セント・オブ・ウーマン 夢の香りのレビュー・感想・評価
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タイトルが秀逸!
なんと言ってもアルパチーノ
人にオススメされて観たのだけど、
僕的にはそこまで面白いとは思えなかった。
主人公の直面してる問題が地味だったからかな?
振る舞い方でどうにでもなりそうなので、
ラストもぶっちゃけ感動しなかった。
ただ、アルパチーノは誰が観ても凄い。
視力を失って自暴自棄な人生を諦めてる男なのに、
普通ならボソボソ喋る静かな嫌なヤツという演出を
しそうなところを、
声だけはやたら張りがあるという演技にまず驚いた。
というか怖かった。
自分勝手で人を傷つける事を何とも思ってない人かと
思いきや、実は人生を終わらせたいと思うほどに
傷ついてたり、そう思いきやタンゴを踊れるは
鼻はやたら効いて女好き、主人公の良き人生の先生
にもなってくれるし、
とキャラ造形が深みがあって素晴らしかった。
足が絡まっても踊り続け人生を僕も歩みたいと
思えました。
それにしてもフィリップシーモアホフマンは
若い時から変人。
1人だけ異様な空気をまとってました。
足が絡まっても
暗闇で孤独に生きる盲目の退役軍人Frank。口を開けば声はデカく、毒は吐くし、下ネタ多し(^_^;)。
彼の面倒を見るバイトをすることになったCharlieは、奨学金で進学校に通うも、ボンボンばかりの生徒の中、学内では常に貧乏な田舎者扱い。
2人とも、家族とはやや疎遠。
Frankの「最期の贅沢旅行」をきっかけに、純粋な若者は生きる意味を失った男の命を救い、男は父親代わりのように若者の窮地を救う。
本来大切にすべき未来を託す純真な心を、国に仕えてきた退役軍人が守るという構図が良いですね。
Frankのフェロモン嗅覚が凄すぎ(^^)。
調香師になったら良いのに!!
女性なら誰でもいいんかい、というくらい無類の女好き。そしてフェラーリと酒が好物。
タンゴのシーンは素晴らしくて感動しました。
それにしても、証人にならなければ退学処分って酷過ぎる(>_<)。
グルではないという証明ってこと?
大体誰が誰といつもツルんでいるかくらい、みんな知っている訳だし。あんな校長だから馬鹿にされているのか…。
足が絡まっても、踊るように、魂が欠けない程度に、生きていけたらね…。相手が居ないと転んで踊れないけど(^_^;)。
“No mistakes in a tango, no, not like life.”
“If you're tangled up, just tango on.”
“There is nothing like the sight of an amputated spirit. There's no prosthetic for that. “
完璧
華やかな女優陣が競演する恋の話と思ってました。まさかの男の友情物語...
疾走するフェラーリ
アルパチーノです。
タンゴを踊ります。
画面からフレグランス、香ります。
お洒落度でこれを超える映画を、僕は知りません。
そして思うのは
守るべき人ができると人間はかくも強く成長できるのか、ということ。フランクとチャーリーはお互いにかけがえのないバディーとなり、そして再び別々の人生へと旅立つ。
もしも、もしも学校でのあの演説が失敗に終わったとしても、愛し愛された出逢いの事件は彼らをずっと励まし続ける宝の日々となるだろう。
・・・・・・・
追記 2025.2.3.
ラインナップ
①客室乗務員がつけていたのは「FROLIS/フローリス」。
②義理の姉はゲランの「MITSOUKO/ミツコ」。
③タンゴを躍ったドナは「オグリビー シスターズ」の石鹸。
そして二人のバックに流れるタンゴはカルロス・ガルデルの名曲
「Por Una Cabeza (首の差で) 」。
ラストシーン
④高校の女教師にCARONの「フルール ド ロカイユ」=”岸辺の花”。
あの珠玉のタンゴのシーンは、YouTubeでその部分だけを切り取って観る事が出来ます。
追記 2025.3.13.
