「京成ローザ、ありがとう。」ショーシャンクの空に ke_yoさんの映画レビュー(感想・評価)
京成ローザ、ありがとう。
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リバイバル上映で、初の映画館での鑑賞が叶った。
何度も観ている大好きな作品だが、久々だったこともあり、細かく抜けてる部分もあって、より楽しめた。
冤罪で終身刑。
昔は今よりずーっとあったんだろうな、あの手の不運。
彼は優秀な白人なのに不運でそうなったのだから、差別されていた側の人なら尚更そうだったろう。
レンタル可能になった当時は若くて分からなかった一番大きな部分は、あの若さからの20年という月日の重み、人生の軸を決めるあの貴重な20年を、何でもできるエネルギーの可能性に満ちたあの素晴らしい20年を、不運で押し殺せる彼の人間力。
穴を掘るだけで平常心が保てたあの強さ、冷静さ、聡明さ。とても私には無理だ。
周りの人がバランスよく?ダメで、弱くて、情けなくて、卑怯で、彼にも時々ワッと押し寄せる怒りの限界のような言動、人の多面性をよく表してるなと改めて感じました。
ラストが救われるところがまた良い。
名作はいつも何かを与えてくれますね。
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