劇場公開日 1975年4月26日

「4.8」ゴッドファーザーPARTII onakaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.04.8

2016年5月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

ゴッドファーザー partII がマフィア映画史上最も優れた作品だろう。
ぼくの中でもゴッドファーザー partIIは1位2位を争う映画。
1作目のときにNo. 1と言ったがそれを上回ると思う。

1作目がヒットした映画の2作目は大体、駄作と言われるか、もしくは成功するかの2パターンに分かれると思う。
トイストーリー2やターミネーター2は大成功した例だが、ゴッドファーザーpartIIは間違いなくダントツ。(そのかわり3作目が。。。)

若い頃のビトーとドンを継いだマイケルの話が好対照に描かれている。
一代で大物になり家族を守ったビトーに対し、マフィアのドンとしてすべきことをし家族を失ったマイケルの2人の物語が上手い具合に交錯して、物語が展開する。

決してハイテンポの映画ではないのだが、常に緊張感があって時に興奮させられる。

2つの話が同時進行するし、前回よりも登場人物が複雑なのでよりわかりにくいことが多い。でも2回も見ればちゃんと理解できるし、ネットで解説を見ればよくわかる。

ゴッドファーザーはマフィアの映画であることは間違いないのだが、主なテーマのしては愛とかものすごい壮大なものだと思う。
だからこそ普遍的に存在して、ある人にとっては哲学でもある。

確か『ユーガットメール』では「大切なことはゴッドファーザーにある」とトム・ハンクスが言っていた。

若い頃のビトーがファヌッチを殺した後、人混みの中を歩く、横に流れるシーンがなぜか印象的。いつもあのシーンを思い出す。

アンパチーノやダイアン・キートンもすごく良かったが、ぼくはデニーロがすごく好き。
なんだかクールでかっこいい。

やはり人望というものは畏怖と尊敬のミックスなんだと思う。結構いい人だけど、ちょっとやばい、という具合がちょうどいい。
親しみやすけど頼もしい。恐れ嫌われずにナメられない。
つまり人望とは畏敬のこと。

onaka
CBさんのコメント
2022年7月14日

> 人望というものは畏怖と尊敬のミックスなんだと思う
う、そうかも。自分にないものだなあ。

CB