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解説

失踪した子供を捜索するうちに照らし出される「もう一つの世界」を描く異色のファンタジー。監督・脚本は「山の焚火」のフレディ・M・ムーラー。撮影は「山の焚火」のピオ・コラーディ。音楽は「山の焚火」のマリオ・ベレッタ。出演はハンスペーター・ミュラー、リロ・バウアーほか。98年モントリオール映画祭グランプリ受賞。

1998年製作/124分/スイス
原題:Vollmond
配給:ユーロスペース配給(デジタル・メディア・ラボ=ユーロスペース提供)
劇場公開日:2000年7月29日

ストーリー

満月の夜、イレーネ(リロ・バウアー)の息子が忽然と失踪。手がかりもなく、捜索は難航。彼女の娘は黒い肌の少年と小船に乗っていったと話すが、大人は全く取り合わない。捜査を洗い出すうちに、ヴァッサー警部(ハンスペーター・ミュラー)は同時期に息子を含め12人の子供が消息を絶ったことを突き止める。彼は親たちに失踪前の様子などを聞いてまわるが、どの家も水辺に面している以外は何の共通点もない。その合間にヴァッサーは湖畔のカフェで一心に切手を貼る黒い肌の少年を目撃するが、彼は姿を消す。その後、子供たちの家に手紙が届く。内容は期限が次の満月までであること以外は抽象的なため、大人たちは困惑。業を煮やしたイレーネの父はテレビに出演して犯人に直接呼びかけてしまい、おかげで極秘裏に進めてきた捜査が世間に知れて、イレーネの周辺は大混乱。マスコミがスキャンダラスにイレーネを追いかけるうちに刻々と迫る次の満月。結局親たちはテレビ出演して子供たちに直接語りかけることになった。本番中、どこからともなく黒い肌の少年がスタジオに入ってきて、手をこすり、片方の手で目を覆う。すると、行方不明の子供たちの姿がモニターに映し出される。ヴァッサーも試してみると、手で覆った眼前におびただしい数の子供たちが現われるのだった。

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