「スピルバーグでさえ出来ない、アクションと作品性の共存」グラディエーター カメさんの映画レビュー(感想・評価)
スピルバーグでさえ出来ない、アクションと作品性の共存
個人評価:4.3
リドリー・スコットによる至極のアクション大作。
つくづくこの監督は一流のアクションと、作品性の高さを共存できる、数少ない監督だと感じる。
スピルバーグでさえ、アクションと作品性は共存させていないと感じる。
オスカーを受賞したラッセル・クロウの演技は完璧さを誇り、どこから見ても、まさに古代ローマの誇り高き本物の戦士だ。ホアキンのコモドゥスの皇帝も、神憑かった演技が圧巻で、助演のオスカーに値する。
皇帝を撃つのは、市民でも貴族でもなく、唯一失うものが無い奴隷だけが、捨身でそれを実現できる。
そのまさに古典ともいえる物語のテーマを見事に描き上げる。
リドリー作品でも指折りな本作。
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