劇場公開日 1997年10月25日

「アクション巨編の“雰囲気”を味わう作品」コン・エアー Jettさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 アクション巨編の“雰囲気”を味わう作品

2025年9月14日
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鑑賞方法:映画館

初公開以来、何十年ぶりに観ましたが、この後記載する当時と全く同じ感想というのがある意味すごい(笑)

超一級のスタッフ・キャストで作っているのにB級クラスの仕上がりに愕然とする(苦笑)

頭空っぽにして目の前で起こっている事だけに集中できれば最後まで観ることはできるレベルの作品だとは思いますが、それでも後から“あれ、何だったの”と思うしょうもない事が多々あり、決して良作と褒められる出来ではない

・説明端折りすぎの雑なストーリー展開と徹底したご都合主義

・ムダに出てくる登場人物
レクター博士のように厳重に収監されていたスティーブ・ブシェミさんは一体何だったの?
とか、オカマの囚人、やたらエラそうなのに無能で全く何の役にも立たず害しかなかったコルム・ミーニイさん演じるエージェント・ダンカン、そしてそもそもジョン・キューザックさん自体の役もなんだか意味不明

・頭も回る最凶の犯罪者集団にしては馬鹿やドジが多い

といった感じで言い出したらキリがないツッコミどころ満載

ド迫力の映像や後半のスペクタクル加減は圧巻のシーンも多いんだけど、ラストのC-130ハーキュリーズ輸送機がラスベガスに墜落するシーンはかなりチャチくてCG色強すぎ、せっかくあの時代に作ってるならガチでリアル撮影して欲しかった

ニコラス・ケイジさん、はじめはすごくカッコいいのに、ロン毛になってからのルックがどうしても生理的に受け付けられず、それが本作が受け入れられない最大の原因かもしれない

Jett