「天国でまた会おう」グラディエーター bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
天国でまた会おう
午前10時の映画祭で。21年ぶりの劇場鑑賞。
リドリー・スコット監督。音楽はハンス・ジマー。敵役はホアキン・フェニックス。などなどなど。その豪華すぎるクレジットに、今更ながら鳥肌が立ちます。
そう言えば。「女性の苦悩」は物語りの重要な要素。リドリー・スコットの得意ネタです。戦闘前からの音楽は「火星 (ホルストの"惑星")」みたいで、いかにもハンス・ジマー。「精神を病んだ男」がホアキン・フェニックスなんて、いかにもです。
公開は21年前ですが、これは旧さを全く感じさせない。CGに頼らず(もちろん使ってますけど)、製作費を惜しみなくつぎ込んで造りこんだ歴史スペクタクル。
コロセアムでの戦闘シーンは、個人史に残る燃え具合。これはカッコ良い。と言うか、ラッセル・クローのカッコ良さはメーター振り切ってるから!
あざとさは感じるものの、エンターテイメント大作として、これ以上のものは、今や望むべくもなく。と言うか、人類史最後の歴史スペクタクル作品と言っても良いかも知れません。いや、大金はたいてチャレンジする人は、もう現れないんじゃないかと。
でも。Westsideをリメイクする物好き、と言うか、金持ちはいたからなぁ。CGオンリーじゃない、大予算の歴史スペクタクルが、今後製作される事ってあるんだろうかと思いつつ。
面白かった。とっても。
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