ジャッキー・ブラウンのレビュー・感想・評価
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狐と狸のばかしあい。内容は地味なのだが、なんとなく見入ってしまう。...
狐と狸のばかしあい。内容は地味なのだが、なんとなく見入ってしまう。監督の手腕なのでしょうか?さすがタランティーノ、玄人好みな感じ。
私はど素人なので正直少し物足りない感ありでした。いつド派手な事件が起こるんだ?待っていたんだが…おーいデニーロ、えっ!
主演のパム・グリア、若き頃を見てみたい。なんでも、監督の◯◯◯ッ◯だったそうな、危険、危険(笑)
デ・ニーロが可愛い
ベテラン俳優二人の渋い演技に目が行く。
あまり賢く無くて突っ込みどころ満載で狂気も含んだ中年チンピラをコミカルに演じたデ・ニーロの演技にはやはり名優と呼ばれる意味が良い仕事をしている。
オヤジ臭プンプンなTHE普通のおじさんを哀愁たっぷりに演じたR・フォスターもジャッキーに好意を持ちながら距離を置きラストシーンが健気で優しさが全身から溢れたような表情も堪らない。
「レザボア・ドッグス」や「パルプ・フィクション」より演出に人間描写と物語に重要性を置いていて地味なイメージもあるが犯罪映画としてシンプルに渋い作品に仕上がっているしLOOKよりもドラマ性に重きを置いた脚本、脚色に前二作とはまた違った素晴らしい手腕を発揮したタランティーノ。
オープニングもタランティーノらしく初っ端から此方のテンションを上げてくれる演出で最高。
他のタランティーノ作品より軽め。でもオシャレ。
豪華な俳優陣!
ヘイトフルエイトが期待以上にツボだったのでもういっちょタランティーノ作品を鑑賞。
ムダに順番通りに見たがる性分なので今回は3作目のこちらの作品。
相変わらずOPがいい。ただジャッキーブラウンが空港を歩いているだけなのにBGMがグルーヴィーでかっこいい!しかし長い!フル尺で歩く!笑
そして銃の密売人のオデールことサミュエル叔父貴とその相棒のルイスことデニーロが冒頭から並んで映っている。素晴らしい笑。そんで銃についての無駄話笑。デニーロ全然興味なさそう笑。
その2人を挙げようとジャッキーに近寄るFBI役にマイケルキートンと好みの俳優が盛りだくさんでキャストに関しては最高笑。クリスタッカーが秒で死んだのはちょっと残念だったけど。
ストーリーとしてはオデールの金の運び屋をしていたジャッキーが麻薬の所持でFBIのレイらに逮捕されてしまうことから始まる。しかし釈放と職場復帰を条件にオデールたちをハメる計画を持ち出されたジャッキーは途中で親しくなったマックスとともに人生をかけた大勝負に出る!
といったもの。
1番面白かったのはデニーロのポンコツ扱い。出所したばかりで勘が鈍っているというあいまいな理由により、サミュエルには怒られ、2回りくらい年下のメラニーと関係を持つものの、バカにされ続け、イラっとしたのか考えなしに殺すなど切れ味ゼロのキャラクターに笑。それはそれで愛されるのが彼のすごいところ。
今回もサミュエル叔父貴はキレッキレでもうファッキンファッキンしまくり。キレたときの何するかわかんない感じめっちゃ怖いのと後半の髪下ろした姿がどう見ても落ち武者にしか見えなくて笑えた笑。
役者の演技は楽しめたけど長いってのもあって後半ちょっとなにやってるのかわからなくなってしまった。。確かにオトナの魅力溢れた感のある作品には仕上がっている。個人的にはジャッキーがもっと切れ者でFBIもオデールたちも騙して、マックスとともにどこか遠い所へ逃亡しちゃう的なラストを期待してた。結果(マックスを除いて)そうなったわけだけどその過程をもっと面白く見せてくれるとよかったかなぁ。良くも悪くもそこはタランティーノ映画それもそれで魅力の一つ。
次はいよいよキルビル?観たことないから楽しみ。
だんだんかわいくなってく
110番街交差点
冒頭のシーンがイイ!!
流れている『110番街交差点』の曲がイイ!!
「もっとマシな生き方があるのは知ってたよ。
110番街交差点、そこは生きるか死ぬかの分かれ道。
生き残りたいなら強くなれ。」
そんな歌詞をバックに走るパム・グリアがイイ!!
もう若くはない女の疲れた横顔がイイ!!
この映画きっかけで『110番街交差点』やパム・グリア『コフィー』を観た。
腰が抜けるほど痺れる映画。言葉ではなく肉体で全てを納得させる映画。
タランティーノがこのカッコ良さに憧れたのも充分すぎるほどよく分かる。
『ジャッキー・ブラウン』がそのカッコ良さを万人向けに昇華できていたかは、ちょっと微妙。熟女パムをおっさん三人が好きになる話だもんなー。
万人受けはしなくとも、この映画やっぱりイイ。
公開当時観たときよりも、今の方が年齢的にパムに近づいてきたせいか、よりグっとくるようになってきた。ラストシーンがより切なくなってきた。
ラストでもう一度『110番街交差点』が流れる。
「生きるために何だってやったさ。
悪いことだってやった。
ここを抜け出すためにね。」
正面から映し出されるパム・グリアのアップがイイ!!
この映画にどんな欠点があろうとも、このシーンだけで充分許せる。そして泣ける!!
(個人的には)タラ映画の最高傑作!! NO.1!!
単純を巧みに魅せる技術
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