セント・オブ・ウーマン 夢の香りのレビュー・感想・評価
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【”人間の高潔さとは何であるか”という事を見事に描いた作品。再後半での、若き友の高潔さを満員の生徒達の前で毅然と述べるアル・パチーノ演じるフランク中佐の姿にはカタルシスを禁じ得ない作品。】
ー 内容は、巷間に流布していると思われるので割愛。
久方ぶりに鑑賞した感想を簡潔に記す。-
◆感想(一応記載する。作品内容に思いっきり、触れています。)
・アル・パチーノ演じるフランク・スレード元中佐の屈託を抱えつつ、若き友、チャーリー・シムズを伴いNYへ向かう姿。
ー 盲目でありながら、嗅覚、触覚、記憶、直観に優れ、堂々と振舞う姿。だが、彼はNYを死地として考えていた事が後半分かる。-
・有名な、高級ホテルラウンジでの、フランク・スレード元中佐が美しき女性とタンゴを踊るシーン。
ー 彼の、嗅覚、直観が見事に描かれたシーンである。-
・フェラーリを借りて、チャーリー・シムズと110キロで、街中を走るシーン。そして、暴走を呼び止めた警官の粋な対応。
ー そして、徐々に深まる年の差を越えたフランク・スレード元中佐とチャーリー・シムズとの友情。
・フランク・スレード元中佐が、立派な軍服に着替え、拳銃にて自死しようとするシーン。
ー チャーリー・シムズが、涙を流しながら止める姿。同じくフランク・スレード元中佐も盲目の眼から涙を流している。-
■誰もが知っている、チャーリー・シムズがベアード高の同級生達が、権威を笠に着た校長への悪戯を糾弾する懲戒委員会のシーン。
チャーリーと同じく悪戯を観ていた友人は”コンタクトを付けていなかった”と言い逃れ、悪戯をした生徒たちも名乗り出ない。
そして、奨学金で名門校ベアード高に入学したチャーリー・シムズは、”見たが、言わない。”と言い放つ。
校長が退学処分にすると言った際に、”チャーリーの親の代わりだ”と言って同席していた、アル・パチーノ演じるフランク・スレード元中佐が満員の生徒達の前で言い放った”漢の高潔さとは何であるか”と言う事を凝縮した、長台詞の素晴らしさよ。
<今作は、人間が五感の一つを失っても、高邁な精神を維持しつつ、周囲に媚びる事無く生きる大切さを見事に謳いあげた作品である。
”若き時に観賞して良かった”と久方ぶりに鑑賞して思ったアル・パチーノ演じるフランク・スレード元中佐の圧倒的な漢の生き様と、誇りに魅入られた作品である。
今作をどこかの映画館で掛けて欲しい・・。
最近多い、(で、嬉しい)4Kリマスター版での上映を検討して欲しい作品でもある。>
こう言う映画が作れる国だったんだけど.....
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、これからは
「星のナターシャnova」 と言う名前で
以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
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アル・パチーノの、決して老人では無い迫力!
まだまだ色気も、山っ気も溢れているのに
盲目になってしまったが故に
退役しなければならなかった身を持て余す哀しみや、悔しさが
彼をココまで頑固者にしてしまっている事が
観ているうちに伝わって来る。
アル・パチーノが主演男優賞でアカデミーを取ってしまったから
彼の演技が絶賛されるけど
「中佐」の「盲導犬」であり、「息子」であり、
「若い友」となるクリス・オドネルも誠実ないい演技だったと思う。
善き人、良き人生とは?生き方に迷う時、
何のために生きてるのか答えが見つからない時、
ぜひ観て欲しいと思う。
で、月に8本ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
最近はアメリカ映画と言うと、
どうもスーパーヒーローモノやド派手なスペクタクルモノしか
買い付けられていない事が心配。
この映画のような派手では無いけど
しっかりした人間ドラマも多数作れる国だったはずなのに、
どうしても日本では、それでは客が入らないらしい。
多分、この映画の様な作品もあるのだろうけど
日本の観客が派手なもの、有名俳優が出ているものしか
選ばない様な傾向になっていて、
映画鑑賞民としては劣化しているのでしょうね。
自分も含めて、もっと「民度」を上げなければ~~
こんな骨太な人間ドラマをリアルタイムでちゃんと評価出来る
良き観客でいたいと思います。
暗闇から、光を取り戻して
アルパチーノの演技が素晴らしい
アル・パチーノ
タンゴシーンが最高
こういう空気感が好きな人は好きな映画
ふとした出会いで変わる人生の眺め
やたらと威張り散らすおじさんと、それに振りまわされる高校生。初めはそんな風に見ていました。しかし、立場や年齢を越えて徐々に二人の距離が縮まっていく様子に友情や父と子の関係にも似たような絆が生まれてくるのを感じました。
