茂みの中の欲望

劇場公開日:

解説

ハンター・デイヴィスのベストセラー小説を彼自身が脚色、「何かいいことないか子猫チャン」のクライヴ・ドナーが製作監督した青春もの。撮影はアレックス・トムソン、音楽は、スティーブ・ウィンウッドとトラフィック、ザ・スペンサー・デイビス・グループが担当している。出演は、二百人の志願者の中から選ばれたバリー・エバンス、「いつも心に太陽を」のジュディ・ギーソン、「007 カジノ・ロワイヤル」の、アンジェラ・スコーラー、ヴァネッサ・ハワード、エイドリアン・ポスタなど。

1967年製作/イギリス
原題または英題:Here We go Round The Mulberry Bush
配給:ユナイト
劇場公開日:1968年7月20日

ストーリー

まだ一七歳の高校生だがジァイミー(B・エバンス)は、指先をちょっと動かすだけで、女の子という女の子が、次々と足許にひれふすといった、稀代の色男を夢見ていた。だが、自分の作った夢に酔っていたので、女の子と話す時にはついもどもってしまい、せっかくのチャンスを逃してばかりいた。そのジァイミーの初めての恋の冒険の相手は、リンダだった。が、この恋は完全な失敗。次に出会ったのが教会の基金を集めているポーラだが、彼女の手練手管でうまくお金をまきあげられ、見事に振られてしまった。次がカロライン(A・スコーラー)。彼女はジァイミーを家に連れて行ったが、神聖なるべき日曜の晩さんは乱痴気騒ぎとなり、カロラインは気絶してしまった。そのうえ、彼女の家族たちが、追っかけっこをはじめるに至っては、ジァイミーはすっかり興さめしてしまった。“みんな茶番劇だ。友だちは僕がすばらしい週末を送っていると思っているし、僕は僕でそう思わせている。これもみんな海千山千の女のおかげだ。女なんて願い下げだ”とジァイミーは決心した。が、その決心も、オードリーにパーティに誘われて早くもぐらついた。パーティで彼は、娘を物色するのにいそがしく、そのためオードリーを、いやな気持にさせてしまった。そのジァイミーが本当に好きになったのは、マリー(J・ギーソン)だった。彼女はジァイミーにとっては高嶺の花的存在であった。だが、そのマリーも、彼だけでなく誰にでも、簡単につみとれるということを知った時ジァイミーの激しい恋心は粉粉に砕け、傷心の彼は勉学に励んだ。大学の入試にも無事合格して、ジァイミーは、大人の世界の仲間入りをした。マリーの友だちで、ちょっと美人の、クレアが偶然にも同じ大学に来ていた。今までは、興味をしめさなかったが、ジァイミーは、彼女をマークした。ジァイミーの恋の冒険は、この日からまた、新しくはじまったようである。

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