太陽の中の対決

劇場公開日:

解説

エルモア・レナードの小説『オンブレ』を、「ハッド」のアーヴィング・ラヴェッチとハリエット・フランク・ジュニアが脚色、同じく「ハッド」のマーティン・リットが監督した西部劇。撮影も「ハッド」のジェームズ・ウォン・ホウ、音楽は「南極ピンク作戦」のデイヴィッド・ローズが担当した。出演は「引き裂かれたカーテン」のポール・ニューマン、「アルトナ」のフレドリック・マーチ、「リオ・コンチョス」のリチャード・ブーン、「華麗なる激情」のダイアン・シレントほか。製作は監督のマーティン・リットと、脚色のアーヴィング・ラヴェッチ。

1967年製作/アメリカ
原題または英題:Hombre
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1967年10月14日

ストーリー

1880年代の東部アリゾナ。ここは元アパッチの地であったが、白人に奪われてから、彼らはサン・カーロスの保護地に移り住んだ。その中のひとりジョン・ラッセル(ポール・ニューマン)は白人だがアパッチに育てられた男だ。彼は養父から遺産として下宿屋をもらったが、それを売りはらい、コンテンションという所で馬を買う計画をたてていた。そして数日後、南へ行く小型の馬車をやっとのことで見つけることができた。というのは、この地方にも鉄道が敷かれ、駅馬車が影をひそめる時代が来たのだ。南へ行く馬車の同乗者は、ジョンのほかに、下宿屋のマネージャーだったジェシー(ダイアン・シレント)、ビリー・リーとドリスの新婚夫婦、そして60がらみのフェーバー(フレドリック・マーチ)と若い妻オードラたちだった。馬車が出る間際にグライムスと名のる男が強引に乗り込んだ。馬車がけわしい山を越えると、突如行手に3人のガンマンが現れた。ひとりはジョンの下宿屋にいたブレイトンという元保安官。この3人に、ひとりのメキシコ人が加わりさらにグライムスが合流して、その頭にたった。5人のガンマンの目的はフェーバーだった。彼はインディアン用の食肉を横流しして儲けていた極悪人。5人はフェーバーの金を奪い若妻オードラを人質にして逃げた。後を追ったジョンは2人を射殺し、金だけは無事に取り戻した。その金を、フェーバーは持ち逃げしようとしたが、逆にジョンに身ひとつで追放された。生き残ったグライムスは、オードラと金を交換しようと言ってきたがジョンは拒絶。するとグライムスは、オードラを強い太陽の下で縛りつけた。このままにしておけば、渇きと日射病で死んでしまう。この頃、追放されたフェーバーも戻ってきていたが、もはや疲れきって、なすすべもない。結局はジョンが“夫のフェーバーが、インディアンにひもじい思いをさせた報いだ”とつぶやきながらも助けてくれた。しかし、金と交換でなしにオードラを助けたジョンは、グライムスとメキシコ人の2人を射殺したが、5人のガンマンの最後のひとりに倒されてしまった。復讐はビリー・リーがした。そしてジョンの遺体は、かつて彼の下宿屋で働いていたジェシーが、町へ持っていき、弔ってやるという。

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映画レビュー

3.5いや、これ、結構な傑作なのでは。 アパッチ、P・ニューマンがカッコ...

2021年7月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

いや、これ、結構な傑作なのでは。
アパッチ、P・ニューマンがカッコいい、似合ってる。冒頭の馬のシーンから引き込まれる。
アパッチと白人の微妙な関係、そこに絡む悪党ども。真の極悪人は誰?奥も深い。
ラストもおっと!見応えあり。ぜひネタバレなしで見てほしい。女優さんも皆綺麗、そこも良し。見て損はなし。

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はむひろみ

4.0知らない映画に出会える喜び

2021年7月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

知的

難しい

『暴力脱獄』のクールなルークを思い出しました
人種差別はなんでおこるのだろうか?
人は自分勝手に分類分けをして自分を正当化し何かを比較して劣るところを見つけると立ち所に貶める
私の考えは多数の人がどちらでもいい派なのではないでしょうか
向上心を持ち結果を出して権力や権限を持つ立場になったごく一部の人達が差別をしどちらでもいい派の人々が流されるようにその考えに賛同しているんじゃないかな〜
困ってる人がいたら助けたいと思うでしょ
私には分からない、どこが私自身と違うのか
劣るというのはどういう事なのか
嫌う感情がどうしてわくのか

静かに静かにポール・ニューマンが教えてくれました
弱い者がどう生きたらよいのか
戦ったらどうなるのか
これが自然淘汰ならそれも仕方がないでしょうがあまり納得はできませんね
こんな映画があったのですね

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カルヴェロ

3.5辛口西部劇

2020年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

アパッチに育てられた白人が主人公(ポール・ニューマン)、駅馬車に同乗したやさぐれた男が、金持ちから金を奪おうとするが、主人公に邪魔されてしまう。
この金持ちはアパッチへの交付金を誤魔化して稼いでいたことが分かる。
一人、聖女がいて結局・・・。
とても虚しい気持ちになる。

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いやよセブン

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