007/ユア・アイズ・オンリーのレビュー・感想・評価
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0202 ロータスボンドカーには盗難注意の貼り紙が
1981年公開
漫画路線を修正すべくシリアスムーアの誕生だ!
話のまくらのヘリコプターアクション、
ムーアのアップはスクリーンプロセスだが
遠景は完全スタント。ワクワクする。
ブロフェルドもどきの
ボンド君いい商談をしよう、の泣き言がイイ!
本筋では
ポンコツシトロエンのカーチェイス。
ジャンプ競技場とボブスレー競技中の追っかけっこ。
珊瑚礁での(脇の甘い)拷問からの脱出。
断崖絶壁での敵拠点侵入。
どれもこれも生身のアクションを主として100点満点。
Mをずっと演じてきたバーナードリーが死去のため
休暇中としたのは正解。
ビルコンティの音楽も新味 。
90点
初鑑賞 1981年8月5日 北野劇場
パンフ購入
トレイシー、仇は討ったぞ‼️
冒頭、トレーシーことテレサの墓参りをするボンド‼️そしてスキンヘッドの男と激闘の末、煙突の中に落とす‼️名前は出てこないが明らかにこの男はブロフェルド‼️「女王陛下の007」の決着をつけたポンド‼️明らかに今までのムーア版ポンドのノリとは違います‼️そして「私を愛したスパイ」のロータス・エスプリも早々に爆破されシトロエンへ‼️明らかにこれまでのコミカル路線からシリアス&肉体アクションへ‼️今までだったら秘密兵器でひとっ飛びだった岸壁も一生懸命登ったりする‼️そして猛スピードのボブスレーを追うスキーのボンド、さらにマシンガン搭載のバイクが追いかけるアクションシーンも素晴らしい迫力‼️そしてムーアとキャロル・ブーケの2人がロープで結ばれ、海中でボートに引きずり回されるシーンは、イタいサンゴ礁と寄ってくるサメの描写に幼な心にもの凄くコワかった覚えがありました‼️後に高校生くらいの頃に再見した際、全然怖くなく、逆に迫力たっぷりのアクションシーンにワクワクしたものです‼️加えて、ボンドガールのキャロル・ブーケのあまりの美しさに固唾を呑まされました‼️
畳み掛けられるボンド・アクション!
ジェームズ・ボンド・シリーズ第12作。
Amazon Prime Videoで2回目の鑑賞(吹替)。
原作は未読です。
とにかくアクションが途切れません。いろいろなバリエーションのアクション・シーンがこれでもかと畳み掛けられ、ハラハラ・ドキドキしっぱなし。息つく暇もありませんでした。
[余談]
ロジャー・ムーアのボンドを久しぶりに観ましたが、他の俳優が演じたボンドに比べ紳士感が抜きん出ていました。
全身から優しさが溢れる、とことん陽性なボンド像と云う印象。それは「女王陛下の~」の続編的冒頭から窺える。
シーナイーストンが歌うユアアイズオンリー
まず何をさておいてもこの映画のテーマ曲が若い頃好きだったシーナイーストンが歌うユアアイズオンリーである事が一番好印象である理由だ。昔はPVが無かったから素晴らしい声の歌が聴きたくて何回も観ているんだよね。次にはロジャームーア。ショーンコネリーの次に気に入っていた。ボンドガールはキャロルブーケ。長い黒髪と青い瞳が印象的な女優さんだね。若干スピード感に欠けるが、人間味があっていいね。
James Bond in the 80s
ジョン・グレン、やってくれた!
これはいい!
80年代最初の007は見事な原点回帰、原作尊重の作品であった。
しかも、B.Gは初の清楚路線。
知性的で有能なところは前作譲り。
エンディングギリギリまで、ジェームスと情を交わすどころか、キスひとつしなかったボンドガールは初めてだ。
代わりにオトナのお色気パートはコンテス・リスルが引き受けてくれるが、彼女がピアース・ブロスナンの奥様だとは知らなかった。
ブーケはカビーが、コロンボ役のトポル(屋根の上のバイオリン弾きの人ですね♪)はカビーの細君が見初めたらしいが、リスル=カサンドラ・ハリスの陣中見舞いにブロスナンが撮影現場を訪れた時、カビー始め多くのスタッフが彼に未来のボンドを見たという。
ハリスは癌の為43歳の若さで早逝するが、不思議な縁を感じてならない。
冒頭は、名作「女王陛下の007」にて結婚式直後に非業の死を遂げる最愛の妻、トレイシーのお墓参りから始まる。
続けて、ダイナミックなヘリでのアクションシーン。
宿敵ブロフェルド(例の権利問題により、作中でブロフェルドだと明言はしないが)を、容赦なく葬る。
お次はカーチェイス。
何ィ? 2CVだとぉ!
