コクーン2 遥かなる地球
劇場公開日:1989年6月10日
解説
コクーンの威力によって若さを取り戻し、不老不死の惑星に旅立った老人達が、5年の月日を経て地球へ里帰りすることで起きる事件を描くシリーズ第2作。製作はリチャード・D・ザナック、デイヴィッド・ブラウンとリリー・フィニー・ザナック、監督は「スクエアダンス」のダニエル・ペトリー、デイヴィッド・サパーステインが創作した登場人物を基に、原案はスティーブン・マクファーソンとエリザベス・ブラドリー、脚本はマクファーソン、撮影はタク・フジモト、音楽はジェームズ・ホーナーが担当。出演はスティーヴ・グッテンバーグ、ウィルフォード・ブリムリー、ドン・アメチほか。日本版字幕は戸田奈津子。カラー、ビスタサイズ。ドルビーステレオ。1988年作品。
1988年製作/116分/アメリカ
原題または英題:Cocoon The Return
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1989年6月10日
ストーリー
海底地震の予兆をうけ、海底に残した数体のコクーン救出のためキティ(ターニー・ウェルチ)ら3人のエイリアンが、老人たちとともに5年ぶりに地球に戻ってきた。しかしそのコクーンは、キティたちの手に渡る前にピータースバーグ海洋研究所に引き取られ、やがて中から現われた生命体は研究所の女性科学者セーラ(コートニー・コックス)と意志を通わせるようになる。星からの生命力を与えないと死ぬのは時間の問題の、その生命体を連れて帰れなかったら、と悩むキティに、ジャック(スティーヴ・グッテンバーグ)は優しく慰め、協力を申し出る。一方の老人たちは、孫デイヴィッド(バレット・オリヴァー)の成長ぶりに地球を離れがたく思うベン(ウィルフォード・ブリムリー)とメアリー(モーリン・スティプルトン)や、保育園で働くことに新しい生きがいを感じ始めるアルマ(ジェシカ・タンディ)、そしてアート(ドン・アメチ)の妻ベス(グエン・ヴァードン)が妊娠したりもするが、アルマの夫ジョー(ヒューム・クローニン)は再発した白血病に悩んでいた。亡き妻の思い出を抱きひとり地球に残ったバーニー(ジャック・ギルフォード)も帰ってきた仲間たちの若々しさに影響されて、モーテルを経営する未亡人ルビー(エレーン・ストリッチ)との間にロマンスを芽生えさせる。そんな時、保育園で働いていたアルマが車にはねられ重体となり、瀕死の妻に、ジョーはコクーンからもらった生命の威力を与え、自分は息絶えてゆく。そして海洋研究所で死を待つ生命体を救い出すため、キティ、ベン、アート、そして駆けつけたデイヴィッドがそこに侵入、セーラの黙認もあり無事成功を収め、UFOを待つジャックの船に一行は乗り込んだ。最後の決断の末に、結局惑星に帰ることにした老人は、無事に赤ちゃんを生むことを決意するアートとベスのふたりだけだった。やがてUFOは旅立ってゆき、船にひとり残されたジャックは、偶然にセーラと出会う、淡いロマンスの予感を漂わせながら……。(20世紀フォックス配給*1時間54分)
スタッフ・キャスト
- 監督
- ダニエル・ペトリ
- 脚本
- スティーブン・マクファーソン
- 原案
- スティーブン・マクファーソン
- デビッド・サパーステイン
- 製作
- デビッド・ブラウン
- リチャード・D・ザナック
- リリ・フィニー・ザナック
- 撮影
- タク・フジモト
- 美術
- ローレンス・G・ポール
- 音楽
- ジェームズ・ホーナー
- 編集
- Mark Roy Warner
- 字幕
- 戸田奈津子