酔拳2のレビュー・感想・評価
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久々にカンフージャッキー
なんとジャッキーの『酔拳』20年弱ぶりの続編。といっても前作とのつながりはほとんど無い。同じ黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)を主人公としたツイ・ハーク&リー・リンチェイ(現ジェット・リー)の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズがヒットしたんで、それに刺激を受けて作ったという話もあるようだ。
監督はジャッキーの大先輩のラウ・カーリョンとなってるが、彼のクラシカル(古風)なカンフーが当時の時代にもジャッキーにも合わないとジャッキー側が判断し、結局カーリョンは途中降板してジャッキーがかなりのアクションシーンを撮り直したらしい。実際、観ていても個人的には今ひとつ面白さが足りないように感じられ、可もなく不可もなくの出来だった。僕はやっぱり現代アクションのジャッキーのほうが好きなんだなと再認識したのであった。あと女優が義理の息子に甘い継母役のアニタ・ムイだけで、ヒロインっぽい女性がいなかったのもちょい不満。
なおラストがえらく中途半端なところで尻切れトンボのように終わるが、その後のシーンが日本の感覚ではちょっと問題があったようだ。もっとも現在では地元香港のDVDなどでもそのシーンはカットされているらしい。
いつみても新鮮な娯楽映画であり芸術
時代劇だから古くはならない
最初っから古い時代背景だ
ちょっと前に蛇拳、酔拳を見直したら、脇役からカメラワークから、無駄がなく、あっという間にたのしんだ
この作品は、あらゆる作品を経て、原点回帰
青二才キャラクターとして、まさに宮本武蔵、姿三四郎のごとき、周りに鍛えられていく青年のおはなし
親を、仲間を、老師を、たいせつに慮る、純情まっすぐな魂のおとぎばなし
ジャッキーの所作は京劇仕込みの舞の美しさ
芸能としてのお客さんを楽しませるつくり
表情豊かにどんな仕草でも笑わせながらきれいだ
まさにチャップリンがやっていたこと
この映画ではお母さん役のアニタムイがなんとも
見事にスラップスティックでまたカンフーの達人だから
息子ジャッキーが頭が上がらないあたりが痛快
ジャッキーは、いつだって誰よりも画面の中で遮二無二動きまくる
誰よりもボコボコに痛めつけられる
だからこそ、クライマックスでのパワーアップに
観るものがすごいエナジーを沸き立たせてしまうのだ
ジェームズキャメロンでも、マトリックスにも、
トムクルーズにも
作りえないアナログかつ伝統美のハイブリッド活劇
国宝というより、人類の宝ではないかと思う
『ドランクモンキー 酔拳』(1978)の16年ぶりの続編で緩急が凄...
年齢って悲しい
おいっ! 勝手に終わるな。
と言いたくなった。
オリジナル版ではこの後にラストシーンがあったそうだ。ジャッキーチェンがそれを納得できないものだと思ったらしく、海外公開版ではカットしたそうだ。脚本的のことを言えば、もうちょっと頑張ればよかったのになあと思った。せっかく高麗人参のネタであれだけ引っ張っているんだから。私はあの辺のコメディシーンが楽しかった。一人の高官が独断で密売しようとしたものを見事に阻止した・・という風に描くのはそんなに難しくなかっただろうに。脚本がいまひとつ頑張れなかったせいで「こいつさえ倒せば問題が解決する」という感じにならなくてちょいと残念だった。
しかし、そんなことはどうでもいい。ジャッキーチェンの映画はこんだけ話が支離滅裂になっちゃってもそれなりに楽しいのだ。とにかく最後に酒を飲んで酔って戦ってくれればいいのだ!客にそう思わせることには大成功している。きっと映画館でこの映画を見た人は、とっても楽しく満足した気分で映画館を出てきたことだろう。羨ましい。
何度観てもカッコいい
ジャッキー映画の中で一番怖い
【”両刃の剣”父が、ウォン・フェイフォンに酔拳を禁じた訳。酔拳と言えばジャッキ―・チェン。彼の方が、酔八仙の技を披露するシーンは矢張り魅力的です。】
ー 清朝末期から中華民国初期に実在した国民的ヒーロー、ウォン・フェイフォンの青年期の活躍を描いた今作は、当時の建築物から衣装、風俗に至るまでを完璧に再現している、そうである・・。-
◆感想
・清朝末期から中華民国初期に実在した国民的ヒーロー、ウォン・フェイフォンを油の乗り切ったジャッキ―・チェンが、コメディ要素をふんだんに塗しながら、演じている。
・ストーリーはシンプルで、清朝末期に、英国が清朝の国宝である皇帝の印章を持ち出す事を、阻止しようとする。
・だが、今作の魅力はストーリーよりも、ジャッキ―・チェン及び、英国の手先共のカンフー・アクションである。
<エンドロールでの、NG集はこの頃から作られていたのであろうか・・。
ラストの鉄工場でのカンフー・アクションは、特に見応えがある。
更にはちらりと、アンディ・ラウが姿を見せているのも嬉しき作品である。>
進化した酔拳
清朝末期の広東で、酔拳の達人ジャッキーが国宝の海外流出を阻止するために戦うという内容。
ドランクモンキーの方の酔拳のキャラ設定や基本的な流れは組んでいるけど、基本的には別物だし、格闘シーンのアイデアや見せ方も格段に進歩していて面白い。なにより酔拳を使うジャッキーに燃えるしね。
ただ、物語の背景にある世相の暗さが、映画全体に若干の影を落としているのは否めないのと、ジャッキー映画としては珍しく、暴力的(というか乱暴?に見える)なアクションシーンもあり、そこが多少ノイズになってしまう感じも。
あと、やけに尻切れトンボな終わり方だなーと思ったら、オリジナル版(香港公開版)では、とんでもないオチがついてたのね。
日本公開バージョンではカットしてくれてよかったw
酔拳2
永遠のアイドル
近年の政治的発言にはガッカリするけど、面白い物は面白い。子どもの時のアイドルは大人になっても変わらないし、息子、娘にもやっぱり面白いらしい。大げさで分かりやすいアクションは永久不滅、誰にも伝わるのだと思う。
そこで戦う必要あるのか?強引な展開だなと大人になると思うけど、アクションはキレキレだし毎回どうやって戦おうか、どうすると派手に見えるだろうか?とアイデアが尽きない事に感服する。
最後の赤鬼のようなジャッキーチェンの酔拳は面白いし格好良い。
そして毎回のようにストーリー無視の、国宝が国外に出るのを防ぐ、酔拳に反対してたお父さんはジャッキーが帰って来た時どう接するのか結果は見せず、闘いが終わると映画も終わるという潔さ。エンドロールで流れるNGを見てジャッキーハンパねぇや!俺も一丁頑張るか!と思う。
これ以上のカンフー映画はありません
映画への愛を再確認
ある一定の年代の男子にとっては、もう絶対的なヒーローでしかないジャッキー! そう私にとっても彼は映画の怒涛の面白さを教えてくれた大切な人なのであります!
何気なくテレビで流れる彼の作品に食い入るように見入っていた少年の頃の自分を思い出しましたね。そしてその頃と同じように、やっぱりジャッキーを真似して酔拳の構えをしている自分がいましたですよ・・・
大人になって観ると、時代背景なんかも見えてきて、ははぁ、そういうことだったのかと別の感心もしたりもするんですけど、でもやっぱりジャッキーがコミカルに、そしてリズミカルに拳を繰り出しているのを観てるだけで満足しちゃってるんですよね。
映画への愛を再確認できた作品でしたよ。
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