母なる大地

解説

イタリア映画で一流の地位にあるアレッサンドロ・ブラゼッティが監督に当たった映画でG・アレッサンドリーニが脚本を作製した。撮影はカルロ・モントゥオリ、デ・ルーカの二名手が担当している。主役はサンドロ・サルヴィニが勤め、「鋼鉄」のイザ・ポーラ、「征空大艦隊」のレダ・グロリアが相手役を演じている。

1931年製作/イタリア
原題:Terra Madre

ストーリー

マルコ公爵は先祖代々伝えられた立派な城と領地を管理人任せにして、都で暮らしている。都には美しいデイジーという恋人があるし、都会そのものの魅力も公爵を捉えるに充分だった。公爵はデイジーと贅沢三昧に耽ったので借財が山の様に積り、領地を売払わないことには何うにもならぬ破目となる。そこで買手と共にデイジーも伴につれて公爵は久々で故郷へ帰って来る。百姓達は公爵様のお帰りをお祭騒ぎで迎えた。領地巡視中公爵は家令の娘アメリアと逢い、互いに心を惹かれたが、公爵はデイジーと共に都に帰って了う。百姓達は公爵が領地売却の目的のみで帰郷したのを知り反感を抱いた。或る日公爵にアメリアから電話で、城の厩舎から出火し、火の手が強くて城が危ういと知らせて来る。百姓達は騒いでいるという。公爵は初めて領地に対する責任感を覚え、急遽領地へ赴き防火の指揮をしたので城は全焼の厄を免れる。かくて公爵は百姓達を愛する領主としての生活に戻った。

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