ジャッカルの日のレビュー・感想・評価
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意外な”名画”だと思ってますよ
NHK-BSで録画して鑑賞。2本立てで大学生の時に見てからなら6回目くらいの鑑賞。
2025年の”今”、あかん事だらけのテロ組織と、政府、警察、他国警察も。コンプラ違反のオンパレードだな。
そもそもはアルジェリアの植民者(仏人ね)が独立反対のためドゴールを担いだけれど、その後独立を認めたドゴールに怒り、反撃で暗殺を試みる。が、失敗 話はここから始まる
ともかくもジャッカルの動きが早い、すばしっこい、考えての行動、そして殺しが早い。ほんの数秒で殺してしまう。引くわ~
でも、嫌な言い方だけど、そこがこの映画のリズムを保っている そう思う トントントントン 話が進む映画であるが、うわー!というシーンがあるんだけれど、アッという間に終わり、観客は次のシーンを”期待”する
そんな映画
とにかくすぐ殺すのよ 偽造屋、男爵夫人、サウナのモーホーの男、下宿屋の婆ちゃん 殺されなかったのはガンスミスのおっちゃんくらいかな
んで、大臣を垂らしこむオネイさんは、犬使って近づいて、バカンスで妻子がいない大臣の家に、シースルーネグリジェでお待ち。オマヘは峰不二子か! 調べるとこの女優さんは当時でもまあまあ脱いでいた人らしいけれど、スパイの末路は、、、だ
ぱっと見の悪い、しがないおっさんの警部がだんだんスーパーマンになってくる。大臣全部を盗聴してたなんざぁ、ザマアと思えるところだけど、げすぃなぁ
よくできた映画。ていうか脚本と監督の手腕がいいのだろうな。ノンストップで楽しむのを一度はしてみてください。その後はムフフシーンだけ楽しもう
片っぽの靴はどこに隠してたんだ?
フレデリック・フォーサイスの原作を巨匠フレッド・ジンネマンが映画化したクライム・サスペンスのマスター・ピース。
伴奏を極力廃した場面が淡々と続くのは、ノンフィクション出身の原作者の作風を加味してのことなのだろうか。
端正な容姿の英国人俳優エドワード・フォックスが悪役(殺し屋)でありながら主人公というのも本作の特徴。
何度追い詰められても危機を脱し、綿密な準備のもと着々と標的に迫る「ジャッカル」の沈着ぶりに、作品の臨場感に惹き込まれた見る側の視点や主観が翻弄される。
本作の大ヒットを受けて多くの派生作品が登場するが、なかでも強い影響を受けているのが日本のエンドレス・コミック『ゴルゴ13』。
偽造パスポートの手配師や銃器改造のプロ、仕事前に行きずりの女性と接触したり、必要なら関係した相手にも手を下す冷酷な一面など、本作には『ゴルゴ13』のエッセンスが満載(もっとも作品の誕生は同作の方が先なんだけど)。
クライマックスのミスショットが、外国人スナイパーを雇ったせいでフランス流のキスの挨拶を知らずにしくじるという「オチ」に、今回の放送も含めどれだけの人が気付いただろうか。
ひょっとして「ジャッカル」をフォックスが演じてるのも欧米流のウィット?!
スマートな「ジャッカル」と対称的にコロンボみたく風采のあがらないルベル警部(こっちはカミさんいます)の敏腕ぶりも見どころだけど、高層階のアパートに潜む犯人にたどり着くまでが簡単すぎるのが難点。
フランスでロケを張ってるのに会話がすべて英語なのも、あらためて観るとやっぱり残念。
当時のハリウッド映画なら、こんなもんなのかも知れないが、今観るとリアリティに欠ける。
NHK-BSにて視聴。
コードネームはジャッカル
英国人の殺し屋ジャッカル( エドワード・フォックス )は、秘密軍事組織( OAS )の幹部より、『 ド・ゴール仏大統領暗殺 』を依頼される。
エドワード・フォックスの冷徹な眼差しと行動から目が離せない。用意周到に準備を進める中、顔色ひとつ変えず邪魔者を容赦なく排除していく様が怖い。
ー メモは一切残すな
ー アルファロメオスポーツ
テレ東を録画にて鑑賞 (吹替版)
まさかの50年前
緻密なようで偶然?!
男爵夫人との出会いも
狙い撃ちする場所を見つけたのも
行き当たりばったりの感はあるけれど、それを上手く逆手に取って計画の一部にしてしまう臨機応変さ
原作というか脚本の凄さを感じた
あの時代に『盛大』という言葉では表現出来ない程の式典を再現してしまう懐の深さ・スケールのデカさは半端ない
どれだけのエキストラを採用したのだろうか
どれだけの大金をつぎ込んだのだろうか
リメイク版の「ジャッカル」(アメリカ)とドラマ版の「ジャッカルの日」と本作
1つの原作で3つの年代の作品
その違いも楽しめるなんてそうそうないことだからワクワクする
特にパスポートの偽造と変装が面白い
蛇の道は蛇?
