哀愁のトロイメライ

劇場公開日:

解説

『トライメライ』などを残した天才音楽家ロベルト・シューマンの妻で自らもピアニストとして名をなしたクララ・シューマンの愛の半生を描く。監督・脚本はペーター・シャモニ、共同脚本はハンス・A・ノインツィッヒ、撮影はジェラルド・ヴァンデンバーグ、演奏はディートリッヒ・フィッシャー・ディスカウ、ヴィルフェルム・ケンプ他。編集はエルフィー・ティラック、美術はアルフレッド・ヒルシュマイヤーが担当。出演はナスターシャ・キンスキー、ヘルベルト・グリューネマイヤー、ロルフ・ホッペ、アニヤ・クリスティーネ・プロイスラーなど。

1981年製作/東ドイツ・西ドイツ合作
原題:Fruhlings Sinfonie
配給:大映インターナショナル
劇場公開日:1985年1月15日

ストーリー

ライプチヒで、パガニーニのバイオリンの演奏を聞いたロベルト・シューマン(ヘルベルト・グリューネマイヤー)は、法律の道を願う母親の思惑とはうらはらに、音楽教師フリードリッヒ・ヴィーク(ロルフ・ホッペ)のもとに弟子入りする決心を固めた。彼の自慢の弟子は、実の娘クララ(アニヤ・クリスティーネ・プロイスラー)だ。彼女の天才ぶりにロベルトも驚嘆した。やがて美しい娘に成長したクララ(ナスターシャ・キンスキー)。彼女が15歳の時、クララより年上の大人の雰囲気をもった令嬢エルネスティーンが弟子に迎えられた。令嬢にロベルトが夢中になり、婚約した。嫉妬するクララ。このことが逆に刺激になり、2人の間は接近した。クララの16歳の誕生日に口づけを交わす2人。2人のロマンスに気づいたヴィークは急にロベルトによそよそしくなり、クララから引き離そうと努めた。才能はあっても無責任で浪費家である彼に可愛い娘をまかすことは危険だと考えたのだ。ヴィークによってロベルトとの仲を引きさかれたクララは、パリへと旅立つことになった。そのことを告げにロベルトの許を訪れたクララに、ロベルトが、新しい曲「トロイメライ」を示した。やさしい調べにやすらぐ2人。ロベルトへの強い愛を抱きながら、パリに行ったクララは、早くも挫折した。遂にロベルトとの結婚を決意したクララは、父の反対を無視して式を挙げた。ロベルトは第一交響曲の完成に力を注いだ。やがて完成したその交響曲は「春の交響曲」と名付けられるのだった。

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