世界残酷物語

劇場公開日:

世界残酷物語

解説

イタリアのグァルティエロ・ヤコペッティ監督が、世界各地の野蛮で残酷な奇習・風習を記録した異色ドキュメンタリー。文明国でのマンハント、ニューギニアで豚に乳を与える人間、台北の犬肉レストラン、ニューヨークの高級ゲテモノレストラン、東京温泉の男性全身美容など、演出や“やらせ”も多用した過激でいかがわしい内容が注目を集め、世界中で大ヒットを記録。その後も同じテイストの作品が大量生産され、“モンド映画”というジャンルを築き上げた。1962年に初公開。2021年、ヤコペッティの没後10年企画として、ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2021」にて、HDニューマスター&オリジナルイタリア語完全版でリバイバル上映。

1962年製作/108分/PG12/イタリア
原題または英題:Mondo cane
配給:キングレコード
劇場公開日:2021年3月5日

その他の公開日:1962年9月12日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第36回 アカデミー賞(1964年)

ノミネート

主題歌賞
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映画レビュー

2.5ヤラセ・ドキュメンタリーの元祖的映画

2024年4月18日
iPhoneアプリから投稿

その昔、そのヤラセドキュメンタリーの裏側を暴き出したという触れ込みの暴露映画の「野生の眼」というのもTV放映されたりも。 実際にヤコペッティ映画に関わった人物による監督映画作品でした(ドキュメンタリーでは無い)。 主演も『黄金の七人』のフィリップ・ルロワ氏だったりで。 そうした時代を思い起こさせる、懐かしい思い出(?)です。 ヤコペッティ氏はその後は、いい加減にヤラセにも飽きたか限界を感じたのか‘70年代になると、題名(邦題)は似たようでも素直にフィクション映画な『ヤコペッティの大残酷』なんかを撮るようになりましたとさ!

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アンディ・ロビンソン

2.0看板倒れ!

2023年8月29日
iPhoneアプリから投稿

残酷、なんて呼べるシーンはせいぜい2〜3箇所。それも対象はほぼ全て動物。 あとは「ちょっと変わった風習」程度のものが、ダラダラと脈絡なく垂れ流されるだけ。ヤラセで誇大に見せたりもしてるけど、しょせんヤラセって製作者の頭に浮かぶレベルが限界なので、ガチの奇祭には届くべくもなく。 あと放射能のシーンは笑っていいやら怒っていいやら。そんな甚大な被害出てるならそこで撮ってるあんたらも無事じゃ済まんだろ! まぁ残酷物語というのは邦題ですから、そこは日本の映画会社の誇大広告に引っかかった自分が悪いと飲み込むにしても、最初に出てくる注意書きの肩透かしっぷりにはやはり怒りが抑えきれません。目を背けたくなるシーンってどこよ!太ったおばちゃんの腹肉!?

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克晴

2.5人類に喧嘩を売るとは

2023年4月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

単純

寝られる

約60年前の映画 これをぼーっとしつつ、時に居眠りしながら笑って観られる人間でよかったなぁと思う。 mond映画の金字塔!ということで鑑賞したが 原題は『犬の世界』、邦題『世界残酷物語』というのはなかなかセンスのあるネーミングと感じた しつこいほどの対比はなにも考えずに観られる一方で文字通り"考えさせられる"つくりになっている

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ezio

3.5タイトルなし

2023年3月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

人間の生と死と欲望。正しいかどうかは別にして、思っていたよりは(あくまで「思っていたよりは」)ニュートラルに世界を描こうとしている。 演出というものの恐ろしさという意味で、『フェイブルマンズ』も思い出しながら。

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ouosou

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