セントルイス

劇場公開日:

解説

ザカリイ・ゴールドとジェイムズ・R・ウェッブの共作書き下ろしシナリオを、「死闘の銀山」のレイ・エンライトが監督した1949年度作品で、製作は「潜航決戦隊」と同じくミルトン・スパーリング。撮影は「風車の秘密」のカール・フロイント、音楽は「ガラスの動物園(1950)」のマックス・スタイナーの担当である。「彼らに音楽を」のジョエル・マクリー、「第二の妻」のアレクシス・スミス、「地獄から来た男」のザカリー・スコットが主役を演じ、ドロシー・マローン、ダグラス・ケネディ、アラン・ヘイルらが助演。

1949年製作/88分/アメリカ
原題:South of St. Louis
配給:セントラル
劇場公開日:1951年9月24日

ストーリー

南北戦争後期。セントルイスの南方はゲリラの舞台で、キップ(ジョレル・マクリイ)、チャアリイ(ザカリー・スコット)、リイ(ダグラス・ケネディ)の3親友が経営する牧場も、ゲリラのルーク・カトレル(V・ジョリイ)に焼払われた。3人は仇討ちにブラウンスヴィルの町へ乗り込み、ルークを叩きのめしたが、身の振り方を決めねばならなくなり、リーは南軍に志願、キップとチャアリイは酒場の歌姫ルージュ(アレクシス・スミス)の勧めで南軍への武器密輸を始めることになった。様々な危難にあいながらこの仕事を続けていたキップは、テキサス州エデントンの町で、看護婦を志願して来た許婚者のデボラ(ドロシー・マローン)と再会したが、牧場再興のため金を貯めたい一心の彼は、結婚を迫る彼女の願いを聞き入れようとはしなかった。ルークは町の密輸の元締で悪事のかぎりをつくしていたが、チャアリイはひそかにキップを亡きものにしようと、彼をルークと決闘させようと図ったが、ルークが元部下のスリム(B・スティイル)に殺されたので事なきを得た。休戦後新たにテキサス警備隊に入ったリイはブラウンスヴィルの町に派遣されたが、彼はいつしかキップの許婚者デボラと離れがたい仲になった。町を掌握していたチャアリイとスリムは彼に退去を迫ったがききいられず、このため3人の間に決闘の約束が交わされた。リイの身を案ずるデボラはキップに助けを求めた。約束の時刻、リイがキップと並んで来るのをみたチャアリイは、昔の友情にめざめてスリムを裏切った。しかしスリムの最後の1弾は、彼を倒したのであった。数月後、再興した牧場には新婚のキップとルージュの姿がみられた。

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