すてきな片想い

劇場公開日:

解説

多感な少女が迎えた16歳の誕生日を綴った青春映画。製作はヒルトン・A・グリーン、エグゼクティヴ・プロデューサーはネッド・タネン、監督・脚本は「ミスター・マム」の脚本を手がけたジョン・ヒューズ、撮影はボビー・バーン、庁楽はアイラ・ニューボーンが担当。出演はモリー・リングウォルド、ジャスティン・ヘンリーなど。

1984年製作/アメリカ
原題または英題:Sixteen Candles
配給:ユニヴァーサル=UIP
劇場公開日:1985年3月21日

ストーリー

サマンサ(モリー・リングウォルド)は、16歳の誕生日を迎えた。大人への第一歩という意味でも朝から胸がワクワクしている。しかし両親は、姉ジニー(ブランチ・ベーカー)の明日の結婚式に夢中で、サマンサの誕生日のことは忘れている。弟のマイク(ジャスティン・ヘンリー)も気がついている様子もない。学校へ行ったサマンサは、生徒身上調査で、最上級生のハンサム・ボーイ、ジェイク(マイケル・ショーフリング)となら交際したいと告白した。ところが、その用紙がなんとジェイクの手に渡ってしまった。その夜、学校ではダンス・パーティが開かれた。誰も祝ってくれない誕生日を、彼女は自分1人で祝おうとしていた。しかし、思いがけない事が起こってしまった。シーク(アンンニー・マイケル・ホール)という感じの悪い男の子につきまとわれてしまったのだ。その上、祖父が姉の結婚式のために連れて来たロン(ゲディ・ワタナベ)という中国人留学生を、ダンス・パーティーに連れてきた。ジークがしつこくつきまとうのを、ジェイクが追いはらってくれた。喜んだのもつかの間、ジークのいやがらせでジェイクの誤解を呼んでしまった。真夜中、悲しみに沈むサマンサの許に、パパのジム(ボール・ドゥーリー)が誕生日のお祝いを言いにやって来た。そして、翌日、ジニーの結婚式が始まった。ジニーが変な薬を飲んでいて式はメロメロ。やっと無事に式が終わり、別れの儀式が始まった。その時、教会の向いに真っ赤なスポーツカーが止まった。乗っているのはジェイクだった。サマンサの目に涙が…。

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映画レビュー

3.016歳、タイヘンでステキな誕生日

2024年9月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

幸せ

萌える

ジョン・ヒューズの監督デビュー作。1984年の作品。

青春映画の名手として知られるヒューズ。
その原点で、作品も青春映画の人気の名作と知られ、今回初めて見たのだが…

姉の結婚式を翌日に控え、家族に16歳の誕生日を忘れられた女子高生サマンサ。通称サム。
学校で授業中に先生の目を盗んで書いたアンケートに片想いの相手ジェイクの名を書き、その紙を本人に見られてしまい…。
学校行事、恋愛の事、変わり者のギークから思いを寄せられ(と言うかストーカー…?)、家族の事。悶々憂鬱な日々。

確かに可愛らしい愛すべき作品。
モリー・リングウォルドも魅力的。好演。
だけど、もうちょっと初々しくて瑞々しくて、キラキラしてちょっぴり切なさ、いつまでも胸に残るよいな余韻に浸れる…と思ったら、
結構コメディ寄り。ヒューズは『ホーム・アローン』の脚本などコメディにも長けてる訳だが、ヘンなSE入ったり、思った以上に。
今だったら変わり者のギークと結ばれるだろうが、片想いのジェイクと。まあ、ハッピーエンド。
今だったら中国人留学生のキャラ描写は大炎上だろう。まあ、なかなか笑わせてはくれたが。一番の名物キャラだったりして…?

思ってたのとはちょっと…。
でも、充分悪くはなかったけど!

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近大

2.0お馬鹿な古いドタバタ喜劇

2020年1月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

総合:40点 ( ストーリー:30点|キャスト:60点|演出:40点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )

 80年代のこの時代ながらのお馬鹿なドタバタ喜劇。

 やたらと当時なりの滑稽さを出す演出を場面場面に挟んでくるのだが、今それを観て笑えるわけではないしその回数の多さに辟易する。その意味ではとても時代を感じるというか、時代遅れな印象を持った。
 それでいてわずか1日か2日の出来事だけの物語が面白いわけではなく、基本的に変な人ばかりの設定の登場人物に魅力があるわけでもない。良い部分としては当時の流行りの音楽くらいだが、その使い方も上手いとは言えない。

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Cape God

3.0リングウォルドの「不服顔」

2018年12月4日
Androidアプリから投稿

1984年の映画で リングウォルドは当時の青春映画のスターだった
この映画では アメリカの派手な学生生活に乗り遅れている、普通の女の子を演じている
彼女の不服そうな表情を見ていると 何故、あんなに人気があったのか わからないが、同様に 学校生活に乗りきれない少年少女が 沢山いたのかも知れない

彼女の不満気な表情とは 対照的に、学校生活は はっちゃけており、腰が引ける
コメディというより ドタバタか…

観客の顔も リングウォルドのようになってゆくのがわかる…
最後は 王子様が登場し「灰かぶり姫」の物語である
(80年代の少女は まだ夢を見ていたことが わかるね)

大人が作った やや、教訓的なドタバタである
そしてカップルになれない少年少女が、馬鹿にされる学校生活なのだなぁ~と、同情した
(日本で学生時代を過ごせて、よかった!)

弟が「クレイマー、クレイマー」の ジャスティン・ヘンリーで、だいぶ普通の男の子になっていた(笑)

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jarinkochie

3.0王道青春群像劇

2018年6月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

・2年の私と1年の後輩、憧れの先輩の片想いのすれ違い
・羽目を外したホームパーティ
・筋肉弛緩剤を飲んでヘロヘロの状態で結婚式に現れる姉の花嫁
・ホームステイの中国人留学生のでたらめなアジア感
・登場人物のキャラクターと時間配分のバランスがよい

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mimiccu