ダークシティのレビュー・感想・評価
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地球はどこへ行っちまったか? 何に感動して良いのやら、 天動説的,...
地球はどこへ行っちまったか?
何に感動して良いのやら、
天動説的,『うるさい奴らビューティフル・ドリーマー』だね。
スロースターターなSF作品
U-NEXTで観ました。
序盤は始終暗くて、見た感じがチープで「このまま続くなら観るのやめようかな」と思うほどでしたが、中盤から少しずつ盛り返し、クライマックスでは目を離せないほど熱中し、ラストシーンでは虜になってました(笑)
主人公ジョンの力を使う時の演技力もさることながら、博士役のキーファ・サザーランドの演技も光っていました。良いもんから悪もんまで演じられる役者の鑑ですね✨なによりヒロインのアンナ役のジェニファー・コネリーの華は、この暗い街には眩し過ぎます(笑)舞台で歌っているシーンからメロメロです😍
序盤チープに見えたCG演出も、クライマックスでは上質に感じられ、PSゲームの『エイブ ア ゴーゴー』や、『トゥルーマン・ショー』や、『インセプション』を彷彿とさせるシーンが目白押しで、ニヤニヤと興奮が止まりませんでした😳
1998年の作品なので、『タイタニック』の翌年に上映された映画ですね。知る人ぞ知る良作だと思います。SFやサスペンスが好きなら気に入ってくれると思いますよ!
SFじゃなくファンタジー
最初のナレーションは要らないのでは? 異邦人たちの秘密が最後の方で明らかになっても、ほぼナレーションから分かる話で驚くこともない。彼らの目的が弱すぎ。人間の心が欲しい? で、実験? 手段もおかしい。ファンタジーであれば、まぁ成立するかなぁってところ。俳優陣がなかなか良かったので、星3つにしておきます。宇宙とかエイリアンが出てくるってだけでSFって言うのは浅はかだなぁと思います。
街が変容する映像は「インセプション」に近いもので当時としてはすごいものだったのかもしれませんね。ストーリーよりそこが売りだったのかも。
少しビューティフルドリーマーに似ていませんか?
記憶をなくした主人公が連続娼婦殺人事件の容疑者として追われるが、逃亡中に重大な秘密に行き当たり・・・と言う物語。
SFスリラーです。「暗闇」「記憶喪失の主人公」「黒ずくめの謎の集団」。それらが上手に散りばめられていて、不思議な世界観と圧迫感を醸し出します。
そこから、クライマックスにかけて転調し、エンディングの爽快感に導く構成は、上手にまとめられていると思いました。特に、クライマックスの「壁をぶち破るシーン」は、中々のシーンでした。
ただ、少し特殊な映画なので、正直「面白い」とは言い難いように感じ、評点は少し辛口にしました。
蛇足ですが、アニメ好きとしては、少しうる星やつらビューティフルドリーマーに似た世界観に感じます。前述の壁をぶち破った後のシーン等は特に似ていて、親近感を感じてしまいました。
『闇に閉ざされた迷宮の地図』
自宅にて鑑賞。題名通り、終始、闇が画面を支配し、暗い夜のシーンが圧倒的に多い。“エマ・マードック(アンナ)”のJ.コネリー、“フランク・バムステッド”警部のW.ハートとお気に入りの演者が顔を揃えている。夜中に黒尽くめでハイカラーのロングコートにスキンヘッドの連中が黙々とライン作業に精を出し勤しむ様が微笑ましかった。意味有り気に謎が謎を呼ぶ展開は良いのだが、平坦で起伏に乏しい前半、まどろっこしい中盤~の展開と中途半端でカタルシスに欠ける対決シーン等々、全篇、どこか物足り気な割にラストは冗長気味で少しダレてしまった。60/100点。