フランクは軍人である事に誇りを持っているが、視力を失ってしまった。親戚からも嫌われている。人生に絶望と孤独を感じている。チャーリーは名門校の苦学生。チャラついた同級生達と距離を置いている。両親も遠く離れた所におり、義父とはそりが合わない。同級生の悪戯を告白するか悩んでいる。二人とも孤独であり、それぞれに悩みを抱えている。そんな状況を共有し合ううちに二人の関係が深まっていく。
フランクの自殺を思いとどまらせたチャーリー。チャーリーの決断を擁護し、学校の裁判で熱弁をふるうフランク。初めはギクシャクしていましたが、NY旅行を通じてお互いが無くてはならないくらいの関係が築かれていた事に感動しました。
もし、二人が出会ってなければ、フランクは自殺していたかもしれないし、チャーリーは哀しい学校生活を送っていたかもしれない。二人が出会えて良かった。二人の未来が明るくなって良かった。そう思いました。
その他つぶやき
・生徒のちょっとした(?)悪戯に対し、裁判みたいな事をするのが理解できませんでした。しかもただの目撃者に過ぎないチャーリーがなぜあそこまで追い詰められなくてはならないのか。
・タンゴの場面印象的です。女優さんが素敵です。あの場面のみの登場でしたが、美しさが忘れられません。
・最後のスピーチ、正直私にはそこまで響かなかったのが残念です。時間を置いてまた観たいです。
何度見ても泣く。泣く自分に安心する。
もう何度目かわかりません。
何度見ても泣き、泣ける自分を確認して安心する映画。
アル・パチーノの揺れない瞳の演技は圧巻。
見飽きることがありません。
タンゴシーンのガブリエル・アンゥォーも夢のように美しい。
人はいくつになっても、どんな境遇であろうと
お互いに感化しあい、、そのひとの可能性を信じることができる。
苦学生とクセの塊のような退役軍人に生まれる確かな友情。
また見ます。
夢の香りってどんな感じ
エリート校の奨学生(クリス・オドネル)はバイトで、全盲の退役軍人(アル・パチーノ)の世話をする。
この軍人は家族が旅行に出掛けると同時に、バイト君をうむを言わせずニューヨークに連れていく。
そこからこの軍人の人生を垣間見ることになり、同時に自分がまきこまれたトラブルから逃げられないことに気付く。
ガブリエル・アンウォーとアル・パチーノのタンゴのシーンは見事。
厳しく、頭が賢く、度胸があって、経験も豊富。 「本質を知る、本物の...
男の友情と信念
もう何度観たかわからないけど何年か振りに鑑賞。 自分が年をとった今...
アルパチーノ52歳。フーアッ!!
役どころでは62歳ぐらいですかね。自分がちょうどその真ん中ぐらいの年齢なのでこの映画はたまんないですね。
アルパチーノはいろんな役を見事にこなしてとても面白い役者です。
この映画、そんな中でも特に変わった役所だと思いました。とても見事になりきっています。
ターニングポイントになるシーンがとても良かったです。無能な監督だとそこんところで体の一部をアップにしてしまうと思うのですが、この監督はそうしていませんでした。そのシーンがとても情緒的にディレクションされており音楽も素晴らしくて感動的でした。
それにしても真ん中のところでちょっと出てきた印象的な女優、ガブリエル・アンウォーは超セクシーですね。私はこの女優を以前に見たことがあるので、調べてみました。でも見た記憶のある映画は出てこなかったです。たぶん調べた中に見た映画は存在してるのにどうしても思い出せません。不思議なものですね、見た映画のことを完璧に忘れているのに女優の顔は覚えてるんですね。いい女ってのは本当にいいものですね。男はいい女が抱きたくて頑張る。それは不純な動機じゃなくて素晴らしい時じゃないかな。この映画を見てそんなことを思いました。奥さんにバレるとヤバいですけどね。
良い映画!
何度観ても、素晴らしい映画です🈵
この映画は何度も観てるんですが、何度観ても感動してしまいます😂
このレビューを書くためにもう一度鑑賞したんですが、全く無駄のない描写にあらためて感心しました(^^ゞ
死を覚悟した盲目の退役軍人と学内事件に巻き込まれて悩んでいる名門高の優秀な貧乏学生が、旅の中で、徐々に変化していく二人の心理描写が1つの見どころだと思います🙆
言うべきか言わざるべきか⁉️
自分の将来のためには、言ってしまった方が楽なのに、良心がそれを許さない💦
良心に従えば、厳しい処分を受けるかもしれない💦
それでも、良心に従おうとする青年。
最高の料理と最高の女性を満喫したあと命を絶つはずだった退役軍人。
そして、いよいよ学校裁判。
親の力を借りて裏取引したやつ
実際に悪戯をしたやつ
よりも
友人を守るために言わなかった青年
を一番厳しい処分にしようとする学校
こんなことでいいの⁉️
と思っていたら、そんな気持ちを吹っ飛ばしてくれるような見事な演説💯
この演説は何度聞いても心に響く。
さすが、アルパチーノです‼️
アル・パチーノもだがフィリップ・シーモア・ホフマン
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