グラディエーターのレビュー・感想・評価
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超大作と呼ぶにふさわしい、引き込まれた
”ローマ帝国”とは、最盛期には世界の人口の1/4を支配していた。。。
歴史の授業は全然好きじゃなかったけど、今は歴史から学ぶことが大切だと思える。
この映画も、理不尽なこの時代をタイムスリップして観ることができた気がする。
日本は侵略による土地の奪い合いは少なく、今の世界情勢を理解しがたいが、映画のような現実が過去にあったとすると、”歴史は繰り返す”と思うだけなのか。肯定するのか。
自省しない息子
フィギュアスケートでたびたび使われるサントラ。最近では北京オリンピックで、坂本花織選手のショート、鍵山優真選手のフリーで使用された。壮大な音楽に素晴らしい演技。ドーピングで揺れた、異様な状況の中で、メダル獲得できて本当に良かった。
テレ東午後のロードショーを録画したので、かなりカットされているよう。トリプルアクセルを5回連続で跳んだかのごとく、早回しだった。キュルキュルっ。でも、要点はつかめたので、とりあえず満足。機会があったら、フルサイズ字幕版で見たい。
最近ドラマで突然脚光を浴びた、マルクス・アウレリウス。「自省録」を書いた、5賢帝と評される人。勉強好きだったらしいが、息子はあまり彼に似なかった。この息子コムドゥス、どれ位ダメな皇帝か知りたかったので、ちょっと調べてみた。そしたら、最初はそんなに悪い人ではなかったようだ。欲の強い姉に暗殺されそうになり、それ以来疑い深くなったらしい。疑うあまりにたくさんの人を処刑しちゃったんで、結局自分が始末されてしまった。映画では先天的に残虐とされたが、悪役らしく色付けしたかもね。まあ、自分が勝つために、セコいマネするところは、確かに性悪だった。
コーラスを使った、印象に残る音楽。映画の世界観をよく表していたと思う。
冒頭の戦闘シーンからグッと引き込まれていく。その迫り来る迫力、地響...
大画面で観るべき作品
善人 vs 悪人
午前十時の映画祭にて。
天国でまた会おう
午前10時の映画祭で。21年ぶりの劇場鑑賞。
リドリー・スコット監督。音楽はハンス・ジマー。敵役はホアキン・フェニックス。などなどなど。その豪華すぎるクレジットに、今更ながら鳥肌が立ちます。
そう言えば。「女性の苦悩」は物語りの重要な要素。リドリー・スコットの得意ネタです。戦闘前からの音楽は「火星 (ホルストの"惑星")」みたいで、いかにもハンス・ジマー。「精神を病んだ男」がホアキン・フェニックスなんて、いかにもです。
公開は21年前ですが、これは旧さを全く感じさせない。CGに頼らず(もちろん使ってますけど)、製作費を惜しみなくつぎ込んで造りこんだ歴史スペクタクル。
コロセアムでの戦闘シーンは、個人史に残る燃え具合。これはカッコ良い。と言うか、ラッセル・クローのカッコ良さはメーター振り切ってるから!