一目見た瞬間、露骨に嫌な顔をするボンドw
そりゃそーだ。2馬力だwww
(504は約100馬力、エスプリターボは約200馬力。2CVは2馬力という名前だが実際は9馬力程度までは叩き出せる(焼け石に水w)ウサギと亀より分が悪い。ハナから勝負になどならないのだ)
はてさて、マドリッドの片田舎にて繰り広げられる派手な追いかけっこ。
迫るプジョー504。道なき道を駆け下る2CV。しなやかな「猫足」がウリのプジョーも2CVと比べてはめちゃくちゃゴツい悪役に見えるw
ちょっと待てよ。思いっきり「リアル・カリオストロの城」じゃないか!
待て待て、カリオストロ公開いつだった?(検索タイム!)1979年?
マジか。完全に真似したね、これ。
まぁ、でも「アニメだから出来る事」を実写化するのは遥かに難易度高いものね。ここは称賛するしかないか。
撮影秘話を調べてみれば、2CVを8台使い、そのほとんどがクズ鉄と化したと。さもありなん・・・。
マドリッド設定だけど、ロケはギリシャだって。そーなんだ。うん、スペインぽさ、出てるよ、出てる!(笑)
田舎道を駆け下っても、どこかしらに必ず農家の人が働いてるとか、街中では横転した車を皆で起こしたり押してくれたりとか。脚本&演出、good♪
スペインの人って、いわゆる大阪弁で言うところの「いっちょかみ」なんだよねw
2台もエスプリ・ターボ投入しておきながら「爆破」されるだけ&「棺桶」になるだけ。完全に2CVの引き立て役でした。
今回、アクション凄すぎ!
冒頭のヘリに始まり、アクロバティックなカーチェイス、見事過ぎるスキー、海洋ボート引き回し、メテオラの奇岩クライミング!(2CVネタに字数使い過ぎたから、端折りますw)
これらのレジャー経験が少しでもあれば、本作のアクションがどれだけとんでもない事ばかりしているかわかるはず。
(想像やバーチャル経験だけではわかるはずもないが)
CGが無い時代「本物」だけがもつリアリズムに興奮させられる事しきりだ。
しかも、ジェームスが女性を口説かないよぉ。固茹で卵(ハードボイルド)だよぉ。
ロジャーが格好良いよぉ。
本当にこれ、ムーア・ボンドか?(笑)
ゴーゴル将軍のヘリがちゃんと「本物」のMi-2なのも良かったなぁ。ホプライトだよね。
デタントを口にするボンドに将軍も大物の笑顔を見せる。時すでにデタントの時期は去り、西側諸国がモスクワオリンピックをボイコット、再び緊張が高まっていた時代だ。
本作の数年前頃、担任の先生が夏休みにソ連旅行したらしくクラスの子供全員に「モスクワオリンピック記念ピンバッジ」を買ってきてくれた。(デタントだから出来た事。当時、民間人が東側に行くなんて、現在の北朝鮮に潜入するくらいの恐怖感を抱いたものだ)
日本でもアニメ・こぐまのミーシャが放映されていた頃だ。まさかボイコットによる幻のオリンピックになるとは。日本においては非常に貴重なピンバッジになってしまった。
オマケネタ。冒頭、ゴンザレスの登場時、一緒に観ていた息子が「こいつの名前がマリオだとしても驚かないぞ」と言ったが、その後、北イタリア・コルティナの現地連絡員がルイージだったのがウケた。
あとは、当時大人気を博したシーナ・イーストン。こんなに美人だったのね〜。OPで再認識。数年後にマドンナがブレイクするまでは、No.1女性シンガーだったと思う。
男性陣では、コロンボも格好良かったなぁ。4作目のスペクターNo2ラルゴや、6作目のトレイシーちゃんのパパ・ドラコなど、こういう男性は好きだ^ ^
みんなバランス感覚とポリシーと行動力のあるワルなんだねw
閑話休題
コネリーの「ロシアより愛をこめて」
レーゼンビー「女性陛下の007」に並ぶ傑作
ムーアの「ユア アイズ オンリー」が誕生した。
