「アラン・ドロンを、ただただ見つめる!」太陽がいっぱい 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
アラン・ドロンを、ただただ見つめる!
1960年。ルネ・クレマン監督作品。原作はパトリシア・ハイスミス。
アラン・ドロンの絶世の美青年伝説。
今日、数十年ぶりに観返したのですが、トム・リプリー(ドロン)は、
天性の詐欺師でした。
偽証工作の数々。嘘を嘘で塗り固めるけれど、土台それは付け焼き刃。
なぜ、フィリップの知り合いの多い場所から移り住まないのだろう?
それにしても当時の金持ちの暮らし。
まず働かない!遊んで飲んで騒いで!
綺麗な若い女を侍らせてる。
そして大型ヨット!!
ヨットは庶民や貧乏人には高嶺の花。(そう簡単にはオーナーになれない)
遊ぶ金!美人の恋人。ヨットで移動する自由。
リプリーにはフィリップが羨望の対象だった。
彼の入れ替わること・・・成りすますこと・・・彼になってしまうこと!!
ワクワクするほど魅力的だ。
フィリップ殺人は40分過ぎに行われる。
その後の70分は偽装工作。
まずパスポートを偽装する。
フィリップを名乗る。
マージュ(マリー・ラフォレ)にフィリップのいない理由を信じ込ませる。
フィリップの名前で手紙をタイプで打つ。
フィリップのサインを真似る・・・ここに時代を感じます。
(今なら、パスワード?)
リプリーが本当に手に入れたいものは、マージユだったのではないだろうか?
そして最後の最後に、1発逆転の手を打つ。
アラン・ドロン。
フォルムは完璧に近く美しいです。
ジャケット写真にもなっている上半身裸に白いパンツ。
胸は適度に筋肉が付き、
広い肩幅、コインのペンダント、長い手足、顔は完璧に近い。
あんなに好きだったアラン・ドロンが嫌なゲス男に映る・・・事実最低のゲス男だけど・・・
生まれ落ちた時に決まる運命。
持つ者と持たない者。
それは運命の悪戯。
美しい映像です。
白い帆を張るヨット。
ギリシャの港。
イタリアのホテル街の店並み。
美し過ぎる。
アラン・ドロンの着るシャツ(フィリップのものだけど・・)
スーツとシャツのカットの良さは、オートクチュール製作のような仕立てです。
完璧に着こなすドロン。
そして有名なニーノ・ロータのテーマ曲。
覚えやすくて、もの悲しい。
そしてラストの衝撃。
こんなショッキングなラストはそうそうない!!
琥珀糖さん
温かなコメントをありがとうございました(´▽`)
リハビリもほどほどにしますね☆彡
冬の北海道 生活の知恵が多くありそうです。
旭川に友達がいるのでした(^^)
お出掛け時の大変さ 伝わってきました。
また共感作で お話したいですね☆彡
これからも宜しくお願い致します。
琥珀糖さん
共感コメントをありがとうございました。
(#^.^#)
映画好きなので
世界的映画スターの逝去は
悲しいものですね。
「リプリー」(リメイク)
のキャストも豪華でしたね。
ジュード・ロウ氏の
フィリップ 私も同感です。
(#^.^#)
丁寧に作られた作品でもありましたね。
琥珀糖さん
しばらく留守にしていたのは
入院手術をしていたので(^^ゞ
今は 自宅療養しています。
早く回復できるよう
リハビリもがんばります。
「ギフテッド」にも
ありがとうございました。
マッケンナちゃん
「ゴーストバスターズ」
フローズンサマーに
出演だったのですね。
まだ観ていなくて
教えてくださり
ありがとうございました(´▽`)
琥珀糖さん
こんにちは
ご無沙汰していました(´▽`)
アラン・ドロン氏の追悼をと思い
再鑑賞しました。
本当に 美しいですよね。
あの目に見つめられると・・・
富豪の息子フィリップが
嫌な感じでした。
リプリーの偽装工作
同感です。
そして
ラストシーンの絶望感が
なんともいえなかったです。
哀愁の映画音楽も美しくて
せつない気持ちになりました。
サンダカン、ちゃんと観ました。
高橋洋子さんの色の白い身体。
田中絹代さん、苦労しまくりながら幸せにもなれず、寂しい中、
どんだけ優しいんだ⁉️と思いました。栗原小巻さんが演じた人、
田中絹代さんわ引き取って一緒に暮らしてあげれば良かったのに、と、やはり、ズルいと感じました。🥲
おはようございます😃
『サンダカン‥』初めたくさん共感していただきましてありがとうございました😍
本作、最近TVで観ました。
完璧な美しさ、とはあの方のこと、リプリーという名前でしたか?リメイク版は、リプリー何とか、ではありませんか?
韓国ドラマでミスリプリーというのもありました。本作が元だと思います。皆ごまかすので。
やはり完全犯罪は難しい⁉️
今晩は
パトリシア・ハイスミスは、日本語で発売された作品は全て読んでいます。数年前に、彼女の作品が再発された際には、読んでいなかった作品も購入しました。(でも、まだ全部読んでいない・・。積読100冊・・。)
それに、当時、彼女がパトリシア・ハイスミス名義で発刊していなかった「キャロル」(レズビアンが求められていなかった時代でしたからね)を、彼女が自身の名義で発刊し、結果、素晴らしき映画になった事も、僥倖でしたね。では。