劇場公開日 1972年7月15日

「午前十時の映画祭10」ゴッドファーザー 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0午前十時の映画祭10

2019年6月4日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

ラスト付近、マイケルの苦悩や困難は既に始まり、不穏な空気のまま映画は幕を閉じる。

"エイドリアン"の結婚式でドン・コルレオーネの偉大さや、コルレオーネ・ファミリーの内情と主要な人物を登場させる演出が冒頭で巧く描かれていて、コッポラの秀逸さが光る場面の一つに思える。

約三時間の上映に重苦しく小難しいイメージもあるが、物語は分かり易く興味の持続力は永遠に。

頼れる存在で説得力ある演技を見せ付けるM・ブランドが弱々しく変貌する反面、マイケル演じるA・パチーノの表情が逞しく変化する演技も圧巻。

"PART II"から怒鳴り散らす印象のマイケルは本作では、ラストに抑えながらの怒鳴りが一度だけ。

時代が変わろうとも、何度観ても色褪せない、新たな発見を繰り返す、素晴らしい名作。

万年 東一
CBさんのコメント
2022年7月12日

> マイケルの苦悩や困難は既に始まり、不穏な空気のまま映画は幕を閉じる
そうなんですね。こりゃ、2も必見だな。
いやあ、面白かったです。幸せ!

CB