80年代、新たな007史の幕開けに相応しい良作であった。
セクシーじゃないボンドガール(007⑫)
80年代に入ったら、(当たり前だけど)80s感が出てきた12作目。監督はジョン・グレンに交代。
前作に続いてアクションの連続だけど、前作のアクションの方が良かったかなぁ~(^_^;)
今作は、ボンドガールとのキスシーンも無いので、なんだかジェームズ・ボンドが真面目なスパイに見えました(^_^;)
オープニングが奥さんの墓参りで始まるし。
ジョーズ氏は出ないがサメは出てくる
冒頭、ボンドにはテレサという妻がいて、墓地を参っている(1943~1969)。そして主題歌シーナ・イーストンの魅力たっぷりの背景画と音楽・・・派手なアクションを除けば、どことなく70年代の刑事アクション映画の雰囲気。ブロフェルド似の男(ペルシャ猫はいる)のリモコン操作によるヘリコプターアクションから始まり、前半は1956年に冬季オリンピック会場となったコルティナでのウィンタースポーツのオンパレード。フィギュアスケート、バイアスロン、ハイジャンプ、アイスホッケーなど。
後半は海底神殿探査を経て山登りへ!ロッククライミングで落とされたシーンは迫力満点。前半ののんびりしたアクションが嘘のようだ。しかし、小屋でのアクションはお粗末。
ボンドガールは両親を殺され、ボウガンを持って復讐に燃えるメリナ役のキャロル・ブーケ。知的な容姿だが、復讐心溢れるところが逆にいいし、最後までボンドと寝ないところもいつもと違っていていいかも。スケート娘のビビ(リン=ホリー・ジョンソン)も小悪魔的な魅力があった
For your eyes only. あれ?普通かな?
2020年公開のボンド25作目に向けて見直し007。3代目ムーア・ボンドの第五作目「ユア・アイズ・オンリー」です。今回のボンドさんも雪山から深海?からロッククライミングまで色々やってます。うーん、でもロジャー・ムーアとボンド・ガールがもはや親子ぐらいの歳の差があってなぁ。だんだん若い女の子との恋愛は無理が出てきてる気がします。ボンド・ガールが凄い美人だっただけにお爺ちゃんが入ってきてるムーアと並ぶと・・・ちょっと厳しいです。
アクションシーンは頑張ってましたね。スキー場をバイクで下るのは純粋に凄いと思います。で、ボブスレーのコースを走行するとか実際やったらメッチャ恐そう!!その後のスケートリンクの殺し屋はいったい何だったのでしょう?ムーア・ボンドの殺し屋ってどこかしら本気で殺しに来てない感じなんですよね。後半でもボンドを捕まえた後に船で引き釣り回すって回りくどいよ!で、最後はサメに任せとけって雑!!
ギリシャのシーンが多くって風光明媚でした。海がとても綺麗。180mの深海でも日の光で明るいのはギリシャだからって事にしときましょう。最終的に新兵器ATACも壊してしまったのですが、あれで首相に誉められてたのは何故?回収じゃなくって破壊がミッションなんでしたっけ?
でも、全体としては前作の「ムーンレイカー」でブッ飛んでたのに比べると本作は普通かなって感じでした。やり過ぎてても前作のようなテイスト好きだったのになぁ。制作側もアレはやり過ぎたと思ったのかなぁ。
マイ・アイズ・ベストワン・ロジャー・ボンド
シリーズ12作目。1981年の作品。
まず、プレ・シークエンスに驚き。
ボンドが亡き妻の墓参り。
そんなボンドを、猫を抱いたグレースーツのスキンヘッドの男が襲撃する…!
暫く語られていなかった悲劇のエピソードや権利の問題で登場出来なくなった某首領(正確には確実にそのキャラではなく、それっぽいキャラ)が何故突然に…?
やはり007の世界って繋がってる…? それとも、ちょっとしたお遊び…?
