セント・オブ・ウーマン 夢の香りのレビュー・感想・評価
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華やかな女優陣が競演する恋の話と思ってました。まさかの男の友情物語...
華やかな女優陣が競演する恋の話と思ってました。まさかの男の友情物語とは。
アル・パチーノの怪演、ほぼこれが全て。やはりすごい俳優だったんですね。
対するクリス・オドネルの爽やかさがなんとも対照的。しかし、一流校への推薦か退学か、って、そんな究極の二択はないわ(笑)
タンゴのシーン等見どころも多し。しかしあの豪遊の金はどこから出てるんだろ?
疾走するフェラーリ
アルパチーノです。
タンゴを踊ります。
画面からフレグランス、香ります。
お洒落度でこれを超える映画を、僕は知りません。
そして思うのは
守るべき人ができると人間はかくも強く成長できるのか、ということ。フランクとチャーリーはお互いにかけがえのないバディーとなり、そして再び別々の人生へと旅立つ。
もしも、もしも学校でのあの演説が失敗に終わったとしても、愛し愛された出逢いの事件は彼らをずっと励まし続ける宝の日々となるだろう。
アル・パチーノが演じる役の中で一番好き
ゴッド・ファーザーのマイケル、のイメージが強くあったアル・パチーノですが
なんか見事にスイッチ押された感じです。
よく劇中で言っていた「フーアー!」は調べてみると
米陸軍が使っているとされる(語源とされる)スラングで、
つづりは「Hoo-ah」。
意味は「了解」「賛成」の他、好意的な反応、no以外のいろいろな意味で幅広く使われているのだそう。
あらやだ。が一番しっくりくる。
チャーリーがいい人。
大変良い人。
最後の演説で、フランク大佐(中佐)が
「この青年は魂が清らか。高潔である」と言うだけある。
この映画はこういう(チャーリー)人間になるべき、というのと、
こういう人間(チャーリー)を「受け入れるべき」とメッセージを含んでいるのと、
こういう人間のために演説をする、守る・・・主張する、のを受け入れるべき、耳を傾けるべきでは。と
・・・そういうことも言っているのかもしれない。
自分の利のために行動するのはしょうがない。
だって正義のために、正しい道のために人生棒に振ったり、幸せを取り損ねることもある。
しかし「そこ」を曲げてお願い出来ないか?
そうお願いしているスピーチ映画だ。
惜しむらくは「セント・オブ・ウーマン(女の香り)」というタイトル通り、
女性の香り、という主題を少し強く出す映画であって欲しかった、、
目が見えなくなった=鼻が利くようになった
=香りが嗅げるようになる=最も美しい香りは
=女性だ
女性こそ、神の生み出した夢のような存在である
こういう↑のを少し出して欲しいというか
いや、すでに出しているのを、私がちゃんと拾っていなかったのかな?
What can you say?
女ってものはさ
Who made 'em
誰が創ったんだ
God must have been
a fuckin' genius.
神ってのはすごい天才だな
元々女好きじゃなかったのかもしれない。
目が見えなくなったことで、
女性の香りが良く思えて・・・なのだろう。
<推測>
「盲人男性」を詩的?な感じで表現したのが
「セント・オブ・ウーマン(女の香)」なのかもしれない。
もしそうだとしたら、(仮に、です)タイトル付けた人のセンスに脱帽。
いや、仮に、だけど。二度目。
「俺がここにいて、いい理由は?」
「2つ!タンゴのダンスとフェラーリの運転がめっちゃ上手いです」
「ところでこの軍服を見てくれ。こいつをどう思う?」
「すごく・・・格好いいです」
ここのやり取り面白かった。(本当は感動した)
最後に出て来た金髪の先生、あの人がいい感じでフランク中佐とくっつくような・・・そんな描写があったら良かった。
強い感じで。
そしたら題名にも繋がるのに~
フランク中佐の夢の一歩に近付ける?フラグが立って幸せに満ちるのに。
これからチャーリーと一緒に見つけに行く方向に行ったのだろうか。
いい映画だなあ
午前10時の映画祭で映画館で鑑賞。俳優さんみんな若い!クリス・オドネルは子供だし、フィリップ・シーモア・ホフマン出てたんだ。古き良き時代の名作ですね。
アルパチーノはさすがの迫力。何とも言えぬ男の魅力。ストーリーは胸熱くなる感動の物語です。ラストシーンはスカッとしました。それにしても、この映画の邦題考えた人すごいな。
こう言う映画が作れる国だったんだけど
アル・パチーノの、決して老人では無い迫力!