それぞれの道の職人が、その仕事を生業としていけるだけの需要と技能があったんだね
ゲイが集まるサウナがあの時代に堂々と存在してるなんて、驚きのフランス!
いや、納得のフランスとも言うべきか?
PARISオリンピックの開会式
橋の上でのパフォーマンスでも、ゲイパレードかと思った程
多様性を前面に押し出しすぎて引いちゃったが、そこはフランス
なにせ新首相もゲイとのことだしね
俳優たちは全く知らない人ばかりだけど、個性的でセクシー
最後はあっけなく打たれたし、
暗殺するタイミングはまだあったのに……
『アルジェの戦い』はイタリア映画だった。
高校一年の時、友人と『テアトル東京』へ封切りで見に行った。その友人が『2001年宇宙の旅』を『テアトル東京』で封切りで見たそうで、その影響で『テアトル東京』で封切る映画は名作と思っていた。その頃まだ『2001年宇宙の旅』は見ていないと言う事になるが、ちょうど、その頃、リバイバル上映が『テアトル東京』で上映中されたはずだ。
さて、当該映画はスイカとドゴールの場面だけ覚えているだけで、ほとんど、印象が残らない映画だった。つまり、ベトナム戦争の悪の権化とドゴール大統領を見ていたので、こう言った極右のテロを容認できなかったからである。反動で『アルジェの戦い』を見て、感動した事を改めて思い出した。
フィクションだから、何故この結末が?と思ったが、この極右団体は現実に存在していて、1968年にドゴールと和解している。あとから世界史の教師にその話を聞き、テロリストは左翼だけではないと知ることになった。
ダラダラして、サスペンス性が全く無い映画だと思う。但し、この頃フランスは旧宗主国としてベトナム和平の為にアメリカとベトナムの仲介役を努めていた。この映画を見て『フランスってこんな話認めているのか?』とフランスに対して幻滅感を抱いた。『アルジェの戦い』はイタリア映画だった。フランス系の映画が嫌いになった。そんな気持ちの元になった映画だったかもしれない。もっとも、原作も映画もフランスじゃないけどね。
追記
イヤハや、
『ダラスの熱い日』も同じ友人と見たと思い出した。この頃…こう言った映画はやっていたんだね。
最後までドキドキはらはら
動物ものかと思って借りてきた。全く違った。スパイ映画?観ながらどっちを応援すべきかさえ分からなくなってきて混乱した。使い捨てのような扱いの女性が可哀想。まさか主人公が非情な暗殺者だったとは! もう少し足が付かないように行動出来ないものか? いつもギリギリで逃げ切る様子がまた手に汗もの。あの仲間が拷問でいつジャッカルと言ったのか分からなかったが、白状しなければ、確実に暗殺は成功したと思わせる。ジャッカルは手際も良いし、利用したら最後、容赦なく殺す。ただこの映画沢山人が死んでいくが、殺しのシーンは隠れて見えない事が多いだけに最後はビックリ&壮絶!
大昔観たことがあったようだが最後のシーン以外は忘れていたので、スリルを味わいながら楽しんで観る事が出来た。
プロの殺し屋の「読み」
1970年代の映画だが、今見ても楽しめる
ジンネマン監督の傑作
ジャッカルの 一歩先行く仕事振りが、興味深い
パスポート、アルファロメオ、銃の仕様も
変装も…
女も男も 自分の性をも使って、駒の様に
利用してゆく
最終突破に「傷痍軍人」を使うというのも、
フランス人の軍人への敬意を利用している
武器や変装だけでなく、空気を読む、相手の心の隙を突くなど 勘の冴え、等も テクニックとして 見せている
人間味のないジャッカルに 当時、無名だったフォックスを抜擢し、その存在の軽さが 逆にリアリティを感じさせる
反対に、彼を追うルベル警視に 人間味を持たせている(手柄を途中で 横取りされそうなところも!)
空の巣症候群ともいうべき、マダム・モンペリエは ジャッカルにつけ込まれてしまうのだが、デルフィーヌ・セイリグが 女心の隙と大人の色香を見せて、とても美しい
(ジャッカルにも ときめきが… これも計算ずくなのだろうか… 夫人は 即、捨駒にされる )
スパイや軍人などが、そのスペックを上げてゆくと 人間味がほとんど無くなるのだな、としみじみ思う
あと、ハニートラップは いつも鉄板!
政治家や官僚って、
こんな風に 罠にはまるのだろうか?
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