ゴッドファーザーのレビュー・感想・評価
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家族愛
若者が使う、仲間・絆という言葉が安っぽくて大嫌いだ。
絆と言うのはこの映画のドン・コルレオーネを中心とした関係性だと思う。
その関係性に脅しや畏怖が入り込もうと家族のためなら手段を選ばない。
その強固さこそが傷なんじゃないかと思った。
マフィア抗争の派手さではなく、一族の結束の強さを描く事で映画の美しさが増し、マーロンブランドの存在感が際立ち、マフィアのエグさが強調されて名作になったのではないかな?と個人的には思う。
馬のシーンはそれまでの平和から一転して衝撃が走る。
マイケルの成長物語でもあるのだけど、成長=破滅への道を辿る事に、男として格好良さを感じつつ、この道しかなかったのか?と虚しくもなる。
マーロンブランドの最期は何度見ても最高の最期だなと思います。
ドンが素敵過ぎて✨✨✨ 血で血を洗うマフィア一族 マイケルが頼もし...
ドンが素敵過ぎて✨✨✨
血で血を洗うマフィア一族
マイケルが頼もしい!
入院中のコルレオーネの手にキスをするところが感動
声も無く涙の筋と微笑みだけでこんなにグッと来るシーンになるとは…
ゴッドファーザーも息子の前ではただの父親なのだ
あの有名な曲があの場面で初めて流れるの!?
とビックリした
マイケルの女総じてウザイな
女とはああいうイメージなのか
徹底した対比に挟まれ、香り立つ気品
ニューヨークとシチリア。
父と子、仕事と家族。
聖と罪、仲間と孤独などなど…
とにかく徹底した対比が効果的でした。
底層には不在時すら存在感のあるドン・コルレオーネ、上層からは抑制された演出。
スケールが大きいにもかかわらずまとまりがあり、対比に挟まれた間から気品が香り立ってきます。
そして、その中で変わってゆくパワーバランス。
長尺なのに、全く隙のない作品でした。
コッポラの作風は自分好みではないのに、満点以外は考えられない。
「No」のひとことに、こんなに痺れるとは…
参りました…
高貴な映画
マフィアファミリーの固い絆を描いた映画だけど高貴な映画。
この作品を観て面白かったと感じた時、大人になった気がした。例えるなら初めて歌舞伎を観て気位が上がった感じに似てる。
音楽もキャスティングも良い。
現代ではこんな感じの映画は撮れない気がする。
名作。
家族間の絆が深すぎて、ちょっと気持ち悪い(ひどい)という偏見を持っていましたが
何か「はぁ~・・・」と口と鼻から空気が出て行くような、何とも言えない家族間の人間関係。
それを見て「私は随分狭いものの見方をしていたんだなぁ・・・」と思いました。
映画の描写であって、実際は分からないけど、
・・・実際はもっと絆深いだろうし(^_^;)
何か私がずっと知らなかった、家族だの兄弟だのの在り方とか
そういうものを、というと大袈裟すぎますが、
でも、本当にひっそりと、上品と教えられた気がします。
一番感動した!という訳でもないのに
気付いたらゴッドファザーばっかり見たくなるのは何故だろう。
別にそこまで「面白い」訳じゃないのに・・・?
何かいつも気付くと
「何かまた観てみよう」
「それにまつわるお話、知識をみたい」と
面白かった映画を思い浮かべるのですが・・・
かなりの高確率でゴッドファーザーばっかり。
意味が分からない。
何か、目が行っちゃうんですよね(汗)
この映画って「感動!」とか「面白い!」って言うより
何と言うか「麻薬?」というか
何か気付いたら注目してしまうような、、そう、『魅力』があるのだろうなぁ
特にどこか「いいところを挙げろ」と言われても
全然分からないのだけど
何故か惹かれてしまうというか。
取り憑かれちゃったんだろう。
でも・・・
旦那さんも『全く』同じだったので安心しました。
恐らく、全世界中の人たちが同じような感覚を味わっているんだろうなと思いました。
魅力の勝利ですね
詳しい説明
iyahime.blog.fc2.com/blog-entry-28.html
god father 名付け親、洗礼時にたちあったもの
マフィアの裏の顔や子供や奥さんに対する愛情、兄弟、親子、ファミリーとの深い繋がりを見ることができた。
マフィアって怖くて冷酷なイメージがあるが、ところどころでみれる家族との生活や会話が普通の人の生活のようでほっこりした。
あのドンコリオーネも孫には優しいおじいちゃんで子供達にも寄り添う人間味ある人だった。
音楽もよく、心に突き刺さるようだ。
殺しをした時でもなんともいえない雰囲気がお洒落である。
前半と後半でかなり違ってくる
はじめは堅気であるマイケルがそのような世界を拒みながらも父、兄弟と接しているのだが後半になるとマイケルがクールに、そして威厳のある態度に変わっていく
名作鑑賞
ずっと気になってはいたものの、なんとなく見ずに来た作品、ここに来て鑑賞。
途中までは一つ一つのエピソードがバラバラに見えて、どう考えていいかわからない映画だったけど、史実として、ドキュメンタリー風に見ろというアドバイスをもらって見続けていたら、最後の最後にちゃんと繋がった!
