卒業(1967)のレビュー・感想・評価
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一度きりの人生
ベンに対し、後先考えないクズなどの評価が多い作品。
ボクは違う視点で観賞できた。
賢く未来を計算していくことが当たり前の世の中。知らないことを経験し悩み心の赴くままに行動するベンを羨ましく思えた。
人生は一度きり。傍観者はなんと言おうとも、己の命を燃やしきって欲しい。
ミセスはベンのことが好きになってしまったと思うと、一連の行動も幼くかわいいと思えます。
芸術作品としてもカメラや映像の斬新さが惹き付けられました。
同じ作品をいろいろな方が観て、それぞれ違った感想になるのが映画だと思います。
なぜなら、人それぞれ経験してきたことや思考が違うからです。
同じ作品を、10代、40代、70代で3回観てみたいです。
●暴走。
卒業ってこんな話だったのか!
もう一度観たい
言わずと知れた大傑作
どうしたらいいかわからない。
人生ってそういうもんじゃないか。
昔この映画を見たときには何もわからなかった。
それはまだ若すぎたのだ。
若い人間の映画をやっているのだから、若い人がわかるかというと
実際問題そうではない。
昔は雰囲気で好きだとかなんとか言っていたと思う。
十字架で戦うシーンとかすごくよかったし、この映画のダスティン・ホフマンのエピソードなどもとても面白かったから。
今この映画を思い返すと、ただ雰囲気だけでどうにかなるというものでもない。
特にあのラストシーンは忘れられない。
このタイプのエンディングは後に高畑勲にも受け継がれているように思うのだけど、まあそれは置いておこう。
この映画のラストシーンに立ち込める不安感は、現代人そのものじゃないか。
あの時代のアメリカの不安を今の日本人は感じているように思う。
借りたのは10年以上前、近くのレンタルビデオで。
ドラマの塊
青春のバイブル。
古い映画だが、今でも鮮明に覚えているのはラスト・シーン。
でも、このラスト・シーンは余りに有名でコントなどにも流用されていたのを思い出す。
サイモン&ガーファンクルの歌が全篇に流れるこの映画で、彼らの存在を知り彼らの歌のファンになった。
サウンド・オブ・サイレンス。ミセス・ロビンソン。スカボロー・フェア。明日に架ける橋。
コンドルは飛んでいく。ボクサー。冬の散歩道。いとしのセシリア。
どれも好きな楽曲だ。
余談だが「エルビス・オン・ステージ」での『明日に架ける橋』は絶品だ。
今やハリウッドの代表スターのダスティン・ホフマン
この後の『明日に向かって撃て』でもヒロインを演じたキャサリン・ロス。
若い二人の愛を軸に様々な大人の世界を垣間見る青春の一ページを切り取ったマイク・二コルズの佳作である。
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