オグリビーシスターズの石鹸
通販で購入しました、アメリカからの送料がとんでもないことになっちゃいました😁💕
アル・パチーノが演じる役の中で一番好き
ゴッド・ファーザーのマイケル、のイメージが強くあったアル・パチーノですが
なんか見事にスイッチ押された感じです。
よく劇中で言っていた「フーアー!」は調べてみると
米陸軍が使っているとされる(語源とされる)スラングで、
つづりは「Hoo-ah」。
意味は「了解」「賛成」の他、好意的な反応、no以外のいろいろな意味で幅広く使われているのだそう。
あらやだ。が一番しっくりくる。
チャーリーがいい人。
大変良い人。
最後の演説で、フランク大佐(中佐)が
「この青年は魂が清らか。高潔である」と言うだけある。
この映画はこういう(チャーリー)人間になるべき、というのと、
こういう人間(チャーリー)を「受け入れるべき」とメッセージを含んでいるのと、
こういう人間のために演説をする、守る・・・主張する、のを受け入れるべき、耳を傾けるべきでは。と
・・・そういうことも言っているのかもしれない。
自分の利のために行動するのはしょうがない。
だって正義のために、正しい道のために人生棒に振ったり、幸せを取り損ねることもある。
しかし「そこ」を曲げてお願い出来ないか?
そうお願いしているスピーチ映画だ。
惜しむらくは「セント・オブ・ウーマン(女の香り)」というタイトル通り、
女性の香り、という主題を少し強く出す映画であって欲しかった、、
目が見えなくなった=鼻が利くようになった
=香りが嗅げるようになる=最も美しい香りは
=女性だ
女性こそ、神の生み出した夢のような存在である
こういう↑のを少し出して欲しいというか
いや、すでに出しているのを、私がちゃんと拾っていなかったのかな?
What can you say?
女ってものはさ
Who made 'em
誰が創ったんだ
God must have been
a fuckin' genius.
神ってのはすごい天才だな
元々女好きじゃなかったのかもしれない。
目が見えなくなったことで、
女性の香りが良く思えて・・・なのだろう。
<推測>
「盲人男性」を詩的?な感じで表現したのが
「セント・オブ・ウーマン(女の香)」なのかもしれない。
もしそうだとしたら、(仮に、です)タイトル付けた人のセンスに脱帽。
いや、仮に、だけど。二度目。
「俺がここにいて、いい理由は?」
「2つ!タンゴのダンスとフェラーリの運転がめっちゃ上手いです」
「ところでこの軍服を見てくれ。こいつをどう思う?」
「すごく・・・格好いいです」
ここのやり取り面白かった。(本当は感動した)
最後に出て来た金髪の先生、あの人がいい感じでフランク中佐とくっつくような・・・そんな描写があったら良かった。
強い感じで。
そしたら題名にも繋がるのに~
フランク中佐の夢の一歩に近付ける?フラグが立って幸せに満ちるのに。
これからチャーリーと一緒に見つけに行く方向に行ったのだろうか。
いい映画だなあ
こう言う映画が作れる国だったんだけど
アル・パチーノの、決して老人では無い迫力!
まだまだ色気も、山っ気も溢れているのに
盲目になってしまったが故に
退役しなければならなかった身を持て余す哀しみや、悔しさが
彼をココまで頑固者にしてしまっている事が
観ているうちに伝わって来る。
アル・パチーノが主演男優賞でアカデミーを取ってしまったから
彼の演技が絶賛されるけど
「中佐」の「盲導犬」であり、「息子」であり、
「若い友」となるクリス・オドネルも誠実ないい演技だったと思う。
善き人、良き人生とは?生き方に迷う時、
何のために生きてるのか答えが見つからない時、
ぜひ観て欲しいと思う。
に、しても最近はアメリカ映画と言うと、
どうもスーパーヒーローモノやド派手なスペクタクルモノしか
買い付けられていない事が心配。
この映画のような派手では無いけど
しっかりした人間ドラマも多数作れる国だったはずなのに、
どうしても日本では、それでは客が入らないらしい。
こんな骨太な人間ドラマをリアルタイムでちゃんと評価出来る
良き観客でいたいと思う。
アル・パチーノ 色っぽい
午前十時の映画祭8
いい映画ですね。 何よりアル・パチーノ。彼無しにはこの映画は成り立...
無理に取って付けたような趣旨だとも…
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