・画的な雰囲気として、無彩色で蒸気の立ち込める退廃した夜の街並みで古くは『メトロポリス('26)』、『シン・シティ』シリーズ('05・'14)や『エンゼル・ハート('87)』、『バットマン』シリーズ('89・'92・'95・'97・'05・'08・'12)の舞台となる“ゴッサム・シティ”、或いはD.リンチの(ナイトクラブで唄うジャズ歌手と云う共通点もある))作品群を、大きな輝く文字盤は『KAFKA/迷宮の悪夢('91)』辺りを髣髴させるが、孰れの作品よりも本作の方が何故かカラッとした印象を受ける。見せ場は真夜中に正体を現す不気味な街であろうか。姿を変えるその様は規模は違えど『ドクター・ストレンジ('16)』や『インセプション('10)』辺りを想起した。建物が歪み、変化して行くアイデアは前作『クロウ/飛翔伝説('94)』撮影時のセット替えの際、思い附いたと監督は答えている。
・ネタバレとして、第三者による環境下でのコントロールされた日常生活と云う世界観や設定は『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー('84)』、『新・世にも不思議なアメージング・ストーリー2('88)』に収録されている『シークレット・シネマ "Secret Cinema('86年4月6日米国TVにて初放送)"』、『トゥルーマン・ショー('98)』、『エドtv('99)』、『シグナル('14)』等によく似ており、プロットの大筋──偽の過去に疑似体験、刷り替えられた記憶等はP.K.ディックそのものである。
・クライマックスで描かれる“チューン”と呼ばれる「力」の対決は『スキャナーズ』シリーズ('81・'90・'91・'93・'94)、軟体生物が頭から出て来るのは『ヒドゥン』シリーズ('87・'93)、『ノイズ('99)』を思わせる。
・立派ながたいとは裏腹にK.サザーランドが演じるのは珍しく気弱な“ダニエル・P・シュレーバー”博士──この役名は、統合失調症者の犯罪に関する制度見直しを推進した1903年に刊行された「シュレーバー回想録─ある神経病者の回想録」の著者で、S.フロイト、C.G.ユング、J.ラカン、E.カネッティ、G.ドゥルーズ&P-F.ガタリ等、後継者に多大な影響を与えたと云われるダニエル・パウル・シュレーバーから採られている。原案・脚本を兼ねた監督によれば、本作は先述の本から構想を得たと云う。
・後半、登場する建物の屋上を飛び交うチェイスシーンで使用されたセットは『マトリックス('99)』の製作陣に売却されたらしい。これを念頭に彼作を観直すと、確かに本作で用いられたと思われるセットの一部が塗り直されたり、或いは微妙に形状を改良されたと思しき姿で背景やその他で活かされている様に見受けられる。
・冒頭、R.シーウェルの“ジョン・マードック”が覚醒するモーテルのルームナンバーは“614”であり、これは救世主の到来が記された聖書の「第6章 14節」に由来するらしい。
・前半、W.ハートの“フランク・バムステッド”警部が、“エマ・マードック”のJ.コネリーに示したR.シーウェルの“ジョン・マードック”の犠牲者と思われる娼婦のリストにあるのは"Michelle Davies"、"Alison Montgomery"、"Samantha Richards"、"Kathleen O'Shea"、"Simone Shaunessy"、"Beth Mulligan"の六名分である。
・ラストシーケンスで、“エマ・マードック(アンナ)”役のJ.コネリーが海を眺めているカットがある。この印象的なショットは、後に彼女が出演した『レクイエム・フォー・ドリーム('00)』、『砂と霧の家('03)』の二作にて再演されている。
・製作陣によると本作のアートディレクション、取り分けデザイン上のテーマは円と螺旋(渦巻き)であると云い、指紋や傷跡、街中そこかしこに溢れる落書き、地下都市のビジュアル等、冒頭から全編を通し一貫し使われている。これは知らず知らずの内に街が作り直され、記憶もどんどん変化するコンセプトに沿った象徴的なモチーフとして用いられたとしている。