あざとさは感じるものの、エンターテイメント大作として、これ以上のものは、今や望むべくもなく。と言うか、人類史最後の歴史スペクタクル作品と言っても良いかも知れません。いや、大金はたいてチャレンジする人は、もう現れないんじゃないかと。
でも。Westsideをリメイクする物好き、と言うか、金持ちはいたからなぁ。CGオンリーじゃない、大予算の歴史スペクタクルが、今後製作される事ってあるんだろうかと思いつつ。
面白かった。とっても。
大迫力の決闘シーン
午前十時の映画祭11にて。
古代ローマの皇帝アウレリウスは、ゲルマニア戦で勝利したあと、信頼を寄せる将軍マキシマスに次期皇帝の座を譲ろうと考えていた。それを知った野心家の王子コモドゥスはマキシマスへ皇帝を譲られる前に父を殺し、自ら皇帝となった。新皇帝として、マキシマスに死刑を宣告したが、マキシマスは処刑人たちを倒して故郷へ帰ってきた。そこで見たのは、コモドゥスの手下に殺され焼け焦げ吊るされてた妻子の姿だった。絶望し倒れていたところを、奴隷の売人に拾われ、売られたマキシマスは剣闘士として闘技場で死闘を繰り返しながらコモドゥスへの復讐を図る、という話。
遠征中のローマ軍とゲルマニアとの戦いやコロッセオでの殺し合いなど多くの人を使って迫力があった。
マキシマス役のラッセル・クロウも良かったし、コモドゥス役のホアキン・フェニックスが憎らしい役を好演してた。
コモドゥスの姉役のコニー・ニールセンが美しくて魅力的だった。
劇場の大画面で観れたことに感謝です。
壮大な歴史スペクタクル
古代ローマを舞台に復讐に燃える剣闘士の不屈の闘いを描いた歴史スペクタル。ありがちな権力闘争で驚くような展開はないが迫力ある効果音や音楽が素晴らしい。小麦畑を歩くシーンも美しく好印象を受けた。
(午前十時の映画祭にて鑑賞)
2022-46
後世に語り継がれる一本には至らず
何と言っても、ラッセル・クロウの役作りに尽きるだろう。悪役のキャラも立っているし、映画の基本的な構造が本当によく作りこんである。
それでも、残念なことがあるとするなら、このジャンル、仮に史劇スペクタクルとでも言おうか、には、「ベン・ハー」という金字塔があり、世界中の映画ファンに愛されている。それを超える映像を目指してほしかったが、そこに至らないのは、何といってもアクションのリアルさが、やや足りなかったことだろう。
最大の見せ場の、虎と闘うシーンはさすがの迫力ながら、そこに限界があることは理屈で分かる。虎を殺すわけにいかないし、人間を襲わせるわけにもいかないからだ。しかし、後年に「ライフ・オブ・パイ」が製作され、CGを駆使して描かれた飢えた虎はとてもリアルだった。
今見ると、どうしてもそこの部分も含む演出に本当っぽさというか迫力が足りないと思う。後世に語り継がれる一本にならなかったのは、そういうことだと思う。
2018.6.12
これも間違いなく何度も観たくなる映画シリーズ
【”正しいローマに・・。亡き主君の想いを伝え闘う男の魂は、故郷に戻った。”今作は、男の誇りを描いた壮大なスペクタクル映画であり、壮烈な復讐劇でもある作品である。】
<Caution! 内容に触れています。>
・1度目の鑑賞時には、勧善懲悪且つ、ラストの且つてはローマ帝国の将軍であったマキシマム(ラッセウ・クロウ)が、コモドゥス(髭のない、ホアキン・フェニックス)との激闘の後に、ローマの民衆に厳かに担がれていくコロセウムのシーンにカタルシスを感じたモノである。
・2度目の鑑賞時には、男の誇りとは何であるか、愛する妻と子を守れなかったマキシマムの哀しさと、怒りをバネにして不屈の如く立ち上がる姿と、彼を慕うキケロを始めとする元部下たちの姿が印象的であった。
・3度目の鑑賞時には、父マルクス・アウレリウス帝や思慕する姉ルシッラ(コニー・ニールセン)始め、元老院やローマの民たちにまで、慕われなかった狡猾な皇帝コモドゥスの孤独、哀しさが、この作品に奥行きを与えている事に気づいた。
<いづれにして、コロセウムでの数々のマキシマムの死闘が、実に印象的な作品。
コモドゥスとの一騎打ちの前、脇をナイフで刺された状態で戦いながら、見事に妻と子の仇を取った後に、亡き主君の想いを元老院のクイントゥスに託し、地に斃れるマキシマムの姿。
そして、彼の屍は、”民”達に担がれ、コロセウムから運び出されるのである。
一方、コモドゥスは最後まで誰にも慕われず、屍は地に置かれたままという望遠で描く対比・・。
今作は、ラストの彼の魂が、愛する妻と子の元に帰るシーンも忘れ難い逸品である。>
人生における至高の一作
歴史大作
隠しきれないリーダーとしての才
王道が好きな方に
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