大アマゾンの半魚人
劇場公開日:1954年7月12日
解説
ウィリアム・アランド製作、ジャック・アーノルド監督になる空想怪奇映画1954年作品。モーリス・ジムの原作を「地獄の狼」のハリー・エセックスとアーサー・ロスが脚色した。撮影は「第二の機会」のウィリアム・E・スナイダー、音楽は「サスカチワンの狼火」のジョセフ・ガーシェンソンの担当。「偽りの花園」のリチャード・カールソン、「ミシシッピの賭博師」のジュリア・アダムス、「ネヴァダ決死隊」のリチャード・デニング、「サスカチワンの狼火」のアントニオ・モレノ、ネスター・ペイヴァなどが出演。立体、平面の2版があるが本邦公開は平面版である。
1954年製作/79分/アメリカ
原題または英題:Creature from the Black Lagoon
配給:ユニヴァーサル日本支社
劇場公開日:1954年7月12日
ストーリー
有名な地理学者カール・マイアはアマゾン河沿岸のジャングル地帯で指に水かきのある化石化した手を発見、知らせをうけてデイヴィド・リード博士(リチャード・カールソン)、マーク・ウィリアムス博士、研究助手でリードの許婚ケイ(ジュリア・アダムス)などは探検隊をつくって現地に赴いた。一行が近くの“黒い入江”を調査中、古代の遺物を思わせる半人半魚のギル・マンが網にかかり、大暴れして爪を残して逃げ去った。怪しい生物の存在が明らかになったので、一行は更に調査をつづけ、水かげから突如現れたギル・マンをリードが写真に撮そうとしたが、ウィリアムがを功をあせってもりを射ったため失敗におわった。傷をうけたギル・マンは怒って乗組員の1人を殺したので、リードは甲板上に水槽をつくり、木の根からとった毒薬を湖中に流してギル・マンを捕えようとした。ギル・マンは船をおそってケイを抱き、水に入ろうとするところを毒が回って捕らえられ、水槽に入れられた。しかし、毒がさめると物凄い力で水槽を破壊して逃げてしまった。リードは、これ以上の危険をさけるため調査打切を提唱した。船がアマゾン河本流に合するせまい入口に来たとき、流れに横たわった樹木が邪魔になって通れなくなっていた。樹を除く作業はギル・マンの妨害にあい、更にケイが奪われた。水中に後を追ったリードは一行の助けをえて岩棚の上で気を失っているケイを助け出すことができた。傷ついたギル・マンは水中深く去って行った。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジャック・アーノルド
- 脚色
- ハリー・エセックス
- アーサー・ロス
- 原作
- モーリス・ジム
- 製作
- ウィリアム・アランド
- 撮影
- ウィリアム・スナイダー
- 美術
- ベルナルド・ヘルッブルン
- ヒルヤード・ブラウン
- 音楽監督
- ジョセフ・ガーシェンソン
- 録音
- レスリー・I・カレー
- ジョー・ラピス
- 編集
- テッド・J・ケント