続・荒野の用心棒のレビュー・感想・評価
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劇場のスクリーンで観ることで、新たなる感動が....
TVでの初放映時以降、何度となく再見してきた今作だったのに、今回シネマートのスクリーンで鑑賞する機会に恵まれ、改めて劇場の画面で見てこその作品である事を思い知らされた。
「愛を無くした男が、再び愛する心を取り戻すまで」を描いたストーリーである事が、良く実感できる。
最後に、かつての恋人であった「メルセデス・ザロ」の墓碑に於いて過去と決別すべく、敵と決着をつけたのち、去り際にひとたび、主題歌に送られながら、墓碑を振り返るシーンが、より印象深く感じられた。
この作品は、昨今如何に大型化してきたとは言っても、TVの画面に収まり切るようなレベルに無いえ“映画”であるという事を思い知らされた気がする。
また特に今回の上映では、新たに2018年にレストアされたバージョンである事が冒頭に記されていて、これまでの素材とは別物だということが伺え、実際に鑑賞してみても、カラーの色調や音響のバランスが著しく改善されていて素晴らしく、手持の各種国内DVDやBD、正続セットのアメリカ盤DVDなどと比較して、完全に別モノの次元であると実感させられた。
あと、人手不足解消に一役買ってる“赤頭巾”のもたらす効果は不気味さも醸して、一人何役もこなせるだけに止まらないアイディアが生かされて、それがのちの仮面ライダー以降の戦闘員的なものへと受け継がれてるのが面白い。
また、レンコン機関砲で弾丸を振り続けての“大虐殺”は(砦での使用もあり)、のちの「ワイルド・バンチ」への影響なんかも想像でき、また面白く思う。
今でも、幼少期に初見した際、「なんで棺桶なんか引きずってきたのか?、死体が入ってるんだろうか??」と事前になのも知らずに観て、まさにアッと驚いたあの時のことが、昨日のことのようにアタマに焼き付いてしまってる今作です。
拍手
初めて大きなスクリーンでみる本作品、4kデジタルリマスター版になって、映像も音響もクリアで素晴らしいです。
こんな50年も前のマカロニウエスタンを今時何人のお客さんが観るんだろうと思ってたのでひっそりとレイトショーで1日1回こっきりで地味にやるのかとおもったら、なんと1日4回、朝から大きな劇場で上映されていてびっくりでした。客層も気になってみていたがいつも中年以上の女性がどの映画館も多いんだけど、この作品は中年以上のおじさんが多かった。
それと、上映後、期せずして拍手が起こったのにびっくり。
まさに理屈じゃなく、格好いい男の生き様が紛れもなく描かれている昔懐かしい勧善懲悪の醍醐味に酔いしれた自分を含めた傍観者たちの高揚感が充満していたからだろう。
映画館を出ても、テーマが耳から離れない、なんともはや、しみじみ、いいな~ぁ、これ、これ、これが映画だなと・・
とても面白い
久しぶりに見返した。クライマックスで突如棺桶からマシンガンを取り出し敵を皆殺しにすると思っていたら序盤から出しており、クライマックスには出なかった。街の道路が常にぬかるんでいて、女たちは泥レスみたいになるし、みんなドロドロだった。なんでだろう? 底なし沼が怖かった。
(追記)
リバイバル上映で初めてスクリーンで見た。特に憎むべき悪者はいなくて、みんなそれぞれが主張や立場で対立して争って気持ちよく大暴れする。ヒロインはさっぱりいいことがないまま途中で死ぬ。主人公がお金を盗むときにわざわざ棺桶を使う意味が分からない。ガトリング砲だけ持って行ってお金は袋で運べばいいのに。その場面がやたらとモタモタしていて、クライマックスでつぶされた手で拳銃を扱う様子もモタモタしていて、モタモタすることでハラハラさせる。
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