン・フォードの名作のようだが、南北戦争の知識不足の私には、古さもあってかあまり面白くは感じなかった。 戦争、黒人への偏見が色濃く残ってたんですね。マリーという女性が迫害されてる理由がネット解説見るまで分からなかった。やはり知識不足。よって最後の葬送の感動も半減してしまった。選挙結果はなぜか大大どんでん返しを期待したが、それはなかった(笑)音楽が良かった。

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はむひろみ

4.0善良なアメリカ

2018年7月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

単純

ジョン・フォード監督による、法と正義を守る善良なアメリカを描いた作品。 アメリカ南部、選挙を数日後に控えた老判事は若手の対立候補者の押され気味だった。 黒人少年が冤罪でリンチに遭うのを防いだり、売春宿の葬儀を手伝ったり、選挙は絶望的だった。 ここに描かれるアメリカが今も残っていると信じたい。

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いやよセブン