「歴史的大作戦の壮大な全貌!」史上最大の作戦 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
歴史的大作戦の壮大な全貌!
DVDで鑑賞(吹替)。
ロンメル元帥の言葉から始まるオープニングが、これから始まる圧巻の物語への期待を否応無しに高めてくれました。
開始までの経緯を描きながら、綿密な計画を立てる連合国軍と、事態を楽観視するドイツ軍との対比が面白かったです。
どこまで史実に忠実かは分かりませんが、双方の描写の違いに勝者の歴史を感じないわけにはいきませんでした。
パノラマ的に出来事が配置されていて、とても見応えがありましたが、登場人物の数が膨大で把握するのが大変でした。
吹替の無い部分が英語になるのですが、全員の声が同じに聴こえて大変でした(まだまだ修行が足りないなぁ…)。
戦場で如実に示される戦争の過酷さと理不尽さ。容赦無く奪われる命。誰にも見えない己の運命。…それでも戦う男たちの熱きドラマが胸に迫って来ました。暗闇の中、誰が敵とも分からない中を行軍するスリルがハンパなかったです。
戦闘シーンに炸裂するスペクタクルが堪りませんでした。
まさに興奮の坩堝。昨今のCG頼りな場面とは違い、実物大のセットや本物の戦車などを駆使した圧巻のシーンの連続に手に汗握り、本物だからこその迫力を堪能しました。
[余談1]
映画の殆どがカラー作品になっていた中敢えてモノクロを採用しているのは、戦争の空気感を実際の記録映像のような感覚で映し、尚且つ作品が持つ重厚感を演出するためだったのかな、と…。これがもしカラーだったら、ここまでの名作にはなっていなかったかもしれないと思いました。
[余談2]
邦題ついて。もしこれが英題直訳の「最も長い一日」だったり、ただカタカナに直しただけの「ロンゲスト・デイ」だったとしたら絶対にヒットしていなかっただろうな、と…
「史上最大の作戦」この字面を見ただけで、なんだか血沸き肉踊って来るような気がしませんか。水野晴郎のセンスは卓越したものがあると、改めて感服しました。
[以降の鑑賞記録]
2019/? ?/? ?:DVD(吹替)
2022/08/15:Blu-ray(吹替)
※修正(2023/06/08)
syu32氏🙇
あんな映画、知らなくて当然(笑)ですから、謝る必要ないですよ…😅
本作、当時は44大スター出演!って話題だったので、イタリアが倍の88大スター出演!ってしたと、どっかで読んだってだけの話よ🙏
それよりsyu32氏!キスカに女賭博師に復活の日って…君、凄いよ(笑)…そのセレクト大好き☺
年寄りが読んでも、胸のすくレビュー、いつもありがとうね🙇感謝します🙏
syu32氏🙇
確かに、昔は邦題のセンスで名作、傑作になり得た作品かなり、あったでしょうね。
私は、以前お話した、黒澤3本立ての前後に、父と三宮の阪急会館で、何度目かのリバイバルを観ました。
マックイーン映画で、ロバート・ワグナーが好きになり、本作で格好いい役だったのと(前にテレビでチョットだけ見てたので😅)…後、ショーン・コネリーとか、俳優サン探し楽しめるから、観たい!ってなりまして…
あと、若くても詳しいsyu32氏に聞きたいのですが…
本作のパロディでイタリア映画の…
「史上最大の喜劇/地上最笑の作戦」という作品ご存知では、ないですか?
映画.comでの作品情報と
「Il Giorno più corto/アメリカ公開題:The Shortest Day」(1962年) -セルジオ・コルブッチ監督。 フランコ・フランキ主演。ジャン=ポール・ベルモンドも出演。戦争コメディ。88大スター出演!?…ぐらいしか分かりません。
何か輸入DVDあるみたいですが…リージョン違いで見れるかどうかわからないとか?…そこ迄して観る様なもんか(笑)?わかんないですが😅…