「映画としての完成形!文句の付けよう無し!」ショーシャンクの空に たなかなかなかさんの映画レビュー(感想・評価)
映画としての完成形!文句の付けよう無し!
無実の罪により収監された、元銀行員のアンディがどのように生きるのかを描き出したサスペンス&ヒューマンドラマ。
監督/脚本は、『ザ・フライ2』や『フランケンシュタイン』等で脚本家として活躍していたホラー作家フランク・ダラボン。
原作は『シャイニング』『スタンド・バイ・ミー』等、数多くの作品が映画化されていることで知られる、小説家のスティーヴン・キング。
主人公アンディを演じるのは、『トップガン』『ジェイコブス・ラダー』の、後のオスカー俳優ティム・ロビンス。
アンディと友情を築く囚人レッドには、『ドライビング Miss デイジー』『許されざる者』の、伝説的俳優モーガン・フリーマン。
第19回 日本アカデミー賞において、最優秀外国作品賞を受賞!
いつかは観ないといけないと思いつつ、今まで観ていなかった本作を漸く鑑賞することにしました。吹き替え版での視聴です。
ひとつの映画として完璧なクオリティ!
観終わった後に感動で震える映画に久々に出会えました!
感動的なメッセージ性だけでなく、最後の余りにも美しい伏線回収が本当に素晴らしい。
冷静に考えると「いくらなんでも上手くいきすぎだろ!」というストーリー・ラインや展開なんですが、それを映画鑑賞中には感じさせないほど夢中にさせてくれる、圧倒的なパワーを持っている作品!
「自由」というものの持つ恐ろしさを描きつつ、どれだけ苦しく絶望的でも「自由」を目指す希望を捨ててはいけないというメッセージに心を打たれない人はいないのでは?
音楽、映画、読書、勉学こそが人間として大切なんだという描写には共感しまくりました。
長きに渡る主人公の鬱屈を打ち破る様なラストシーンは爽快!
長い長い下水管を這いずり回り、やっと脱獄を成し遂げたアンディが全身で雨を受け止める場面は、映画史上最高のシーンの一つといっても良いでしょう!☔️✊
クライマックス、ジワタネホでのアンディとレッドの再会は何度見ても泣ける…😭
ロケーション、モーガン・フリーマンとティム・ロビンスの演技力、レッドのモノローグ、クレーンアップからのエンドロール…
映画のエンディングとして何の文句の付けようも無い。パーフェクト!!
150分という長尺にも拘らず、それを全く感じない映画です!
本当に素晴らしい!
観た後に勇気と希望をくれる、こういった作品こそが本当の映画だ!