殺人魚 フライングキラー

劇場公開日:

解説

殺人兵器として開発された怪魚が人間に襲いかかるというSFサスペンス。「ピラニア」(78)のチャコ・バン・リーウェン(筑波久子)とジェフ・シェクトマンが製作。「テンタクルズ」(77)のオビディオ・G・アソニティスが製作指揮。H・A・ミルトンが脚本を執筆し、ロベルト・デットーレ・ピアッツォーリが撮影、スティーブ・パウダーが音楽を担当している。出演はトリシア・オニール、スティーヴ・マラチャック、ランス・ヘンリクセン、アンシル・グロードンなど。

1982年製作/84分/アメリカ・イタリア合作
原題または英題:Piranha II Flying Killers
配給:コロムビア映画
劇場公開日:1982年10月23日

ストーリー

カリブ海に浮かぶ小さな島。ゴージャスなリゾート地である。夜の海に出かけた男女が、水中の難破船にもぐり込みファックしているところへ、魚が襲いかかり、2人の身体をくいちぎってしまう。海浜のホテルの1室に住むアン・キンブロー(トリシア・オニール)は、夫と別居している海洋学者だ。息子クリスとの生店のため、ホテルのスキューバ教室のコーチをしていた。彼女はお客をつれて、2ヵ月前に沈んだ海軍の船の周りをもぐる。船内に入っては駄目といわれていたのに、ヘイウッドという男が入り、怪魚の群に襲われる。彼の死の真相を調査するスティーブ保安官(ランス・ヘンリクセン)は、アンの夫だった。アンに近寄って口説くタイラー(スティーヴ・マラチャック)。2人は死体置場に侵入しヘイウッドの写真を撮る。2人を見とがめた看護婦が、彼らを追い出したあと、ヘイウッドの身体から飛び出した魚にのどをかみつかれて死亡。タイラーはピラニアを特殊に育成したのではと言い、アンは写真を研究し、その意見に賛成する。ホテルの食料を盗んで航海をつづけるグラマー美人2人組ビバリーとロレッタも、魚に襲われる。アンは沈没船を捜査して、怪魚の存在を確認。タイラーは自分が軍の研究者で、ピラニアと飛び魚とトウゴロイワシ科のある種をかけあわして殺人魚を育成したとアンに告白する。沈没した海軍の船にその怪魚の箱がつまれていたのだ。アンはホテルの支配人ラオールに海遊びを禁止するよう説得するが、彼は聞き入れない。その夜、トウゴロイワシの大群が産卵のため海辺にやってくるのをホテルの客たちが見物する。クリスはデュモン氏のボートに乗り組み、彼の娘アリソンと小さな手こぎボートで夜の海に出かける。彼の行方を求めて、スティーブがヘリで海を捜索する。海辺に並ぶ人間たちを殺人魚が襲う。タイラーとアンは、沈没船に時限爆弾をしかける。殺人魚群に追われてタイラーは死亡。ダイナマイトが爆発した。クリスとアリソンを救出したスティーブが、妻の死を思い肩をおとしているところへ、アンが浮上。2人は固く抱きあうのだった。

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映画レビュー

2.0殺人的なくだらなさ

2023年6月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

特に感想という感想もないなw
B級を愛せる人だけが見ていい映画だと思う。
ジェームズ・キャメロンもかつてはこんな映画撮ってたんだね。
当時の特撮の技術が
見れて良かったかもしれない。
魚が水面から飛び出してくる前の、
海が煙立って、
ぶくぶく泡立ちながら、
蚊が鳴くような効果音入れて、
いかにもな演出で人間を襲ってくる。
堅苦しい映画見るのに疲れた時は、
こういう映画を挟んで見るといいのではないでしょうか。

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あとぅーし

1.0ピラニア?

2022年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ジェームズ・キャメロンの監督デビュー作は完全なB級映画。冒頭からダイバーカップルが海底でセックスしようとしていると兵器であるピラニアに襲われるシーン。最初からテンションが下がるほどの演出。

 海の中だけだとつまらないな~などと思っていたら死体安置所の遺体の中から飛び出す殺人魚!やっぱりこうこなくっちゃ。と感じてから、またテンションダウン。

 潜水教室の美人インストラクターは海上保安官の夫と別居中。簡単に生徒と寝てしまったけど、そいつが殺人魚の仕掛け人。人間ドラマとしても見ごたえがあるのかと思っていたら、それほどではないし、単にジョーズに触発されて作っただけの映画だった。

 人間に飛びついて喰うという発想はいいけど、全くリアルじゃないのが難点・・・

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kossy

2.0さすが「ピラニア2」お約束がしっかり守られている

2022年4月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

大昔に「ジョーズ」以降製作された海や川の仲間が人間を襲いまくる映画が作られ、その中の1作品と言う認識しかない人が多いのでは無いだろうか?
その中の1作品を観る機会はそう多くはないだろう姉さんたちが出てくるシーンが多い。
男も女も奔放で海辺のリゾートと来たらやることは決まってる…みたいな人々がゾロゾロと(笑)
初監督だったJキャメロンがどのシーンを考えたかは分からないが染み出す血液に合わせたオープニングはあれが最初だとしたらセンスあると思う。腹から飛び出す魚もまぁまぁ面白い。

製作に「ピラニア」や「テンタクルス」の人が入っているのでそれらよりはパワーアップしてる…のか?(笑)

海のモンスターパニック要素はしっかりと入れ込んであり、魚がチープな以外は「ジョーズ」に近い図式で構成されており、ある意味B級モンスター映画のお手本とも見える。
それ故に突っ込みどころ満載なのもお約束である。
トビウオとグルニオン(陸上で産卵する)をくっついたらあんなに進化するの?
グルニオンもイワシだからあんなに咬みちぎる口してないし、タイトル「ピラニア2」とかあるけど、どこにピラニア要素あるの?とか
陸上で襲った後、どうやってUターンするんだ?とか疑問が尽きない(笑)

避難した施設の前で頑張ってた黒人のおじさん、松明ではたき落とすと思ってて見てたのに結局やられちゃうってなんなん?
この作品は駄洒落も好きだよね。
魚のフライ祭りって何よ(笑)
空翔んで来るからフライと揚げのフライを掛けてるのか?
ランスヘンクリセン、息子の救助にヘリで向かうのは良いが、独りで行ったらロープ使ってヘリに上げたり出来ないし、果てはヘリを乗り捨てに(笑)
もしかして「ジョーズ」みたいに水上に浮けるタイプのヘリの予定が製作費安くて借りられなかったのかな?

キャメロンも途中で解雇されたらしいけど、突っ込めるだけ突っ込んでって事かな?

話のネタや懐古趣味的に楽しむのは充分アリの作品です。

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)

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