激突!のレビュー・感想・評価
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あおり運転、絶対にダメ!
得体のしれないトレーラーに90分追われ続ける。究極のワンシチュエーション作品です。だからこそ、一度入り込むと最後まで目が離せない。各言う僕も早々に入り込んでしまって、主人公デイヴィッド目線でずっと恐怖を感じながら、目が離せませんでした。
正体の見えないトラックドライバー、理由のわからないあおり運転という状況に対して、人となり、姿形が明らかで、こちらにも理解しやすく恐怖の感じてくれるデイヴィッド、どうしてもデイヴィッドに感情移入してしまいますよね。そういう意味で作品の作り方がうまいですね。デニス・ウィーバーの恐怖の演技もいい意味で一般人的で作品のよさが引き立ってました。
最後の終わり方も、スッキリしないと感じもあるけど、理不尽な恐怖に味わっていたデイヴィッド目線の作品と考えると自然な終わり方なのかなと感じました。
全然関係ないですが、あのトレーラー見てると、マッドマックスを思い出しました(笑)
スピルバーグの原点
主人公はスピルバーグの父親のメタファー
この映画は単なるエンターテイメントと勘違いされることがありますが、決してそうではありません。
監督のデビュー作では監督自身の価値観や人生が色濃く反映されるケースが多く、この映画も例外ではありません。
スピルバーグの映画では「親になれない大人」「親に捨てられた子供」が表現されていることが多く、それが作家性です。
この映画でもその作家性が盛り込まれており、それは主人公がスピルバーグの父親のメタファーであることです。家庭を見捨てていることや不道徳であることが映画の中で多く演出されており(ラジオの内容など)、それがこの映画に深みを与えている要因だと考えます。
YOUTUBEで動画を作成しているのでよろしければそちらもご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Krb574iDh-c
隠れた名作
BSテレ東吹替版で再見。昔はかなりドキドキした記憶があったが、今回...
単純な面白さ
この映画の公開日は1973年です。
それを念頭に入れて観て欲しいですね。
今見たら作り込みが甘いところとかある等感じる部分は多々あると思いますが、当時でと考えると、それなりの傑作でしょう。
トラックを追い越すと、無意味に追い掛けられる。そして、相手の顔が映らない。これは、今の映画では観られないですよね。今の映画は人を殺すにしても、何か理由がある。でも、この映画には理由が無い。
そして、他の道を何故探さないのか。
その理由は多分、冒頭であった妻との離婚の危機が関係してるのでしょうね。夕方までに帰らないと離婚。けど、仕事の場所の都合上帰れる保証がなく、走っていた道が一番の近道だったのでしょう。離婚の危機だったので、遅く走っていたトレーラーを追い越した。そしたら執拗に追いかけられる羽目になった。
追い掛けられながらも、妻との約束の為に仕方が無く他の道を探さなかった。と言うか、映画であった道的に、一本道しか無かったはずです。なので、Uターンしか方法はありません。つまり、その時点で離婚です。それなら、追い掛けられながらも家に早く帰りたかったでしょう。
あおり運転西部劇
早く用を済ませて帰宅しないと妻がうるさい…。ちょっと急いで運転していたある日。
大型トラックを追い越したことから、執拗に煽られ命を狙われることになったビジネスマンDavid。
シンプルなのに面白い。
臨場感溢れる心理戦。
現実問題になっているせいか、煽られる恐怖と鬱陶しさ、理不尽さが余計に緊張感を高めます。
面倒を避けようと常識的に対処を試みて来たDavidが、終盤は覚悟を決めて決闘を受けて立ちます。
冒頭のドライブシーン、もし小津監督が撮ることになってもこの高さじゃないかしら(^^)。コインランドリーの蓋を通して映したり、横転した車体から遠くの絶壁に立つDavidを映したり、カメラのアングルがとても上手いように思いました。
独り言の多い辺りは、若干初心者っぽい作りかな?
あと…振り向き過ぎ(^^)?
前見て走りましょう。
赤い車は目立つわね…。
タンクローリーって改造すればすごく速く走れるものなんですかね。爆発しなかったから積荷もなかったのか?