前作で“進出し過ぎ”ちゃって、地球を守るスーパーヒーローみたいになっちゃったボンドだが、本作では本来のスパイ任務に復帰。
アルバニア沖でイギリスの電波監視船が沈められ、搭載されていたイギリス軍のミサイルを誘導する新兵器“ATAC”が行方不明に。もし、悪用されれば…。
海洋学者のハヴロック夫妻に引き上げを依頼するが、何者かに殺される。それを目の前で目撃した娘メリナ…。
事件を調査するボンドは、復讐に燃えるメリナと出会い、真相を追う…。
所在不明となった兵器に、背後に蠢く陰謀。
自国の命運を懸けた諜報活動、争奪戦。
ロジャー・ボンドはシンプルな相関図が多かったが、複数の人物が入り乱れ、誰が敵で誰が味方か。
ロジャー・ボンドの中では本来のスパイ映画としての面白さや醍醐味が充分。
と同時に、ロジャー・ボンドで一番アクションのボリュームたっぷり。
某首領(?)とのヘリ・アクションから始まり、
田舎町でのカー・チェイス、
スキーやボブスレーを駆使した雪山アクション(それにしても、雪山では必ず名アクション・シーンが生まれる)、
海中挺で海中戦、
敵基地侵入しての銃撃戦…。
いずれもこれまでのシリーズで何度も繰り返されたお馴染み定番アクションだが、見せ方やアプローチを変え、実写での爆破や特撮シーンなど、迫力と見応えあるアクション・シーンが次々と。
ピンチ、ハラハラドキドキもたくさん。
縛られ、珊瑚礁を船で引き摺られるシーンは絶体絶命…!
そして、断崖絶壁に立つ敵の本拠地に侵入するシーン。さすがにムーアによるノースタントではないが(トムクルなら言わずもがな)、でも本作で最も手に汗握るスリリングなシーンとなっている。
毎回毎回ボンドガールを紹介する時、歴代トップクラスとかメチャ美人とか繰り返すが、いや今回はマジでホントに!
メリナ役キャロル・ブーケの圧倒な美貌、スタイルの良さ、引き込まれるような瞳と魅力、なびく長髪…。
ムーア自身も最も印象に残ったボンドガールと語り、ファンの間でも。
ただ美しいだけじゃなく、復讐に燃え、自らボーガンを持って闘う勇ましさ。
またまた同じ事言うが、歴代トップクラスのボンドガール!
他にも、女優でありプロスケーターでもあるリン=ホリー・ジョンソン(納得の氷上パフォーマンス)、主題歌を歌うシーナ・イーストン(こちらも名曲!)、美女率が高いのも本作の特徴。
登場する女性全員とベッドインするような印象のロジャー・ボンドだが、本作はたった2回と驚きの控え目。女性の方から積極的に迫って来ても断るというある意味衝撃のシーンも。どうした、ロジャー・ボンド!?
メリナとは父性的な立場のように思えたが、ラストシーンではやっぱり。
お約束とは言え、親子ほどの歳の差のラブシーンは見るに耐えなくなってきた…。
黒幕もキャラ立ちしたようなのではなく、リアリティーある策士。ジュリアン・グローヴァーが巧演。
また、協力者トポルは、こちらは好演。
前作のレビューでも触れたが、撮影前に亡くなったM役のバーナード・リー。今回は休暇中となっているが、Mのオフィスに入る前、いつもならマネーペニーに花を渡すボンドが、Mにと。本作からの追悼のように感じた。
前作は宇宙にまで行って最大のスケールだが、本作だって負けていない。
海、雪山、イタリアのリゾート地からギリシャの山頂にある修道院まで。
本来で言ったら、本作の方こそ大スケール。
勿論ロジャー・ボンドらしいユーモアもあるが(ラストシーンで登場するは、鉄の女!)、グッとシリアスになり、荒唐無稽な前作から一気にどうした!?…ってくらい面白くなった。
ムーアも歳を取ってきたが、身体を張り、これまでで最もカッコ良くもあった。
『私を愛したスパイ』のレビューで同作がロジャー・ボンド最高作と書いたのだが…、
話の面白さ、スパイ映画としてもアクション映画としても見応えあり、そして美しいボンドガール…。
久し振りに見たら、こちらの方が好きかも!