・ポストプロダクション時、制作陣と監督を初めとした現場陣で編集を巡り対立が起こり、監督はディレクターズカット版を作った。変更点としては例えばオープニング、“ダニエル・P・シュレーバー”博士(シナリオ上はこのキャラクターは生き残っていた)のK.サザーランドによるモノローグはカットされた他、様々なシーンに手が加えられ、公開版よりやや長くなったこのヴァージョンはDVD他の媒体で観る事が出来る。
・映画評論家のR.イーバートは本作を自著"The Great Movies('03)"内で自身のベスト100にリストアップし、論じてる他、'98年のベストフィルムであると称賛した。彼の解説は米国版DVDの副音声に収録されている。
・エンドロール時に"Filmed in Panavision"とクレジットされているが、全シーンスーパー35mmで撮影されているらしい。亦、本作は'98年2月25日にカリフォルニア州ロサンゼルスに在るセンチュリーシティにてプレミア初上映されたのを皮切りに二日後の'98年2月27日に全米公開されたが、エンドロール上のコピーライトにはMCMXCVII(1987年)とクレジットされている──これは当初、'97年秋頃に公開が予定されていたにも関わらず、何らかの事情で約半年遅れ、年が跨いでしまったようである。
悪くないのですが…
雰囲気は凄く佳い感じですし、 設定もなかなか面白いですよね。
ただ、個人的に主演のルーファス・シーウェルが苦手なので(ファンの皆様、ごめんなさい)いまいちのめり込めず残念でした。
なので、リメイクして欲しい作品でもあります。
記憶の刷りかえ
ディストピアな雰囲気は良かったが内容は複雑なようでセリフでの説明ばかりになりオチも単純に。
救いようのない絶望感のまま終わってくれた方がショッキングで余韻に浸れたはず。
建物が歪んだり増えたりする場面はなんとなぁ〜く?ノーランの「インセプション」を思い出す。
T・ギリアム要素がチラホラと!?
マトリクス感たっぷり
Amazonで視聴
昔見た覚えがあるのだけど、内容はよく覚えていなかったので再視聴。なんの映画のものか忘れたけど、どこかの映画評でこの作品に触れていて、興味を持ったのです。
冒頭に背景設定がボーンと出てくるのですが、遥か彼方からきた宇宙人は、意志の力で物体を操れ、どんな物も作れてしまう。また、その力で眠っている人間の記憶を入れ替えることができる。彼らが、人間を攫って閉じ込め、それを観察しているのだが、果たして彼らの目的は? 主人公のジョン・マードックは、なぜか彼らの能力に対抗でき、ひとり監獄のような街をさまよいながら、真相に近づいていく。
相手は機械ではないけれど、マトリクス的な世界観ですね。少しメリハリに欠けるのですが、最後までしっかり見れました。若き日のジェニファー・コネリーや、キーファー・サザーランドが出演しているので、こちらも楽しめます。
評価割れるだろうなあ。
個人的には時代にしては良くできている。
ストーリー、世界観、かなり古いから
パクりではなさそうですが。
題材が良いのでリブートしたら
面白そうです。
絵面も面白い、ストーリーは少し難解
世界観はすごいって評価別れるだろうなあ。
言われるまで気づかなかった
上映中だったら、先に分からなかっただろうけど、TVの最初に全貌が見えていました。
私は気づかなかったけど。
昼間がないことにも気づかなかった。
サスペンスとSF、おもしろい発想の映画でしたが、盛り上がりには欠けたかも。
ラストシーンは希望がありつつも、一人の力で何とかなるものか?とか思ってしまいました。
独特の世界観
以前一度観たことがあり。年末のテレビ放映を録画して再び鑑賞。
一言で表すと、独特な世界観のあるダークファンタジー系SF。
主人公とヒロインよりも脇役がいい感じ。
ドラマ「24」でブレイクする前のキーファー・サザーランドと黒装束で没個性な宇宙人たちの中に一人だけ見た目は子どもながらヤバいのがなかなかいい味出してる。
個人的には好きな作品。
ティム・バートンあたりが撮ったらまたひと味違う作品になったかもしれないが、これはこれで良いと思う。
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