殺人魚 フライングキラー
劇場公開日:1982年10月23日
解説
殺人兵器として開発された怪魚が人間に襲いかかるというSFサスペンス。「ピラニア」(78)のチャコ・バン・リーウェン(筑波久子)とジェフ・シェクトマンが製作。「テンタクルズ」(77)のオビディオ・G・アソニティスが製作指揮。H・A・ミルトンが脚本を執筆し、ロベルト・デットーレ・ピアッツォーリが撮影、スティーブ・パウダーが音楽を担当している。出演はトリシア・オニール、スティーヴ・マラチャック、ランス・ヘンリクセン、アンシル・グロードンなど。
1982年製作/84分/アメリカ・イタリア合作
原題または英題:Piranha II Flying Killers
配給:コロムビア映画
劇場公開日:1982年10月23日
ストーリー
カリブ海に浮かぶ小さな島。ゴージャスなリゾート地である。夜の海に出かけた男女が、水中の難破船にもぐり込みファックしているところへ、魚が襲いかかり、2人の身体をくいちぎってしまう。海浜のホテルの1室に住むアン・キンブロー(トリシア・オニール)は、夫と別居している海洋学者だ。息子クリスとの生店のため、ホテルのスキューバ教室のコーチをしていた。彼女はお客をつれて、2ヵ月前に沈んだ海軍の船の周りをもぐる。船内に入っては駄目といわれていたのに、ヘイウッドという男が入り、怪魚の群に襲われる。彼の死の真相を調査するスティーブ保安官(ランス・ヘンリクセン)は、アンの夫だった。アンに近寄って口説くタイラー(スティーヴ・マラチャック)。2人は死体置場に侵入しヘイウッドの写真を撮る。2人を見とがめた看護婦が、彼らを追い出したあと、ヘイウッドの身体から飛び出した魚にのどをかみつかれて死亡。タイラーはピラニアを特殊に育成したのではと言い、アンは写真を研究し、その意見に賛成する。ホテルの食料を盗んで航海をつづけるグラマー美人2人組ビバリーとロレッタも、魚に襲われる。アンは沈没船を捜査して、怪魚の存在を確認。タイラーは自分が軍の研究者で、ピラニアと飛び魚とトウゴロイワシ科のある種をかけあわして殺人魚を育成したとアンに告白する。沈没した海軍の船にその怪魚の箱がつまれていたのだ。アンはホテルの支配人ラオールに海遊びを禁止するよう説得するが、彼は聞き入れない。その夜、トウゴロイワシの大群が産卵のため海辺にやってくるのをホテルの客たちが見物する。クリスはデュモン氏のボートに乗り組み、彼の娘アリソンと小さな手こぎボートで夜の海に出かける。彼の行方を求めて、スティーブがヘリで海を捜索する。海辺に並ぶ人間たちを殺人魚が襲う。タイラーとアンは、沈没船に時限爆弾をしかける。殺人魚群に追われてタイラーは死亡。ダイナマイトが爆発した。クリスとアリソンを救出したスティーブが、妻の死を思い肩をおとしているところへ、アンが浮上。2人は固く抱きあうのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジェームズ・キャメロン
- 脚本
- H・A・ミルトン
- 製作総指揮
- オビディオ・G・アソニティス
- 製作
- 筑波久子
- ジェフ・シェクトマン
- 撮影
- ロベルト・デトーレ・ピアゾッリ
- 音楽
- スティーブ・パウダー
- 編集
- ロバート・シルビ
- 特殊効果
- ジャンネット・デ・ロッシ
- 字幕
- 野中重雄