シティ・スリッカーズ2 黄金伝説を追え

劇場公開日:

解説

都会の喧騒から抜け出した中年男たちが、雄大な大自然の中で冒険を繰り広げるアドベンチャー・コメディ「シティ・スリッカーズ」の続編。今回は、西部の山奥に隠された金塊を巡って大騒動が展開する。監督はイギリスのCMディレクター出身で、これが初の劇場用作品のポール・ウェイランド。製作は前作に続き、主演も兼ねるビリー・クリスタル。脚本も前作同様、クリスタルとローウェル・ガンツ、ババルー・マンデルの共同。撮影は「1492 コロンブス」のベテラン、エイドリアン・ビドル。音楽は前作に続き「めぐり逢えたら」のマーク・シャイマン。クリスタル、ダニエル・スターンら前作のキャストに加え、コメディアンのジョン・ロヴィッツらが共演。前作で死んだカーリー役のジャック・パランスは、双子の弟デュークとして登場。

1994年製作/アメリカ
原題または英題:City Slickers II: The Legend of Curly's Gold
配給:コロンビア トライスター映画
劇場公開日:1994年10月1日

ストーリー

今は亡き生粋のカウボーイ、カーリー(ジャック・パランス)と過ごした2週間のカウボーイ体験ツアーから1年後。ニューヨークのラジオ局の係長となったミッチ(ビリー・クリスタル)は心身共にリフレッシュし、中年期の疲れや迷いから脱して仕事は順調、家庭も円満。だが、同じツアーに参加しても親友のフィル(ダニエル・スターン)は全然変わらず、仕事もうまくいかない。そこへもうひとり、一家の厄介者で働かずにブラブラしているミッチの弟グレン(ジョン・ロヴィッツ)が転がり込んできた。そんなある日、ミッチはカーリーの形見の帽子の中から、古びた地図を発見する。調べた結果、今世紀初頭にカーリーの父親が列車強盗を行い、奪った100万ドルの金塊のありかを書いたものらしいことが判明。ミッチの冒険心が頭をもたげ、彼はフィルとグレンを伴ってユタ州に向かった。目印の奇岩を見つけたミッチは、映画「黄金(1948)」のウォルター・ヒューストンのように狂喜乱舞する。グレンが虫眼鏡で危うく地図を焼きそうになったり、フィルが毒蛇に噛まれそうになったりと大騒ぎの連続。途中、2人の山男に狙われた彼らのピンチを、カーリーの双子の弟、デューク(ジャック・パランス二役)が救った。ミッチの回りに最近よく現われるカーリーの亡霊の正体は、彼だったのだ。デュークは兄と違って金に執着する男だった。一行は、デュークの先導で目的地を目指した。野性馬の大暴走に巻き込まれ、食料や機材が少なくなった彼らの不安は増す。ついに目的地に着いた一行は、苦労の末に金塊を発見。だが、実は全て偽物で、宝探しツアーを始めろというカーリーの遺言だったらしい。3人は落胆するが、旅の間に友情と兄弟の絆の強さを再確認した彼らは満足だった。宿に戻ったミッチの前にデュークが現れて、本物の金塊を差し出す。地図はデュークの持っていた小片と一緒にして初めて位置が分かるもので、金塊はカーリーが別の場所に移し変えていたという。「もう一度、探すかね?」との問いに、ミッチは快哉を上げた。

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