市民ケーン

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

当時25歳の若き天才オーソン・ウェルズが製作・監督・脚本・主演を務め、映画史に残る傑作として語り継がれる人間ドラマ。実在の新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストをモデルに、ある大富豪の波乱に満ちた一生を、革新的な映像技法とストーリー構成で描き出す。大富豪の新聞王ケーンが「バラのつぼみ」という謎の言葉を残してこの世を去った。その言葉の意味を探るよう調査を命じられたニュース映画の編集者は、ケーンの元妻や事業のパートナーら、生前の彼を知る人々に取材を重ねていく。やがて浮かび上がったのは、すべてを手に入れた男の孤独な生涯だった。1942年・第14回アカデミー賞で脚本賞を受賞。

1941年製作/119分/アメリカ
原題または英題:Citizen Kane
配給:ATG
劇場公開日:1966年6月14日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第14回 アカデミー賞(1942年)

ノミネート

作品賞  
監督賞 オーソン・ウェルズ
男優賞 オーソン・ウェルズ
撮影賞(白黒) グレッグ・トーランド
編集賞 ロバート・ワイズ
作曲賞(ドラマ) バーナード・ハーマン
美術賞(白黒)  
音響録音賞  
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映画レビュー

4.5「薔薇のつぼみ」の意味することは。

2023年1月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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共感した! 2件)
猿田猿太郎

3.5ケーンという人物に、丁寧に触れるような作品構成が良い。

2022年9月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 2件)
すっかん

5.0孤独な男の肖像

2025年1月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

はじめ、この題名を聞いたとき何それ!?
原題と邦題は同じ
普段そんな言葉を見聞きしないですよね。
「私、市民naokiです」(←共産主義の方でも使わない)
題名が「新聞王ケーン」なら分かりやすいんですけど陳腐ですね・・・
やっぱり市民ケーンは、しっくりきます。
私この映画を30年程前に池袋文芸坐で「第三の男」と二本立てで
鑑賞したのですが、あろう事か市民ケーンを途中から観てしまいました。
それでも、スクリーンから放たれる光と影に圧倒されたのを覚えております。
話は単縦でしたから、だいたいの流れは理解できました。
のちに深夜TVで市民ケーンが放送されてましたが、
あれ、影の色がつぶれてる・・・に気づき観るのをうせてしまいました。
私は、そこでシナリオや俳優の魅力以外に映像の役割に気づかせるきっかけとなった作品でした。(映画館で観れたものがTVでは観れないて・・・)
今やYou tubeで全編観れますが、それでは意味がないので、
待ちに待って今回のフィルム上映を鑑賞する事ができました。
(日本初公開時の清水邦夫さん字幕監修)
この映画館では、たいてい字幕のついていない直輸入フィルムのせいか
日本語をスライドで投影する(すごい手間!)ので
少し画面が切れていたりします。(これは、これでしょうがないんですけどね)
しかし今回は切れる事なく画面がビシッと決まってました。
フィルム上映て何回も通っていると今回の映像技師さんは最初から
ピントが合っているので上手いなぁとか気づいてきます。
日本語字幕のフォントもきれいに映りこんで手書きの美しさなのでしょうかね。
本題ですが、まぁただ圧倒されてしまったの一言です。
はじめ懐古趣味で観ましたが、この映画が80年以上前に作られたなんて
信じられません。この前観た「シビル・ウォー」以上に興奮しております。
今、You Tubeで市民ケーンに関する考察をいろいろ参照しております。
特に町山智浩さんのローズバッド🌹の解釈について冒頭のケーンの唇のアップは、あぁなるほどなぁ納得しました。
小津安二郎監督は、このカット割には怒っておりました。
途中、エクスファイア社での祝賀パーティー🎉で
ケーンとダンサーが踊るシーンはジョン・オルコット(「時計じかけのオレンジ🍊」の撮影監督」が助手として撮ってるんじゃないかと錯覚しました。
この映画は技術的には、もちろん優れているのですが、
ケーンという男の孤独が色濃く描かれています。
愛人スーザン主役のオペラで拍手しているのはケーンだけ、
ザナドゥという城で寒々しく響くケーンとスーザンの声。
スーザンが去って行った後にケーンが彼女の部屋を散乱するシーンは、
ただただ悲しかったです。(若い時に観たときは何も感じなかったんですけどね)これに比べたら「野いちご」のイサク・ボイル医師は孤独じゃないなぁ。
まだ二十代の若さで人生を見渡した、こんな脚本書けるなんて凄いんですが、
共同脚本のハーマン・J・マンキウィッツよる功績が大きいです。
Netfelix「マンク(監督:デヴィッド・フィンチャー)」参照

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naoki

4.0【貧しい宿屋の子として産まれた新聞王チャールズ・F・ケーンの傲慢さと弱者への優しさが入り混じった波乱万丈の生涯を描く逸品。ラストの”薔薇の蕾”が焼けるシーンを含め印象的なシーン満載作品である。】

2024年11月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

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NOBU