三文オペラ(1953)
劇場公開日:1953年11月23日
解説
「黄昏」のローレンス・オリヴィエと「悲愁(1946)」のハーバート・ウィルコックスが共同製作により、ジョン・ゲイの戯曲を映画化したテクニカラーのオペラ映画一九五三年作品、脚色はデニス・キャナン、監督はピーター・ブルックの担当。撮影は「オリヴァ・ツイスト」のガイ・グリーン、作曲・編曲はアーサー・ブリス。自ら歌もうたってローレンス・オリヴィエが主演し、新人ドロシー・テューティン、ダフニ・アンダーソン、スタンリー・ホロウェイ(ハムレット(1947))、ジョージ・ディヴァイン、メアリー・クレア(オリヴァ・ツイスト)、アシーン・セイラー(スペードの女王)らが助演する。
1953年製作/94分/イギリス
原題または英題:The Beggar's Opera
配給:東和
劇場公開日:1953年11月23日
ストーリー
十八世紀のイギリス。ニューゲイト牢獄で明日の死刑を待つ剽盗マッキース(L・オリヴィエ)が脱獄を画策しているところへ乞食のオペラ書きが投獄されてきた。彼はマッキースを主人公にしたオペラを書いて持っていた。その物語は--剽盗マッキースには懸賞金がかかっている。けいず買いピーチャムの娘ポリー(D・テュティン)は彼の内縁の妻であったが、それを知っておどろいた父ピーチャムは、かえって娘をおとりにマッキースを捕え、懸賞金をせしめようとした。ポリーとの密会中を襲われたマッキースは群がる敵をなぎ倒して盗賊の集る酒場へ逃れたが、ピーチャムに買収された酒場女の密告でついに捕った。牢番の娘ルシー(D・アンダスン)はかつてマッキースと契った仲なので彼を脱獄させようとしたが、そこへポリーが現れ、二人はマッキースを挟んで時ならぬ大喧嘩を始めた。二人の父親が現れて連れ去ったので喧嘩はおさまったが、その夜ルシーに助けられマッキースは脱獄にマンマと成功、逃げる途中、路銀をつかもうと賭博場に入って賭けに夢中になるうちに、賭博場の女主人の密告で、またしても捕えられてしまった。翌日は死刑当日、沿道を埋める人人に賑やかに見送られ、ポリー、ルシーと別れを惜しんで、一世の剽盗マッキースは絞首台上の人となる--話は終って、本物のマッキースは、芝居と本物で二度死刑にされるのがいやだと言った。他の囚人たちもマッキースに和して「保釈だ」と叫んで牢内は大騒ぎとなった。マッキースは時到れりと騒ぎを利用して首尾よく脱獄に成功、自由の天地にかけ去った。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ピーター・ブルック
- 脚色
- デニス・キャナン
- 原作戯曲
- ジョン・ゲイ
- 台詞
- クリストファー・フライ
- 製作
- ローレンス・オリビエ
- ハーバート・ウィルコックス
- 撮影
- ガイ・グリーン
- 美術
- ウィリアム・C・アンドリュース
- セット
- ジョルジュ・ヴァケヴィッチ
- 録音
- ピーター・ハンドフォード
- レッド・ロウ
- 編集
- レジナルド・ベック
- 衣裳デザイン
- ジョルジュ・ヴァケヴィッチ
- 作詞
- クリストファー・フライ
- 作曲
- アーサー・ブリス
- 編曲
- アーサー・ブリス
- テクニカラー・カラー・コンサルタント
- ジョーン・ブリッジ
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Capt. Macheathローレンス・オリビエ
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Lockitスタンリー・ホロウェイ
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Peachumジョージ・ディバイン
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Mrs. Peachumメアリー・クレア
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Mrs. Trapesアテネ・セイラー
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Polly Peachumドロシー・テューティン
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Lucy Lockitダフネ・アンダーソン
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The Beggarヒュー・グリフィス
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Jenny Diverイボンヌ・フルノー
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The Actressマーゴット・グレアム
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1st Turnkeyジョージ・ローズ
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1st Prisonerスチュアート・バージ
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2nd Prisonerシリル・コンウェイ
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3rd Prisonerジェラルド・ローソン
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Young Female Travellerエイリーン・ハーヴェイ
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Filchエドワード・プライアー
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Inn Keeperエリック・ポールマン
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Mrs. Coaxerエディス・コーツ
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John the Footmanデニス・キャナン
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The Singersローレンス・オリビエ
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The Singersアデル・リー
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The Singersジェニファー・ヴィヴィアン
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The Singersエディス・コーツ
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The Singersジョアン・クロス
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The Singersジョン・キャメロン
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The Singersブルース・ボイス
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The Singersスタンリー・ホロウェイ