スケアクロウ

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説・あらすじ

アル・パチーノとジーン・ハックマンが共演し、ヒッチハイクでアメリカを旅する2人の男の友情を描いたアメリカン・ニューシネマの名作。南カリフォルニアの人里離れた路上で出会った短気な男マックスと陽気な青年ライオン。6年の刑期を終えて出所したばかりのマックスは洗車店を始めるべくピッツバーグへ、5年間の船乗り生活を終えたライオンは一度も会ったことのない我が子に会うためデトロイトを目指していた。正反対な性格の2人は出会ってすぐに意気投合し、一緒に行動することになるが……。監督は「哀しみの街かど」のジェリー・シャッツバーグ。1973年・第26回カンヌ国際映画祭で最高賞にあたるグランプリを受賞した。

1973年製作/112分/G/アメリカ
原題または英題:Scarecrow
配給:ワーナー映画
劇場公開日:1973年9月22日

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写真:AFLO

映画レビュー

5.0かかし

2025年2月12日
PCから投稿

「真夜中のカーボーイ」と並ぶ男二人映画のツートップです。
傑作の多い70年代のアメリカ映画の大傑作のひとつです。
特に凸凹コンビの生み出す抒情が最大の特長です。
アメリカという国の普通の人たちの生態がよくわかる作品ともいえます。
このクセの強い二人のアンサンブルを絶妙に描き出した演出力は出色といえましょう。

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越後屋

世界中に案山子

2024年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 公開時に観て、ロードムービーと言う言葉を初めて知って以来の再見です。あれからもう50年経つのかぁ。スクリーンと対峙していると、当時中学生だった僕には見えなかった物が次々と浮かび上がって来ます。

 おどけていないと自分を保てないアル・パチーノ、粗暴さに崩れそうになる自分を必死で内から支えるジーン・ハックマン。世界中はどこも案山子 (scarecrow) だらけだ。僕もまたカラスに笑われている。

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La Strada

4.0ロードムービー

2024年7月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

悲しい

幸せ

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ゆい

3.5喧嘩っ早いのは何故なんだろう??

2024年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

楽しい

月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好き。
なので専門的過ぎないライトな紹介を書いてます。
====================

大きな罪ではないが刑期を終えた中年男と
船乗りで5年も家を離れていた男が、
田舎の荒涼とした道端で出会いそのまま、一緒に旅を始めるお話。

一方は新しい仕事を始めるために、
一方は長く会ってなかった妻子に会うために先を急ぐ身。
お互いの利害が一致して一緒に旅をすることになった2人の男。

に、しても、アメリカの田舎の男って、なぜ、こんなに発火点が低いのかしら??

ちょっとした言葉の言い回しや態度の行き違いで
すぐにファイティングポーズを取る様な奴らばっかり。
拳を上げるだけなら大したことにならないが
そこに拳銃があるとなれば、そりゃ発砲事件は増えるわよね。

物語の内容云々より、そっちの方が気になりました。

男の滑稽さと浅はかさ、可愛い所もあるけれど
思い込みが強過ぎて何も現実が見えていない悲しさ。
みんな溢れてます。

ちょっと乱暴な表現ですが、星のナターシャ的解釈の

「ザ、アメリカの男!!」

なんて感じました。

[午前十時の映画祭]にてスクリーン鑑賞

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星のナターシャnova