まだまだ色気も、山っ気も溢れているのに
盲目になってしまったが故に
退役しなければならなかった身を持て余す哀しみや、悔しさが
彼をココまで頑固者にしてしまっている事が
観ているうちに伝わって来る。
アル・パチーノが主演男優賞でアカデミーを取ってしまったから
彼の演技が絶賛されるけど
「中佐」の「盲導犬」であり、「息子」であり、
「若い友」となるクリス・オドネルも誠実ないい演技だったと思う。
善き人、良き人生とは?生き方に迷う時、
何のために生きてるのか答えが見つからない時、
ぜひ観て欲しいと思う。
に、しても最近はアメリカ映画と言うと、
どうもスーパーヒーローモノやド派手なスペクタクルモノしか
買い付けられていない事が心配。
この映画のような派手では無いけど
しっかりした人間ドラマも多数作れる国だったはずなのに、
どうしても日本では、それでは客が入らないらしい。
こんな骨太な人間ドラマをリアルタイムでちゃんと評価出来る
良き観客でいたいと思う。
アル・パチーノ 色っぽい
アルに恋してしまいます。香水の香りからその女性がどんなタイプかわかって、空間が把握できたらタンゴまで踊って、自分をずっとフォローして命を助けてくれた少年(まだ学生ではないですよね)の為に素晴らしい演説をして!あまりにかっこよすぎ!
美しい眼は同じなのにゴッド・ファーザーのマイケルの眼とは全く異なる。すごいな、素敵だな。役者でそれぞれですが、小柄な男性が好きなので、アルは、ど真ん中~!
午前十時の映画祭8
色々なヴァージョン違いでの"Who Are〜"が堪らなく癒される!?
オスカーを獲り損ねた男。
70年代の全盛期に作品自体も色褪せない傑作の数々で獲り逃した男。
90年代に入りやっとオスカーを獲った男。
立派な人生を歩んだ頑固な爺ィと思いきや家族とも疎遠になり人生下降気味で哀れな表情から哀愁が漂い堪らない演技のA・パチーノ。
ラストのオチになるネタが雑に思え素敵なストーリーにパチーノの演技が台無しになりそうに!?
P・S・ホフマンの初々しい演技もまた見所な本作。
ラストの孫と戯れるシーンに癒される。
いい映画ですね。 何よりアル・パチーノ。彼無しにはこの映画は成り立...
いい映画ですね。
何よりアル・パチーノ。彼無しにはこの映画は成り立ちません。
タンゴのシーンもいいですね。凄くキレイな女優さんでした。あそこで声掛けられて踊る女性は日本人には理解出来ませんが。
ラストの余韻も満点です。
無理に取って付けたような趣旨だとも…
非常に分かりやすい趣旨だとも感じたのは,言うまでもない処・・・
観た人誰れもが思う⁈ アル・パチーノじゃないと成り立たない?ともソートーに想わせられた事は言うまでもありません,なんて言い方をすれば、伝わり易いんとちゃう⁉️
超絶品
これは超絶品!
終盤の演説シーンには、かなり心を揺さぶられたし、鑑賞後の余韻も半端なし。オスカーを受賞したアルパチーノの素晴らしい演技には脱帽。その他のキャストも文句なし。
この作品を通じて「私欲の為に友人や仲間を裏切らない、相手を思いやる大切さ」を学ぶ事が出来た。間違いなく名作であり心が豊かになる作品。
(午前十時の映画祭にて鑑賞)
2017-92
全てが好き
何回も何回も見ました。
父親が録画していたのを一緒に見たのが最初でした。
父親も、もう10回以上は見ているようです。
アルパチーノの演技が本当に素晴らしい。
役作りは大変なものだったんだろうと思う。
タンゴのシーンで、出会った女性に笑い声が美しいと褒めるシーンが好き。
お酒を水で薄めるなと怒るシーンが好き。
女性はバーガンディ(色)が好きだと言うシーンが好き。
車を運転するシーンは勿論好き。
その時に、警察官を出し抜くシーンも好き。
チャーリーのため、演説するシーンも好き。
学校の女性教諭を、口説く際、使っている香水を当てるシーンが好き。
運転手にお礼のお金を渡し、また来た時はよろしくと頼むシーンが好き。
自宅に帰った時、孫たちと楽しそうに話すシーンが好き。
名シーンだらけです。
スカッとして、ほんわかとして
映画の魅力が十分に発揮された作品。
カッコいい、アルパチーノ。
タンゴ、運転、演説の各シーン。
チャーリーの表情も実に良い。
この二人をいつまでも観ていたいと思った。
何で、犯人トリオよりも、目撃者の二人が被告人みたくなっているのか?友達を大事にって、犯人トリオはこの二人を逆に見捨てようとしているのに、と、そこだけは理解し難かった。
経験という名の成長
歳を重ねれば、過去の栄光にしがみついたり、偏屈になったりすることもあります。主人公フランクは特に目が見えない分、暗闇の中で自分の殻に閉じこもり続ける偏屈な人間でした。
しかし、ラストで彼は暗闇の中からチャーリーに光を与える存在となります。
それは、自分の殻を破り外に出たから。本当の気持ちをぶつけたから。本当の気持ちをチャーリーからぶつけられたから。フェラーリで爆走したから。
本当は、沢山のことを今やりたかったから。
フランクに不足していたのは、「経験」という名の「自信」だったのかもしれません。
「経験」は幾つになっても人を成長させるものであり、「経験」があるから人は前に進めるのです。
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