ショーン・ボンドでは『ロシアより愛をこめて』で採点4・5を付けたので、ロジャー・ボンドだって付けない理由は無い。
大盤振る舞いで、4・5!
ジョン・グレン監督時代が本作からシリーズ最長の連続5作、10年続く
良いシーンは沢山あるのだが、あのムーンレイカーの次回作としてはもの足らなく感じてしまう
例えば冒頭のヘリのスキッドに立ち乗りシーン、前半の北イタリアコルチナのスキー場でのチェイス、終盤での断崖絶壁からの転落宙吊りシーンは見物だ
ボンドガールも大変に美しい
カメラもクリアで良い映像を捉えている
しかし正直なところ退屈してしまうのだ
ムーンレイカー以上に派手にはもはややりようがないのは確かだ
監督交代で路線をシリアス系に寄せたのは理解できる
しかし娯楽要素が不足気味
敵側も魅力が足らない
とにかくサービス精神が不足している
冒頭のボンドの妻の墓参りシーンはただ単にスペインも舞台になるから思い出したファン向けの為のシーンだろうがそれが伏線にもなにも活かされていない
ビビの女トレーナーも思わせぶりになんども登場させながらもったいない使い方で終わる
不完全燃焼のモヤモヤ感が残った
しかし、ジョン・グレン監督の007シリーズは本作を含め5作、80年代を通して続くのだから分からない
5作連続は007シリーズ最長になる
無理をしないで、シリーズを長く 続くコンテンツにするという意味合いでは正しい製作方針なのかもしれない
ストーリーよりもアクション重視な感じが否めない。車やスキーでの逃亡...
ストーリーよりもアクション重視な感じが否めない。車やスキーでの逃亡シーンが長過ぎると迫力も失せていく。だんだんロジャー・ムーアもくたびれてきたような印象だった。
シリアスでロマンチック
ロジャームーアの007にしては珍しくシリアス調な作品でした。アクション満載で面白いのですが、途中からちょっとアクションが地味になるのが少々残念。ラストは相変わらずロマンチックでよかったです。
十二作目 活劇がいっぱい
総合:70点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )
冒頭のヘリコプターからスペインの車にイタリアのスキーと、隠密行動の秘密諜報員らしからぬ派手な活劇が次々に出てきて楽しませてくれる。その後も船を襲撃して海に潜って崖に登ってと忙しい。危険な部分の撮影の代役の人は随分と大活躍でご苦労様、堪能させてもらいました。ただ活劇中心の見せるだけの浅い娯楽となりすぎているきらいはある。
今回のボンドの相手役の女優は気品があって自分は好きだが、水に潜る場面ですら露出が少ないのは残念なところ。ロータスにいたっては自爆するだけのために登場、全く活躍が無いのは惜しい。
ロジャーボンド第5作、シリーズ第12作目。 ロジャーボンドの中では...
ロジャーボンド第5作、シリーズ第12作目。
ロジャーボンドの中では割とシリアスでアクションシーンも気合の入った作品。
見所はまず何といってもブロフェルド?が再登場するアバンタイトル!
煙突に消えて行くのは何とも間の抜けた最後だが、久しぶりの登場にテンションが上がる。その前の切ない御墓参りも注目。
本作はとにかくアクションシーンのクオリティが高く、序盤のシトロエンで山道を逃げ続けるカーアクションは特に見応えがある。
ラストの方のロッククライムシーンもハラハラする緊張感で楽しめた。
真面目なアクションシーンが多い為、いつものツッコミ所が余計際立ってしまうのが少し難点。
ボンドガールは相変わらずの美人なのだが、今回は特に知的美人な容姿で、色っぽいシーンががないのもビジュアルと合っていて良かった。
ムーア作品では1番
ムーアボンド作品はコメディ色が強くあまり好きではないのですが、この作品はシリアスな感じで好きです。
ただ残念なのがボンドガールでした。キャロル・ブーケは超ド級の美人で超好みなのですが、ボンドガールをやるにはまだ早かったような気がします。色気が足りないのは勿論、女優として目立ちたいという欲が感じられず、あまり記憶に残らないボンドガールになってしまいました。彼女はお年を召しても綺麗なので、もう少し色気が出てから出演してほしかったなー。
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