劇場公開日 2023年7月14日

  • 予告編を見る

「とうとう観た。いやはや。」ドラゴンへの道 CBさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5とうとう観た。いやはや。

2020年8月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ブルース・リーの映画は、これまでに一度も観たことがなかったので、4Kマスター化記念での公開を観に行った。

日本初公開1975年。自分は15歳、中学3年生だった。やはり、このときに、観るべきだった。
周りがみな、ヌンチャクを練習していたあの頃、自分は怪獣映画を観ることに一所懸命だった。

あの時代に観ていたら、楽しかっただろうというか、「かっこいい。俺もなりたい」だったろうな。映画には、旬がある。とくに、若い頃に観たらツボにはまる映画は多い。

ということで、残念ながら、自分にはハマらなかった。つくづく残念だ。

おまけ:しかし観客層は感動的だった。20名ほどだったが、そのうち半分は、自分より年上! よろよろ歩いてきて席に着く人の多いこと。ブルース・リーの当時の人気の高さを思い知った。

2021/8/22 追記
本作をめぐるブルースリーと「ウルトラマン」の因縁をある本で読んだので記しておきます。両方を観た人は、「たしかに」 と思えると思いますよ。
----- ここから引用 ----
(前略)(ブルースリーは)こんな言葉を残しているんですよね。
─日本の子供向け特撮番組なのだが、最後のシーンに武士道が描かれていて衝撃を受けた。敗者にも敬意を捧げる。日本では子供の頃から映像でこんな胸に迫るシーンを観ているのだから、礼儀正しくなるのもうなずける。(中略)ローマのコロッセオで強敵チャックノリスとの決闘の果てに勝利を収めたブルースリーは、ノリスの道着をそっと顔にかけるんですね。それはウルトラマンが剝ぎ取ったエリ巻きをジラースにかけてあげるシーンとまったく同じなんですよ。カメラアングルまで一緒。彼は「ドラゴンへの道」でウルトラマンにオマージュを捧げたんだと思います。(後略)
(以上、「ウルトラマン不滅の十大決戦」(集英社新書)から佐々木徹氏の発言部分を引用)
----- ここまで引用 ----

CB