フェラーリとかランボルギーニとかなら流石に挑戦してこないのかなぁ…。ちょっと観てみたい。
ロードスリラーと呼ぶのでしょうか、最近観た中では“Joy Ride”も、運転手の正体が分からなくて不気味でした。
この男優さんの運転、身体とハンドルの距離がすごく短いです
公開当時は小学生であっただろうか。多分初めて観たのは中学生の頃TVにて。その次の日の遠足では、「昨日の激突見た?」などと映画の話題一色になってたほど。
これが世界の監督スピルバーグの処女作だ!なんてのは後になってから知った。当時でもド派手なアクション映画はいっぱいあったし、こういう人間の心理面中心に描いたサスペンス・アクションは画期的でした。ただし、もちろん車の運転なんて知らない頃だったので免許を取ったあとで再度観たときの方が怖かったです。
一番怖いシーンは、トラックの運転手が手で合図して追い越させようとするシーン。休憩して追いやったと思ったら再び登場するところ等々。大人になって自分でも運転するようになってからは、とにかくトラックを煽らないようにと決めた・・・
90分煽られまくり
原題:Duel
追い越しただけなのに・・・
「激突!」字幕版 PSvitaで鑑賞。
*概要*
セールスマンvs執拗に迫り来るイカれたトレーラー。
*主演*
デニス・ウィーバー
*感想*
スティーブン・スピルバーグ監督が初めて長編映画を撮った作品。
今まで色んな映画を観てきましたが、ここまでシンプルな映画は初めてで、めちゃめちゃ面白い!\(^^)/
車を運転するセールスマンが前を走ってた迷惑なトレーラーを追い越しただけなのに、そのトレーラーが執拗に迫り来る…。。
自分は車の免許を持っておりませんが、OPのシーンは自分が運転している気分になりました。OPが地味に長くて眠くなりましたが、あのイカれたトレーラーが出てきてからはその眠さが吹き飛びましたw
レストランやガソリンスタンドなど、セールスマンが立ち寄る場所に毎回現れるので、トレーラーがだんだん走る巨大モンスターに見えてきました(^^;
一番怖かったのは、物語中盤、セールスマンが必死に公衆電話で警察に通報しようと試みようとするんですが、後ろからイカれたトレーラーが突っ込む所はビビりましたね。。あのシーンは何というか、、執着心が強いと言うかなんというか、、(笑)どんだけキレてるんだよw あのシーンは、怖いというより笑っちゃいましたww
あ~携帯電話があればな…w この時代は公衆電話しかないですもんね… (^^;
毎回イカれたトレーラーに遭遇する度の緊迫感のあるBGMが良かった!
個人的に気になったのは次の4つ。
①映像の中にスタッフらしき人物が映り込んでいるのは気のせい?
これはどういう事かと言うと、最初にセールスマンが立ち寄ったレストランに右側辺りにガラスの反射で、カメラの赤いランプのようなものが映り込んでいたような気がするんです。あと、セールスマンが公衆電話で警察に通報しようとした時に窓の反射でスタッフらしき人物の胴体が映ってたような…(^^; まぁ~僕の見間違いかもしれませんが、少しだけ気になりましたw
②イカれたトレーラーの運転手は一体何者なのか?
まるで、モンスターのように執拗にセールスマンの車に追っかけてくるイカれたトレーラー、その運転手は一体何者なんだろう?どんだけ暇なんだよと最初から疑問に思ってました。結局その正体は最後まで解らなかったなー…
最後のセールスマンとの対決は地味でしたが、ハラハラしました。ガス欠寸前のセールスマンの車、それに対して迫りくるイカれたトレーラー。最後のセールスマンの作戦はベタですが、良かった!(^^)
③セールスマンは決戦の後どうなったのか?
④カメラが近いw 顔のドアップがかなりあって、通勤中に見てましたが、セールスマンの顔のドアップに思わず笑いそうになりましたw
気になる所は多々ありましたが、話が非常にシンプル。今まで観てきた映画の中でダントツにシンプル!
あ~面白かった!\(^^)/
顔が見えないって斬新で賞
単純明快エンターテイメント
伝説の作品
飽きさせない力
見始めたときには、ただトラックに追われるだけのストーリーをどれだけ引っ張れるのか不安があったが杞憂。観客を引き込む緩急の付け方が良く、飽きることなくラストまでみられた。最初から最後までクライマックスというのは、近年マッドマックス怒りのデスロードでもみられた手法の古典。しっかり嫌な気分にさせながら、あっけなく、しかも理由をつけずに終わる後味の悪さは好きなところ。
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