市民ケーン

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

当時25歳の若き天才オーソン・ウェルズが製作・監督・脚本・主演を務め、映画史に残る傑作として語り継がれる人間ドラマ。実在の新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストをモデルに、ある大富豪の波乱に満ちた一生を、革新的な映像技法とストーリー構成で描き出す。大富豪の新聞王ケーンが「バラのつぼみ」という謎の言葉を残してこの世を去った。その言葉の意味を探るよう調査を命じられたニュース映画の編集者は、ケーンの元妻や事業のパートナーら、生前の彼を知る人々に取材を重ねていく。やがて浮かび上がったのは、すべてを手に入れた男の孤独な生涯だった。1942年・第14回アカデミー賞で脚本賞を受賞。

1941年製作/119分/アメリカ
原題または英題:Citizen Kane
配給:ATG
劇場公開日:1966年6月14日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第14回 アカデミー賞(1942年)

ノミネート

作品賞  
監督賞 オーソン・ウェルズ
男優賞 オーソン・ウェルズ
撮影賞(白黒) グレッグ・トーランド
編集賞 ロバート・ワイズ
作曲賞(ドラマ) バーナード・ハーマン
美術賞(白黒)  
音響録音賞  
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写真:Album/アフロ

映画レビュー

4.5「薔薇のつぼみ」の意味することは。

2023年1月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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猿田猿太郎

3.5ケーンという人物に、丁寧に触れるような作品構成が良い。

2022年9月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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すっかん

4.0【貧しい宿屋の子として産まれた新聞王チャールズ・F・ケーンの傲慢さと弱者への優しさが入り混じった波乱万丈の生涯を描く逸品。ラストの”薔薇の蕾”が焼けるシーンを含め印象的なシーン満載作品である。】

2024年11月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

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NOBU

4.0後世に多大な影響を与えた、一大人間ドラマの傑作。

2024年10月16日
PCから投稿

「バラのつぼみ」という言葉を残して死んだメディア王、チャールズ・フォスター・ケーンの生涯を、彼を知る関係者に次々と取材する、ニュース新聞の編集記者を通して描いたドラマ。 本作以前にも無かったことはないだろうが、主人公の稀有な生い立ちや、成功から挫折に至る人生を取り上げ、関係者の証言を通じた回想という形で描くのも、本格的に明確に提示した、初めての作品では無いかなと。 狂言回しの存在や、「バラのつぼみ」の結末も、後の映画やドラマで、頻繁に使われている手法だね。 後世の作品に、非常に多大な影響を与えた作品と思う。 中だるみが無いわけでは無いと思うし、やや冗長という気もする。それでも、公開当時としては、画期的かつ独創的なストーリー運びで、メディア王の生涯を実に興味深く、壮大かつ大胆に描いた、一大人間ドラマの傑作だ。

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瀬戸口仁