シマロン(1960)
劇場公開日:1961年1月22日
解説
エドナ・ファーバーの同名長編小説の映画化。「波も涙も暖かい」のアーノルド・シュルマンが脚色し、「真昼の欲情」のアンソニー・マンが監督した西部開拓魂を描いたドラマ。撮影は「ナポリ湾」のロバート・サーティース、音楽をフランツ・ワックスマンが担当。出演は「奥様の裸は高くつく」のグレン・フォード、「縛り首の木」のマリア・シェル、「生きていた男」のアン・バクスター、ほかにアーサー・オコンネル、ラス・タンブリンら。製作エドモンド・グレインジャー。
1960年製作/アメリカ
原題または英題:Cimarron
配給:MGM
劇場公開日:1961年1月22日
ストーリー
1889年、ヤンシー・クラバット(グレン・フォード)彼の新妻サブラ(マリア・シェル)はオクラホマ・テリトリーの土地競争出発点に向った。新生活を未開の天地に求めようというのだ。途中から野育ちの若者チュロキー・キッド(ラス・タンブリン)と10人の子供を持つトム・ワイヤット(アーサー・オコンネル)夫妻が2人の知り合いになった。数百台の幌馬車が砂塵をあげて疾走をはじめ、目的地に着いた順に自分の土地をもらえる土地競争が開始された。ヤンシー夫妻は農耕に適した土地に先着したが女無法者デキシー・リー(アン・バクスター)に拳銃で追われた。オセイジに着いた夫婦は「オクラホマ・ウィグワム」という新聞をつくり、インディアンの権利擁護にのりだした。銀行破りの罪で追われるチェロキー・キッドがある日逃れてきてヤンシーの腕の中で死んだ。やがてヤンシーは新しい土地競争に加わり、妻サブラは留守中新聞と家を守った。米西戦争に加わったヤンシーは英雄として帰ってき、今は石油王となったワイヤットのインディアン圧迫を攻撃して知事の椅子を得た。そして彼の政治活動をきらう妻を残してヤンシーは再び去った。10年の歳月が流れ、サブラは「オクラホマ・ウィグワム」の名編集長として名を成し、息子シムはインディアン娘ルビーと結婚して孫をもうけた。いつも野望に燃えて新しい仕事に取り組む夫の帰りを彼女は待った。ある日、油田大火災のニュースが入り、それをある男が必死に消しとめ重傷を負ったとの報がもたらされた。その男はヤンシーだった。病院にかけつけたサブラは死の床にある夫をひしと抱きしめた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アンソニー・マン
- 脚本
- アーノルド・シュルマン
- 原作
- エドナ・ファーバー
- 製作
- エドモンド・グレインジャー
- 撮影
- ロバート・サーティース
- 美術
- ジョージ・W・デイヴィス
- エディソン・ハー
- 音楽
- フランツ・ワックスマン
- Wagner Chorale
- ポール・フランシス・ウェブスター
- 編集
- ジョン・ダニング
受賞歴
第33回 アカデミー賞(1961年)
ノミネート
美術賞(カラー) | |
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音響賞 |