マイケルがドンになる世代交代の映画だったのね。
あまり好きな雰囲気でもなかったけど、ずっと続く緊張感に飽きずに見られた。
アル・パチーノが若い・・
45年前1972年のマフィア映画の名作。舞台は1945年、車がとてもクラシック。アル・パチーノが若く、鋭い。アル演じる三男のマイケルが父の後を継いでファミリーのトップに成る。ストーリーはマイケルがボンボンから非情に振る舞うまでの過程。マフィアのトップは命がけの厳しい世界。映画の歴史を感じる!?
一つ一つのドラマが面白い
・どのシーンも映像がしっかり練られていて、古くさい部分がない
・ビトーのキャラクターが良い
・それぞれの人物が細かく描かれているので、物語の展開を知っていても、もう一度観たくなる
・音楽は最強 映画史に残る良さ
時代を感じた
1972年か、、平成生まれの私には男尊女卑な発言が多くて格好良さがわからなかった
あと登場人物多くて関係性がよくわからなかった
ただあんなに登場人物多いのに全員のキャラクターが立ってて演出がすごいなと思った
裏社会の人間とは結婚したくないな
最強のコンビ:PUZO & COPPOLA
2023年最初の映画館鑑賞はこの作品に。若い観客が多くて嬉しかった。何回見ても飽きない、発見がある、感動する。これ以上望めないほど最高のキャスティングに改めて感動しました。照明、アングル、ヘアメイク、衣装、小道具、構成、脚本と全てが素晴らしい。ドアと窓だけでなく椅子の役割も大きいと感じました。ホテルとカジノ買収のためにラスベガスに行ったマイケルがグリーンに兄のフレッドを殴ったと指摘しますが、どうして知ったのかなと思っていました。今日見て氷解!フレッドの右目周りが青黒くなってた!殴るヤツはグリーンだと断言するマイケルの観察力と情報収集能力すごーい!このようにいつものようにパチーノ凝視でしたが、今回はマーロン・ブランドにも痺れました。そしてバルジーニ含めてファミリーのトップ達の面構えのいいこと!(2023.01.02.)
マフィアとか、人が殺される映画は関心なく見ませんでした。ところが家でアマゾンプライムが設定されてから狂ったように何十回もゴッドファーザーの1&2を見ました。魅入られてしまったのです。そして今回、スクリーンで見ることができました。嬉しい、ありがとう映画館!音がとても良かった。シチリアやお庭の小鳥の囀りがすぐ近くで聞こえました。BESTIAだから?(27.03.2020)
以下は映画館だからこそよく見えた細部です:
エンツォの義理父は、立派なウェディングケーキが来るとき、確かに先頭に居た!言葉を守った(というより、必ず自分の依頼はかなうから用意していたんだろう。あんなでっかいケーキ、数日前から準備しないと無理じゃ!)。
パパ・コルレオーネのお葬式はボナセーラが担当していて、居た!
マイケルと連絡つかないケイはNYの家を訪ねる。その時の彼女のストッキングはバックシーム!
アル・パチーノ、小声で言葉数少なく眼で素晴らしい演技をする。小柄なところもいい💕
コッポラの重厚な演出
総合85点 ( ストーリー:80点|キャスト:90点|演出:90点|ビジュアル:75点|音楽:80点 )
物語も登場人物も全くちゃらさがない。映画だからといって格好つけたわざとらしい演技・演出が無い。マフィアの世界の厳格な規則に沿って彼らの社会は形作られていて、そこに生きる男たちは背広を着こなし非合法な活動を行い組織を運営していく。「ルカは海の底にいる」という暗示があり、突然の殺しが行われる。
当時まだ32歳の天才コッポラ監督のその真剣な暴力組織の重厚な描き方の質が非常に高く、それ以前の犯罪映画とは頭一つ抜けているし、現在においてもこれだけ質が高く重厚で迫力のある演出のある犯罪映画もそうそうない。
そして物語はコルレオーネ一家の活動を描く。恩には恩で、裏切りや攻撃には粛清で答えて組織を大きくしてきた。冷静に状況を分析し厳格に対処する父ヴィトーは凄い迫力であるし、長男のソニーはすぐに感情を表し、堅気だった三男マイケルは父の才覚をそのまま受け継ぐ。彼らが組織をどのように引き継ぐかという家族の話でもある。三人とも素晴らしい演技であった。
何度も観ていると、マイケルが父親によく似ていて感情を廃して出来事に対して冷酷に状況分析と判断が出来る才覚が収まるところに収まったというのが、よりすっきりと理解出来てきた。
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