恋するシャンソン

劇場公開日:

解説

パリの空の下、家探しをきっかけに知り合った7人の男女が繰り広げる勘違いを、エディット・ピアフからジェーン・バーキンまで永遠のシャンソン、フレンチ・ポップス36曲で綴った軽妙な恋愛映画。監督は「二十四時間の情事」「去年マリエンバートで」「お家にかえりたい」の巨匠アラン・レネ。製作はブリュノ・ペセリ。脚本は主演のアニエス・ジャウィとジャン=ピエール・バクリ(「家族の気分」でも共演)。撮影はダニエル・シュミット作品などで知られる名手である「不倫の公式」のレナート・ベルタ。音楽はブリュノ・フォンテーヌ。美術は「去年マリエンバートで」以来のレネ組であるジャック・ソルニエ。編集は「死と乙女」のエルヴェ・ド・リューズ。衣裳はジャッキー・ビュダン。録音は「とまどい」のピエール・ルノワール。出演は他に、「私の男」のサビーヌ・アゼマ、「カドリーユ」のアンドレ・デュソリエ、「地に墜ちた愛」のジェーン・バーキン、「女優マルキーズ」のランベール・ウィルソン、「男と女、嘘つきな関係」のピエール・アルディティほか。98年セザール賞最優秀作品賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、編集賞、録音賞、98年ベルリン映画祭生涯芸術貢献賞を受賞。

1997年製作/120分/フランス・スイス・イギリス合作
原題または英題:On Connait La Chanson
配給:コムストック
劇場公開日:1998年8月1日

ストーリー

不動産会社に勤めているシモン(アンドレ・デュソリエ)は、ツアー・ガイドのカミーユ(アニエス・ジャウィ)をひそかに愛している。それで彼女に、自分はラジオドラマ作家をしていると嘘をついてしまった。中世の農民騎士に関する論文を書いているカミーユは、不動産仲介業者のマルク(ランベール・ウィルソン)に夢中である。マルクはシモンの上司であり、カミーユの姉オディール(サビーヌ・アゼマ)にアパルトマンを売り付けようとしている。オディールは夫クロード(ピエール・アルディティ)の無言の反対にもかかわらず、そのアパルトマンを買う決意をしている。そんなオディールの前に、何年も音沙汰のなかった友人ニコラ(ジャン=ピエール・バクリ)が現れる。クロードは若い女性と浮気しているが、ニコラの存在に妻の心が揺れ動いていることに我慢できなかった。ニコラは実はシモンの客で、近ごろは体の調子がおかしく毎日病院通い。妻のジェーン(ジェーン・バーキン)ともうまくいっていないが、見栄っ張りで、表向きは幸せな家族生活を装っている。そしてオディールの新居での引っ越しパーティーの日。初めて全員が顔を合わせた。クロードは来る前に愛人と別れており、妻オディールにも別れを告げるつもりだった。そんな時、マルクとカミーユの仲に嫉妬するシモンが、マルクに彼は不良物件を売り付けたのだと非難した。クロードはマルクを問い詰める。言い逃れしながら退散するマルク。クロードはオディールを慰め、ふたりの仲は戻った。ニコラは携帯電話でイギリスの妻ジェーンとヨリを戻す。そしてシモンは鬱病に悩まされているカミーユを励まし、皆から嫌われてしまったマルクはひとり自分を嘆くのだった。

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映画レビュー

3.0シャンソン

2022年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

アラン・レネ 監督作品(1997年)

シャンソンが好きなので
タイトルに惹かれてCSで鑑賞。
意外と面白かったのでラッキー⭐

7人の男女が、織り成す恋愛模様。
新旧のシャンソンやフレンチポップスが
キャラクターの台詞(口パク)の
一部として 聴ける楽しさです。
(歌は、オリジナルの歌手)
男性が女性の声で歌うとか(逆も)
自分の心境をヒット曲に託して歌う
発想が面白くて 笑えました。

ジェーン・バーキンが
ジェーンという役で登場し
歌っていたりも

(^^)/
シモン役のアンドレ・デュソリエは
アガサ・クリスティの
「親指のうずき」を
フランスで映画化された
「奥様は名探偵」にも出演されています。

カミーユ役のアニエス・ジャヴィと
ニコラ役のジャン・ピエール・パクリは
(COMME UNE IMAGE)2004年
「みんな誰かの愛しい人」でも共演。

監督・脚本もで
2004年カンヌ国際映画祭
脚本賞 受賞作品

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LaLa