死にゆく者への祈り

劇場公開日:

解説

IRAの元メンバーで、運命の時の流れの中を必死に生きようとする一人の殺し屋の姿を描く。ジャック・ヒギンズの同名小説の映画化で製作はピーター・スネル、監督は「フラッシュ・ゴードン」のマイク・ホッジス、脚本はエドモンド・ワードとマーティン・リンチ、撮影はマイク・ガーファス、音楽は「背信の日々」のビル・コンティが担当。出演はミッキー・ローク、ボブ・ホスキンス、アラン・ベイツほか。

1987年製作/イギリス
原題:a Prayer for the Dying
配給:東北新社
劇場公開日:1989年1月20日

ストーリー

天才的な銃の使い手だったマーチン・ファロン(ミッキー・ローク)は、誤ってスクールバスを爆破したことから罪の意識にさいなまれ、以後事件の容疑者として警察や軍、そして自分が所属していたIRA(アイルランド共和国軍)からも追われる身となっていた。そんなある日、表向きは葬儀屋、実はギャングのボスであるジャック・ミーアン(アラン・ベイツ)から、国外脱出のパスポートと引き換えに殺しを依頼されたファロンは、依頼どおり相手を射殺するが、その現場をダ・コスタ神父(ボブ・ホスキンス)に目撃されてしまい、神父の口を封じるために彼は、懺悔の内容は誰にも漏らしてはならないというカトリックの掟を逆手にとり、教会の懺悔室で殺人の罪を告白、神父に何も語らせないことに成功する。やがてファロンは神父の姪で盲目の美しい娘アンナ(サミ・デイヴィス)と愛しあうようになり一時はうまく行くかにみえた状況もIRAの殺し屋やミーアンの謀略によって暗転、さらに彼の魔の手が神父やアンナにまで及ぶに至ってファロンはミーアンと戦う決意を固める。そして教会の屋上にファロンをおびきよせたミーアンは、逆にファロンの機転にあい、屋上で爆死、地面に体を叩きつけられたファロンも神父に体を抱かれながら神への祈りを唱え、やがて息絶えるのだった。

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映画レビュー

3.5心地の良い自己陶酔

2019年1月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

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Masa_king01

3.5盛りだくさんすぎないか?

2018年12月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

よく練られたシナリオだと思います。ただの殺しやでもないし、ギャング映画でもないし、その他アクション、スパイでもない、のだが、そのどれでもある。(どういうこと?)さらに、信仰をからめ純愛も絡む。盛りだくさんすぎないか?
でも、結局はファロンの生き様を描いたハードボイルド映画、ということになりそう。
あと、裏テーマ(メイン?)として、軍事機密の闇を描いていると思われる。あの女はスクールバス爆破の当事者二人を殺しもみ消しが目的だった?
お腹いっぱいの内容でした。

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okaoka0820

3.5王道ストーリーかな

2018年4月11日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

テロリスト、いやアイルランド共和軍の話は単純ではないので一概にテロリストと言っていいのかだが

ミッキー・ロークがあの悪評高い猫パンチボクシング試合以来、ながーいこと干されれた前の映画でしょうが、全く知らない作品だった。

ストーリーはまあ、可もなく不可もなしかなあ。
悲しい話だが、さすがにこのての映画は作られすぎちゃったというか。
音楽が物悲しくていいです。

むかしはミッキー・ロークかっこよかったんだよ。男にも人気あったし、私もいくつか観に行った。
ということを今のかなり雰囲気変わったミッキー・ロークしか知らない人にはいい映画かも

わざわざデジタルリマスターしたということでみてみたのでした。

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