「ニコケイ無双!」コン・エアー 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
ニコケイ無双!
思い出しレビュー13本目。
『コン・エアー』
極悪犯・凶悪犯ばかり乗せた囚人護送機が奴らに乗っ取られた!
そんな状況下、ただ一人の模範囚、ポーが立ち向かう…!
『ザ・ロック』に続く、ジェリー・ブラッカイマー製作×ニコラス・ケイジ主演のアクション大作。
ブラッカイマーの娯楽作故、まあ荒唐無稽、荒削り。
あんな危険な連中一緒に乗せりゃ、そりゃあ何か起こるでしょう。誰も思わなかったんかい?
そんか囚人たちに翻弄され、無能な奴ばっか。唯一、連邦保安官のラーキンだけ奮闘。
そこら辺はご愛敬として、ただただ、ド派手な爆発、見せ場、大音量を楽しむべし。
クライマックス、墜落するコン・エアーと直撃するホテルは、廃墟されるモノホン!
このたっぷりのサービス精神こそ、ブラッカイマー印のエンタメ!
ポーは悪人ではない。
妻を襲おうとしたロクデナシどもを誤って殺してしまっただけ。この設定はもう健さんだね。
仮釈放される事となり、妻と服役中産まれた娘に会える今日この日を待ちに待っていた。
が、まさかの事態に巻き込まれ…。
正義感の強さから、奴らを放っておけない!
話はB級的だが、しっかりツボを抑えている。
この時期のニコケイはカッコ良かったね。
長髪をなびかせ、銃で腕を撃たれても怯まない、ニコケイ無双!
極悪犯凶悪犯、大進撃!
リーダー格のサイラス役のジョン・マルコヴィッチはいつもながらの怪演。彼の最期は壮絶!
他の囚人たちもインパクトある奴ら居るが、ある意味異色の存在際立つのが、スティーヴ・ブシェミ。
VIP・オブ・VIPってくらいの囚人で、他の囚人でさえビビり、サイラスもファンだと言うくらい。
でも、彼は何だったんだろうね…?
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